フケやかゆみが出たり、シャンプーやマッサージの際に触れるとぼこぼこしているなど、頭のできものはいつの間にかできているものです。
でこぼこを押すと痛い、触るとぼこぼこしているけど痛くないものもありますが、できものがある時は何科で治すのが良いのでしょうか?
抜け毛や薄毛の原因にもなる、頭皮のできものやでこぼこの原因や治すなら何科がよいのか、できものやぼこぼこを作らない・改善する対策を解説いたします。
頭にでこぼこしたできものができる原因は?
頭皮は体の中で最も皮脂分泌が活発で、毛穴も密集しているため蒸れやすく不衛生な状態になり、できものの発生率が高いです。
毎日シャンプーしていても、かゆみや痛みがあるできものができてしまうこともあります。一体なぜ、頭にできものができてしまうのか、その原因と種類を解説していきましょう。
頭にできるできものの原因と種類:頭皮のコリ
1つ目の頭にできるできものの原因と種類は、頭皮のコリによる老廃物の蓄積です。
頭皮には筋肉が少なく、リンパや血液の流れが滞り老廃物が溜まりやすいため、老廃物が蓄積されて頭皮表面にぼこぼこした凹凸として現れることがあります。
老廃物の蓄積は血流が悪化していることも表れでもあり、血行不良による抜け毛の増加や薄毛を進行させる原因にもなるので、早期の対策が必要です。
頭にできるできものの原因と種類:ニキビやかぶれ
頭にできるできものの原因と種類、2つ目は頭皮環境の悪化によるニキビや何らかの物質によるかぶれです。
頭皮は外気や紫外線による乾燥、また皮脂や蒸れなどによって常在菌の異常繁殖が起こり不衛生になりやすいため、頭皮環境が悪化し炎症が起きた結果としてニキビや毛嚢炎・かぶれを起こしている可能性があります。
他にも、シャンプーや食べ物・花粉、ヘアカラーなどによるかぶれが生じた場合、ぼこぼことした接触性皮膚炎や蕁麻疹ができるケースもあるので、特にアトピーやアレルギー体質の方は注意しましょう。
頭にできるできものの原因と種類:乾癬
頭にできるできものの原因と種類の3つ目は、自己免疫機能の異常による乾癬です。頭皮以外ではひざやひじ・おしりなど外部刺激を受けやすい場所にできやすいです。
髪の毛の生え際や耳周りに、ぼこぼことした赤い発疹があり表面が白くカサカサしている、細かいフケ状のものや大きく皮膚がはがれるなどの場合は乾癬を疑いましょう。
乾癬の原因は、症状がでている箇所の新陳代謝が過剰になっているからであり、人に感染させるような疾患ではありません。
頭にできるできものの原因と種類:腫瘍
頭にできるできものの原因と種類、4つ目は頭皮内部にできるイボや粉瘤など良性の腫瘍、または悪性の腫瘍です。
触っても痛くない、状態の変化が緩やかな場合もありますが、触る・押すと痛いものや変化や進行が早いものまでさまざまあり、良性か悪性かは専門医による病理検査で判断します。
以下に記載している悪性腫瘍の可能性があるポイントに当てはまる場合は、早期に皮膚科や形成外科を受診してください。
- 見た目が黒くにじんでいる
- 表面から血や膿がでている
- カサブタが治らない
- 悪臭がする
- 急に大きくなった
頭皮のできものは薄毛の原因にもなる!
頭皮にできるできものやぼこぼことした湿疹などは、抜け毛が増える・薄毛の進行が早まるなどの原因になり得ます。
上記で解説した原因と種類の中でも、頭皮のコリやニキビなどの炎症・かぶれは頭皮環境の悪化につながり、そのまま放置すると抜け毛が増えて薄毛が進行するため注意が必要です。
頭皮のできものの治療と並行して、頭皮環境の改善を行えば抜け毛の減少も可能です!あなたに合う改善方法や薄毛対策をアドバイスできる、薄毛の専門家まで気軽にご相談ください。
頭のできものやでこぼこを治すなら何科?
抜け毛や薄毛の原因にもなる頭皮のできものやでこぼこを治すには、一体何科を受診すると良いのかと気になる方もいるでしょう。
一般的には皮膚科を受診すると考える方が多いと思いますが、できものやぼこぼこの種類・原因によっては別の診療科の受診がおすすめな場合もあります。
頭のできものやでこぼこは何科で治す:皮膚科
頭のできものやでこぼこがニキビやかぶれ、乾癬の場合は何科で治すかというと、皮膚科を受診して治療するのが一般的です。
脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎・蕁麻疹など、皮膚疾患や毛穴の炎症によるニキビはもちろん、免疫バランスの乱れが原因とされる乾癬も皮膚科による治療が行われます。
ご自身や家族などに見てもらって発疹や炎症が起きている場合は、症状が悪化する前に皮膚科を受診して的確な治療を開始しましょう。
頭のできものやでこぼこは何科で治す:形成外科
頭のできものやでこぼこを触ると臭い液状のものが出る・中にしこりがある、できものが大きくなっているなど場合は何科で治すのかというと、形成外科の受診もおすすめです。
できものの中に異物がある、しこりや腫瘍など摘出手術が必要な場合では、皮膚科よりも設備の整った形成外科の方が適しているケースがあります。
傷跡を小さく済ませる、治療跡が残りにくいなど医師の高い技術が必要になることもありますが、皮下組織に浸潤しているような疾患(粉瘤・腫瘍など)は形成外科が適していると言えるでしょう。
頭のできものやでこぼこは何科で治す:医療機関以外
頭皮を触った時にぼこぼことしている、柔らかさがなく張っている・動かないなどの場合は、頭皮のコリが原因で老廃物が蓄積している可能性があるため、医療機関以外の薄毛専門サロンやヘッドマッサージ店を利用してみましょう。
頭部の血流やリンパの流れを促進する施術を受けると、頭がスッキリするだけでなく頭皮内部の血流やリンパの流れが促進され、老廃物が排出されてぼこぼこが解消されていきます。
軽度なら1~3回ほどで改善も可能ですが、抜け毛が増えたり薄毛が進行している場合は、数か月~年単位で施術が必要になるかもしれないので、気付いたら早めに相談から始めてみてください。
頭皮にでこぼこしたできものを作らない・改善する対策
頭皮のできものやぼこぼこは、誰にでもできる可能性があるものです。今は無いから安心だというものではありませんし、いつできものやでこぼこに気付くかもわかりません。
頭にできものを作らない対策やできもの・ぼこぼこに気付いたあとに改善する対策を知り、予防と改善に努めましょう。
頭にできものを作らない対策
頭皮のできものやでこぼこは、乾燥・蒸れや紫外線などが原因になる頭皮環境の悪化、シャンプーやヘアカラー剤・花粉などアレルギーによって発生するケースが多いです。
できものを作らないための対策を以下に記載いたしますので、頭皮のでこぼこやできものに悩みたくない方は毎日しっかりとケアをして、予防に努めてください。
- 肌質に合ったシャンプーを使い正しく頭皮を洗う
- 髪の毛や頭皮はドライヤーを使って乾かす
- 寝具は適度に交換して清潔を保つ
- ストレスはこまめに発散する
- 栄養バランスの整った食事を摂る
- 生活習慣を整える
- 頭皮を紫外線から守る
- 頭皮マッサージを行う
頭のできものを改善する対策
すでに頭皮にできものやぼこぼことしたものができている場合は、早く治すためにも治療と並行して改善する対策を行いましょう。
医療機関の受診で処方された薬を正しく服用・使用することはもちろん、適切な対策を行えば切除が必要なできもの以外は治癒までの期間が短くなりますので、ぜひ試してみてください。
- 医療機関を受診する
- 治療薬は正しく適切に服用・使用する
- 正しいシャンプーの方法で頭皮を清潔に保つ
- 食事や睡眠など規則正しい生活を送る
- 枕カバーは毎日交換する
- パーマやヘアカラーは避ける
- 傷がある・押すと痛い場合以外は頭皮マッサージを行う
頭皮のできものは何科で治す?頭皮がぼこぼこ・でこぼこになる原因や対策法を解説
本記事では、頭皮のできものやぼこぼこができる原因や何科で治すのか、でこぼこを作らない・改善する対策を解説いたしました。
誰にでも頭皮のできものやぼこぼこは発生する可能性がありますが、対策を行えば作らないことも改善も可能だということがわかって頂けたと思います。
もしもできものができてしまった場合はまず皮膚科の受診がおすすめですが、抜け毛が増えたり薄毛の不安がある場合は治療に並行して行える施術や対策を行いましょう。
ご自身に合った施術や対策を知りたいという方は、薄毛の専門家までいつでも気軽にご相談ください。