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【雨と薄毛の関係】酸性雨が頭皮に当たるとハゲるって本当なの?解説します

雨 頭皮 薄毛

「雨に濡れるとハゲる」という迷信を一度は聞いたことありませんか?

日本周辺の上空は、冷たい空気と暖かい空気が衝突しやすい場所に位置しているため、1年を通して雨が多い国です。

雨が多く降る関係で、もしかしたら自分の髪の毛が雨(酸性雨)に当たることで「抜け毛やハゲが進行しているかもしれない…」と不安になる人も多いと思います。
そこで今回は、雨と薄毛の関係性や酸性雨などの雨が頭皮や髪の毛に当たるとハゲるのか?について解説していきます。

目次

雨が当たることでハゲるのか?

雨 髪の毛 

結論からお伝えすると、雨が髪や頭皮に当たることで直接的な要因としてハゲることはありません

ただし、髪の毛や頭皮が雨に濡れたまま放置してしまったり、髪の毛や雨に当たっている状態というのは少なからず頭皮や髪の毛には影響があります。

ではどんな影響があるのでしょうか?
結果として雨が頭皮トラブルの原因に繋がることもありますので、これからしっかりと確認して対策を行っていくことが大切です。

雨が薄毛に与える影響とは?

雨 ハゲる 薄毛 影響

雨が髪の毛や頭皮に与える悪い影響は主に5つあります。一つずつご紹介していきますので、確認してみてください。

  1. 髪の毛のキューティクルが開いた状態となり切れ毛になりやすくなる
  2. 過膨潤になる
  3. 雑菌が増える原因になる
  4. 頭皮が冷えて血行不良を起こす
  5. 雨に含んだ大気の汚れが詰まる

雨が薄毛に与える影響①:髪の毛のキューティクルが開いた状態となり切れ毛になりやすくなる

髪は雨に限らず、水に濡れた状態になると一定数の水分がキューティクルを通り越して、内側まで浸透して水分で膨張した状態になる「膨潤(ぼうじゅん)」が生じます。

この膨潤した状態は髪の毛の芯を守るキューティクルが開いてしっまた状態、つまり髪の毛を保護する機能が働かなくなることで髪の毛が傷つきやすくなってしまうのです。

その結果、雨によって濡れた髪のまま放置すると、髪の毛が摩擦などによって切れ毛パサつきの原因となります。

肌の膨潤は良い!?

髪の毛は膨潤することで傷みに繋がりやすくなりますが、お風呂などでは話は別です。
お風呂の蒸気などで肌が膨潤すると、その後保湿をした際などに角層に保湿成分が届きやすくなるため良い効果をもたらすこともあります。

雨が薄毛に与える影響②:過膨潤(かぼうじゅん)になる

髪の毛が一定数の水を含むことで「膨潤」が生じることは前述でお話しましたが、水を含みすぎることで膨潤が更に増し、「過膨潤」になってしまうことがあります。

過膨潤になってしまった髪の毛はキューティクルが二度と元に戻らず、傷んだままになってしまうのです。もちろんその髪が抜け落ちて新しい髪の毛が生えてくれば元には戻りますが、過膨潤は「カラーやパーマのやりすぎ」によっても起こりますので注意しましょう。

髪の毛が太く長く育つまでには最低でも1年近く時間がかかりますから、なるべく雨の日の外出などでは傘などを用いて対策することが大切です。

過膨潤は危険と言っても、お風呂程度であれば、長時間・多量の水を髪の毛に浸しているわけではないため水を含む量は10%程と言われています。そのためドライヤーでしっかりと乾かすことでキューティクルが問題なく元に戻るのです。

雨が薄毛に与える影響③:雨に濡れた状態が続くと雑菌が増える原因になる

雨で濡れた場合、乾かす道具がなく自然乾燥に任せるなんてことも少なくありませんよね。
しかしこの時に注意してほしいのが、頭皮に存在する「菌の繁殖」です。

頭皮には元々、頭皮を守るために「常在菌」が存在しています。普段は問題ありませんが、増殖してしまった際が問題なのです。

髪や頭皮が雨に濡れた状態で放置すると、体温によって段々と温まり頭皮周辺では高温多湿状態となってしまいます。
高温多湿の環境は、頭皮の雑菌が増える絶好の条件。そのため、雨で濡れたまま数時間など放置した頭皮は、皮脂をエサとして雑菌が増殖しやすい状態となります。

その結果、痒みや抜け毛の原因となり、頭皮トラブルを引き起こしやすくなってしまうのです。

頭皮の痒みが既に気になる人はチラも合わせて参考にしてみてください↓
頭皮のかゆみは自分合う原因を見つけないと治らない!?頭皮の痒みの原因と解決法は?

雨が薄毛に与える影響④:頭皮が冷えて血行不良を起こす

雨に頭皮が濡れたままだと、頭皮が冷えてしまい血流の低下が起こります。

血行不良を起こしてしまうことによって、髪の毛に送る栄養が滞ってしまうことによって十分な栄養を受ける事が出来ず、弱弱しい髪に育ってしまいます。

その結果抜け毛や髪の毛も細くなり薄毛になってしまうのです。

また血行が悪くなると首凝りや、肩凝りも併発し体の不調にもつながりますので頭部をはじめ、体は冷やさないように気を付けましょう。

雨が薄毛に与える影響⑤:雨に含んだ大気の汚れが詰まる

雨には元々酸性の成分が入っていますが、通常の雨の場合は弱酸性です。

他にも雨には不純物が混じっているのをご存じでしょうか。
有機物や重金属類、ナトリウムや二酸化硫黄、窒素酸化物などが入っており、いずれも頭皮だけでなく人体にもあまり良いものとは言えません。

更に頭皮は毛穴が多く汗をかきやすいことから、皮脂や汚れが詰まりやすいため、雨に含まれている細かい汚れなどは結果的に毛穴詰まりを起こしてしまう可能性があります。

その結果、皮質詰まりやフケなどに繋がり髪の毛の成長を妨げてしまったり、抜け毛増加の恐れがあります。

酸性雨が髪へ与える影響とは?

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雨による影響で最も気になるのが、大気汚染物質を含んだ雨である【酸性雨】が頭皮や髪に与える影響です。

そもそも酸性雨が降るメカニズムをご存じでない方も多いと思います。また、日本において酸性雨の心配はあるのでしょうか?

合わせて解説していきますので、参考にしてみてください。

酸性雨とは?

酸性雨とは「大気汚染物質」を含んだ雲から降ってくる、酸性の雨のことです。

雨のPHが下がる理由として、工場や車からでる排気ガスに含まれる硫黄や窒素の化合物(イオン体)が雨と混じることで酸性雨となります。

酸性雨メカニズム

また、最近には中国での大気汚染であるPM2.5が話題となっていますが、度々日本にも偏西風にのってやってきます。
実際に、2014年2月末には東京でPM2.5の数値が高い日に危険な雨が猛威をふるうことがありました。

酸性雨でハゲるのは本当?

酸性雨などで直接的な影響はありません

ですが汚れた状態の頭皮は頭皮環境を悪くしたり、血行不良を引き起こすことで髪の毛のボリュームや抜け毛などに影響してしまいますので、頭皮環境の悪化・抜け毛の原因になることはあるでしょう。

ですがその後のケアをしていれば特に問題はありません。

酸性雨を浴びた後にきちんと頭皮をケアできているかが大事になってきますので、

酸性雨を浴びた後にすぐ洗い流さず放置してしまったり、頭皮に違和感を感じているのにケアなどをしない場合は頭皮や毛髪のダメージとなっている可能性があります。

雨に濡れてしまった場合の対処法について記載しておりますので是非参考にしてみて下さいね。

酸性雨で髪の毛が溶けることはある?【噂を解説】

酸性雨、つまり酸ということは「酸性雨に当たることで髪が溶けてしまうのでは?」という噂があります。酸性雨によって髪の毛は本当に溶けてしまうのでしょうか?

そこで酸性雨が本当に髪の毛を溶かす影響があるのか、解説していきます。

【結論】酸性雨で髪の毛は溶けない!

結論から言いますと【酸性雨で髪の毛が解ける】というのはです。

酸性雨とは、pH値が5.6以下の弱酸性の雨のことを指しますが、絶対的な数値としての基準はありません。ちなみに5.6以下、数字が小さくなるにつれて酸性が強まります。そのため中性である真ん中の値は「7」となります。

酸性雨が発生するその原因は大気汚染物質や、自動車の排気ガスなどにあります。北欧諸国スウェーデンやノルウェーなどでは強い酸性雨によって魚類の死滅などが起き、環境問題にも繋がっています。
また、地域によっては酸性雨が森林を枯らしたり、建物や石像を溶かしたりする被害も起こっています。

しかし、日本で降る雨は一般的にpH4~6程度で中性の「7」に近い数値なのでそこまで強くはありません。
人間の肌も雨と同じように弱酸性に保たれているため、酸性雨を浴びた程度で髪が溶けてしまうということはないのです。

雨に濡れてしまった時の薄毛対策

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「酸性雨が原因でハゲる」ということは考えにくいものの、雨に濡れたまま過ごすこと自体は育毛する上で頭皮状態の悪化に繋がってしまうため好ましくありません。

雨で濡れてしまった場合は、その後のヘアケアが重要です。髪は濡れたまま自然乾燥は控えて、下記のことを意識していくようにしてみて下さいね。

髪が雨に濡れてしまった時の薄毛対策その①:髪や頭皮が濡れたまま放置しない

勿論天気によっては突然の雨などで濡れてしまうことはあるかと思いますが、濡れたまま放置することはお勧めできません。

なぜなら濡れたまま放置すると、体温と雨の水分で蒸された状態の頭皮で雑菌が繁殖してしまったり、切れ毛や頭皮トラブルの原因に繋がってしまうからです。

そのため、雨で濡れてしまったら、タオルやハンカチでしっかりと髪や頭皮の水分を拭き取ってあげましょう。

NG!ドライヤーで乾かさないで!
濡れてしまったからと言って、お風呂上りと同じ感覚でドライヤーを使っている方は要注意です。お風呂上がりの清潔な頭皮と違い、雨に濡れた頭皮は様々な汚れと汗を含んだ水分ですから、ドライヤーで無理に乾かしてしまう事で頭皮の乾燥が進み、頭皮状態悪化に繋がってしまいますので絶対にやめましょう。

髪が雨に濡れてしまった時の薄毛対策その②:帰宅したらシャワーで汚れをしっかり落とす

雨は、空気中の排気ガスや目には見えない埃を拾い上げる性質があるため、このような有害物質を含んだまま髪の毛と頭皮を放置すると、次第に頭皮の嫌な匂いや汚れの原因に繋がります

そのため、帰宅したあとはいつもより丁寧にシャンプーなどで洗髪するように心がけましょう。

雨によって付着した汚れを洗い流して、清潔に保つことが健康な頭皮を維持して薄毛防止にとって大切です。

自分に合うシャンプーが分からないという方は、まず頭皮に合うシャンプーから探してみましょう!↓
シャンプーを選ぶ基準や選び方とは?良い成分と悪い成分も解説

まとめ:酸性雨が頭皮に当たるとハゲるって本当なの?

今回は、「雨に濡れることでハゲるのか?」について解説しました。

雨だけが薄毛の直接的なリスクではありませんが、積み重なってしまう事によって薄毛を進行させていきます。
リスクは低いものの、濡れた時に髪の毛が透けてみえてすだれのような状態になってしまっている場合は、雨等以外の原因で薄毛が進行している可能性が非常に高いと言えます。

ですが、まずは薄毛に対して、適切な雨対策を行い、日ごろから気を付けていくことが重要です。

薄毛や抜け毛が不安な人は当店へご相談を

雨のリスクだけに限らずまずは、自分自身の薄毛が進行する原因を特定し、適切な薄毛治療を行うことが大切になってきます。

当店では、体の内側から抜け毛や薄毛が生じる原因を徹底的に調べ上げ、原因を1つ1つ取り除くことで発毛させます

薄毛は早期に対策することが大切となりますので、不安になりましたらぜひ薄毛の専門家へご相談ください。

髪の毛に関するお悩みはありませんか?お気軽に相談ください。

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この記事を書いた人

川上先生のアバター 川上先生 発毛技能士

スーパースカルプ発毛センター吉祥寺駅前店・渋谷店統括マネージャー

発毛技能士として年間200名以上の薄毛に悩みに乗っています。
1人でも多くのお客様のお悩みが解決し、笑顔が増え豊かな毎日を過ごしていける未来に向け、発毛技能士として全力でサポートさせていただきます。

薄毛にお悩みの方は是非一度ご相談下さいね。

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