鏡を見た時に「私ってこんなに髪の毛薄かったっけ?」などボリュームが減った感覚になったり、家族などに「前より髪の毛薄くなった?」と言われ、ショックを受けた事があるという女性が増えています。
毛量が多いと少ないとでは見た目が5歳変わると言われるように、女性にとって髪の毛は非常に大切なものです。
しかし、女性でもつむじハゲで悩む女性は非常に多く、少しでもボリュームを増やしたいと感じている方が10代や20代・30代にも増えてきており、当店に相談に来られる方の中には皮膚科で治療しても髪の毛が生えなかったという方がいらっしゃいます。
そこで今回は、女性がつむじハゲになってしまう原因や基準と自力で治すための対策法、頭頂部やつむじの気になる薄毛が目立たない隠し方をお伝えします。
女性のつむじハゲの基準・特徴とは?
一般的につむじが薄くなる・つむじハゲと言えば、学生時代に社会の教科書で見た宣教師や元サッカー選手・ハゲでいじられる芸人さんなど、どうしても男性のイメージが強いものです。
男性のつむじハゲと女性のつむじハゲの特徴は同じなのか、また基準や見分け方は?と気になる方のために詳しく解説していきましょう。
女性のつむじハゲは男性と違う特徴がある
女性のつむじハゲは男性の薄毛の形と全く異なり、男性の場合は一部分から極端に薄くなりそこから広がっていくというものですが、女性の場合は一部分ではなくつむじを中心として全体的に薄くなっていくことが特徴です。
以前より分け目の頭皮の地肌が目立つようになったり、髪の毛全体のボリュームが減ってきてしまう・つむじが割れてヘアスタイルが決まらないなどの悩みが出てきます。
本来であれば加齢によって、女性ホルモンのバランスが乱れるため起こるものなのですが、近年では10代や20代・30代といった若い世代の女性にもつむじハゲの悩みが広がってきており、単なる思い込みなだけではなく誰にも相談出来ずに不安を抱え込んでいる方がいるのです。
女性のつむじハゲの基準は?
もしかしてつむじハゲなんじゃないか?と気になる方は、まず下記のつむじハゲの基準に当てはまるかどうかを確認してみましょう。
通常のつむじ | つむじハゲ | |
---|---|---|
髪の太さ | 太い | 細い |
髪の質感 | コシがある | 柔らかい |
抜け毛 | 太く長い | 細く短い |
つむじの周囲 | つむじ部分のみ目立つ・渦がある | つむじ周辺まで地肌が目立つ・渦が無い |
分け目 | 分け目がはっきりしている・狭い | 分け目が広くぼんやりしている・地肌が目立つ |
頭皮の色 | 白い | 茶色っぽい |
自分自身でつむじをしっかりと確認する事は難しいので、家族や協力してくれる友人などに手伝って貰うとより分かりやすいのですが、相談しずらい場合は反射しない程度の光量がある場所でスマホなどを使って撮影したものを確認することがおすすめです。
どこからが女性のつむじハゲかという見分け方
女性がつむじハゲになった時、いったいどのような形・見た目をしているのかが分かれば、自分自身や家族などにもどこからがつむじハゲなのかを判断してもらいやすくなります。
今回は、実際に薄毛の悩みでご来店された女性のお客様のご協力の元、女性のつむじハゲだと判断できる見分け方を実際の写真でご説明いたしますので、参考になさってください。(本記事内の画像は、お客様の協力・同意のもと掲載しております。)
女性のつむじハゲの見分け方:つむじ(頭頂部)のみの薄毛
まず1人目のつむじハゲの見分け方は、つむじの渦が無く割れて広がりボリューム感が無くなっていることが分かるもので、髪の毛がペタッとしていて分け目からつむじにかけての地肌がはっきりと見えてしまっています。
また髪の毛の状態も、側頭部や後頭部の髪の毛と比較してつむじや分け目辺りの髪の毛は細く柔らかい髪質になっており、ご本人も抜け毛が増えていること・抜け毛が細く短いということを気にされていました。
こちらの方はまだ20代とお若い方だったのですが、半年ほど治療を行ったところ元の髪の毛のハリやツヤを取り戻され抜け毛も減って以前と変わらない毛量となり、現在も維持されています。
女性のつむじハゲの見分け方:頭頂部を中心とした全体的な薄毛
2人目のつむじハゲの見分け方は、つむじだけでなく全体的に髪の毛が細くなり、頭頂部の地肌が目立つようになってしまった状態です。
髪をかき分けた際には、つむじだけでなく側頭部や前頭部の髪の毛が薄毛になっているではないかと気になられていたのですが、4か月後には髪の毛が太くツヤが出て地肌が透けて見えていた部分もかなり減少しました。
元々の髪の毛も細めな方ではあったのですが、頭頂部~つむじを中心として側頭部や後頭部よりも細く弱い髪の毛になってしまっており、女性特有のびまん性脱毛症という薄毛を発症されていた方で、現在はより健康で強い髪の毛を維持されています。
女性のつむじハゲは治る?
上記の写真のように、髪の毛はあるが地肌が目立つようになってきている状態が女性特有のつむじハゲの特徴となり、つむじ周辺のみ・つむじを中心とした全体的な薄毛という分類があります。
また最近では、女性の薄毛は年齢関係なく10代や20代でも進行してしまうことがあり、治らないのではないかと不安になる方が多いのですが、女性の薄毛やつむじハゲは男性のように髪の毛が全て抜け落ちてしまうということが稀であり、ホルモンバランスを正常な状態に戻す事によってつむじハゲが治る可能性は高いです。
もし、自分も薄毛かも・・・?と気なる方は、この記事の後半に書いてあるつむじハゲの原因をしっかりと理解して対策していくようにしてください。
女性のつむじハゲは皮膚科で治すのが最適?
女性にとって薄毛になるということは精神的にもかなりのダメージを伴ってしまい、出来るだけ早く髪の毛を増やしたいと考える方がほとんどでしょう。
つむじハゲになってしまった時に治療を行うなら、やはり皮膚科が一番なのでは?と思いがちですが、つむじハゲになってしまった原因によっては皮膚科以外を受診する方が良い場合もあります。
皮膚科以外の診療科を受診する方が良い場合とは?
頭皮に炎症やフケが増えている等の異常が起こっている場合は皮膚科の受診でも構わないのですが、出産後脱毛症であればお産をした産婦人科で産科医や保健師などに相談、また疲労感やむくみ・月経異常などを伴う場合は内科など、女性が薄毛になる様々な原因によって受診する診療科が変わることがあります。
とはいえ、まずは頭皮の異常がないかを確認することから始めることが必要ですので、総合診療科のある病院を受診するか、お近くに無い場合は皮膚科を受診して適切な治療を行う診療科を紹介してもらいましょう。
明らかな頭皮の異常などが無くつむじハゲや頭頂部の薄毛が気になっているという時には、皮膚科で出来る治療よりも有効な方法がありますので、そういった場合は薄毛の専門家に相談していただいた方が、気になる薄毛を早く治すことが出来ます。
女性のつむじハゲが進行する原因は?
女性のつむじハゲは何故、起きてしまうのでしょうか?それには女性ならではとも言える、様々な理由が原因であると考えられます。
以前より若い世代で薄毛に悩む女性が増加しているのも特徴の一つですが、年々共働きの家庭が増えて中には家事に仕事に育児にと大忙しの女性が増えているためだとも考えられます。
また、出産後に抜け毛が増えてしまうことによる出産後脱毛症は、妊娠中に高まっていた女性ホルモンの分泌が一気に低下してしまうことから起こるもので、一般的には半年~1年程度で治まる事が多いので不安になりすぎないようにしましょう。
女性のつむじハゲが進行する原因①:女性ホルモンの乱れ
女性のつむじが薄くなる原因の一つは、女性ホルモン(エストロゲンホルモン)のバランスが乱れることで、エストロゲンホルモンは女性らしい体を維持するだけでなく、髪の毛の成長を促進する力が非常に強いホルモンです。
女性ホルモンは、卵巣が脳の視床下部と呼ばれる司令塔から指示を受けることによって体内へ分泌されるのですが、視床下部は繊細な器官であり強いストレスや生活習慣・睡眠不足、熱や風邪などの病気・そして生活習慣の乱れなどにより働きが抑制されてしまいます。
その結果、女性ホルモンを分泌するための指令が卵巣まで届かず、女性ホルモン量が減少してしまうとつむじハゲになる可能性が高くなり、この女性ホルモンの乱れは出産後・閉経後・更年期のタイミングで起こりやすいもので、その時から薄くなってきたと感じる方は女性ホルモンの減少による薄毛の可能性が高いです。
女性の薄毛は、人によっては自然と良くなる方もいますが中々改善されない方もおられます。そのような方は専門家に相談して、ご自身にあった対策方法で髪の毛を生やすことにチャレンジしてみて下さい。
女性のつむじハゲが進行する原因②:血行不良
女性のつむじハゲが進行する原因には血行が悪いことも深い関係があり、特に冷え性の女性は末端の血流が悪いことが多いため頭皮の血流も悪くなってしまっている可能性があります。
髪の毛に必要な栄養は血管を通して毛根部まで供給されるのですが、特に頭頂部付近の頭皮の血管は非常に細い毛細血管で人によっては毛根まで行き届いていないことがあり、そのため血行が悪い人だと、毛根の毛乳頭細胞まで酸素や栄養が与えられず、髪が細いまま育たなくなったり抜け毛の原因になってしまうのです。
マイクロスコープを使用して見てみると、上記の写真の通り血行が悪い頭皮は頭皮全体が赤く血管が浮き出ている状態となり、この血行が悪い状態が続くと髪の毛へ十分に栄養が与えられず抜け毛となります。
女性のつむじハゲが進行する原因③:ストレス
女性のつむじハゲが進行する原因につながるストレスには、活性酸素の発生増加・コルチゾールの生成という2つの髪の毛に良くないことが起きてしまいます。
活性酸素は体のサビともいわれる成分で人を老化させる物質とも呼ばれており、髪の毛を増やす毛母細胞(髪の毛の素となる細胞)の働きを抑え、細くハリのない髪の毛へと変えてしまうこと、さらに活性酸素を体から取り除く時に髪の毛を作り出す上で必要な亜鉛を含む大量の栄養素が消費され、髪の毛がだんだんやせ細っていくのです。
またコルチゾールはストレスに対して体が抵抗力を高めるために分泌されるホルモンなのですが、コルチゾールを生成する際にビタミンやミネラルなどの栄養素が消費されてしまうため、髪の毛へ供給するための栄養素が減ってしまい、髪の毛が十分に生育できずに抜け毛が増え薄毛になってしまいます。
女性のつむじハゲが進行する原因④:ヘアスタイル
女性のつむじハゲが進行する原因には、髪の毛が長くまとめる事が多い女性やヘアエクステを付けている方が発症しやすい牽引性脱毛症も挙げられます。
ロングヘアで頭頂部でまとめるお団子やポニーテール、また三つ編みや編み込みなどをする方や毎日丁寧にヘアアイロンを行う方に多く、髪の毛をきっちりとまとめなくてはならない職業の方は特に注意が必要です。
長期間・長時間同じ部位が引っ張られることにより、頭皮への負担が大きくなり血流が悪化してしまい髪の毛が栄養不足になって、抜け毛や切れ毛が多くなるという特徴もあり、また長年分け目を変えていないという方も同じ場所に負担がかかるため、牽引性脱毛症を発症しやすくなります。
女性のつむじハゲが進行する原因⑤:ダイエット
女性のつむじハゲが進行する原因、続いては10代や20代の方だけでなく30代以上の方も行う事が多いダイエットです。
スタイル維持や健康を目的として適度に行う分には良い面も多いのですが、食事を抜く・偏った食材ばかりを摂るというような過度なダイエットを行うと栄養が不足してしまうだけでなく、血流の悪化も招いてつむじハゲを進行させてしまいます。
モデルや女優さんのように細くなりたいという気持ちから、カロリーを極力少なくした食事や間違ったダイエット方法を行ってしまうと、栄養が不足する上に体内に必要な水分や筋肉・血液が減り、ホルモンのバランスを乱してつむじハゲを進行させてしまい、それ以上となると生理を止めてしまったり命の危険にも繋がるのです。
また、過度なダイエットを行った結果リバウンドしてしまったり、反対に太りやすい体質になってしまうこともあります。
女性のつむじハゲが進行する原因⑥:ヘアカラーやパーマの頻度
女性のつむじハゲが進行する原因には、頻繁に行うヘアカラーやパーマによって髪の毛自体の傷みや成分が頭皮の内部に浸透してしまうということもあります。
髪の毛の内部を変形させたり色を変えるという作用には、強い刺激性のある成分を使うために皮膚が炎症を起こす可能性が高く、ヘアカラーやパーマを繰り返した結果、施術中に頭皮がヒリヒリする・痛い・炎症を起こすなどしてしまいますので、出来るだけ間隔を空けることが大切です。
頭皮がダメージを負ってしまうと髪の毛を作る細胞にまで悪影響が出る事が多いので、出来るだけ負担が少ない施術をしっかり間隔を空けて行うよう、美容師の方に相談の上でヘアカラーやパーマをするようにしてください。
女性のつむじハゲが進行する原因⑦:ピルの服用中止
女性のつむじハゲが進行する原因には、女性ホルモンのバランスを調整するピルを長期間服用していた方が、服用を中止した時にホルモンバランスが乱れることで起こる脱毛が考えられます。
避妊や生理に関する悩み・ニキビなどの改善に使われるピルは、髪の毛を成長させる作用がある女性ホルモンを補充している状態のため、服用中は抜ける時期にある髪の毛が抜けにくくなっているのですが、本来のホルモンバランスに戻ることで抜ける時期を迎えるため抜け毛が増えるのです。
その結果、一時的にではありますがつむじハゲが進行したと感じてしまうことになるのですが、ピルの服用を中止して半年~1年以上が経過しても髪の毛のボリュームが戻らない場合は、内分泌系の疾患などが考えられるので、医師の診断を受けるようにしましょう。
女性のつむじハゲ対策にはどんな事がある?
女性のつむじハゲは、日ごろの生活の積み重ねによって起きてしまうことが多いため、今ある生活習慣を見直してみることから始めることがおすすめです。
まず簡単に出来ることからチャレンジして頂けるよう、今日から自力で治すための女性のつむじハゲ対策をご紹介させていただきましょう。
女性のつむじハゲ対策1.栄養バランスを考えた食事
髪の毛を強く太くするためには、その分しっかりと髪の毛を作るための栄養を摂取することが必要となりますので、まずは普段の食生活を見直して栄養バランスの整った食事を摂取するようにしましょう。
ダイエットでカロリーが気になるという方は、食べたカロリーを消費する為に運動する事を心がけ、またただ痩せるだけでなく均整の取れた美しいボディラインを作ることを心がけてください。
野菜だけでなく髪の毛を作るために必須のタンパク質やミネラル、また炭水化物や必要量の身体によい脂質を含んだバランスの取れた食事を摂ることで、美しい髪の毛とメリハリのあるボディを手に入れることが出来ますよ。
女性のつむじハゲ対策2.ストレス解消
つむじが薄いと感じてしまうと、女性は特にその事がストレスとなり抱え込みすぎる傾向にありますが、ストレスは女性ホルモンの分泌を低下させるだけでなく、男性ホルモンの分泌が増えるため、女性らしいハリのある髪の毛を減らしてしまいます。
また普段の生活の中でも学校や職場・ご近所・家族などでの人間関係や家事育児など、女性がストレスを感じる機会は男性よりも多いとも言われているのです。
そのため、運動や読書、趣味など自分なりのストレス解消法を見つけてこまめに発散する事が大切で、普段あまり寝ていない方はゆっくりと睡眠を取ったり、天気のいい日には自然の多い場所を散歩する、友人と会うなども効果があります。
運動の中でも有酸素運動はストレスを軽減させることが立証されていますし、入浴時に好きな香りの入浴剤やアロマを使ったり音楽をかけるなどしてリラックスする事もおすすめです。
女性のつむじハゲ対策3.シャンプーの仕方
女性のつむじハゲ対策として大切なものの中にはシャンプーの仕方を見直すということもあり、毎日行う行為だからこそ頭皮環境を整える上でも重要なものと言えます。
シャンプーは決して強く洗う必要はなく、手のひらで軽く泡立てたシャンプーを髪の毛や頭皮に馴染ませた後、指の腹で優しくマッサージするように洗うと良いでしょう。
また洗浄力が強いシャンプーは皮膚に残りやすくすすぎ残しの原因にもなるため、シャンプーは頭皮への刺激が少ないアミノ酸系シャンプーにして必要以上に皮脂を取り過ぎないようにする事をおすすめします。
正しいシャンプーの方法として、髪の毛を濡らす前に頭皮に軽く刺激を与え汚れなどを落とすためのブラッシングを行い、38~39℃程のお湯で頭皮までしっかりと届くよう予洗いをし、その後シャンプーを使って頭皮を洗い十分すぎるくらいにすすぎ、タオルドライ後にはドライヤーを使って髪の根元から乾かしましょう。
女性のつむじハゲ対策4.女性ホルモンを整える
女性の薄毛の原因で最も多いのが女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下なのですが、女性ホルモンは食事や生活習慣から整えることが十分に可能で、代表的な女性ホルモンの助けとなるのが大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンは、体内に取り込まれると女性ホルモンと似た働きをしてくれる大豆イソフラボンアグリコンとなり、さらに薄毛改善効果が高いエクオールという物質に変化します。
また大豆には髪の毛に必要となるタンパク質や亜鉛・ビタミンなどが豊富ですし、豆腐や納豆・豆乳など様々な製品に加工されているため摂取しやすい食材ですし、女性ホルモンの材料になるものとして卵や肉・魚などの動物性タンパク質や腸内環境を整える食物繊維・発酵食品もおすすめです。
女性ホルモンは髪の毛だけでなく肌ツヤや爪・皮膚の健康を保つために必要不可欠ですので、もしホルモンバランスが乱れていると感じた時は、女性ホルモンを高める働きがあるものを食べたり体を冷やさないようにして下さい。
女性のつむじハゲ対策5.質の良い睡眠をとる
髪の毛を作る毛乳頭細胞や毛母細胞を活性化させる成長ホルモンは、入眠後30分~3時間程の間に起こる深い睡眠の時に分泌され、その後起床するまでの時間に全身の必要とされる細胞へ届けられるのですが、しっかりと深い睡眠に入れていないと分泌量が低下してしまいます。
その結果、命にかかわる内臓や骨などに優先されてしまい、毛乳頭細胞や毛母細胞のような命に直接かかわりがない器官には届かなくなってしまうため、つむじハゲのような薄毛になってしまうのです。
成長ホルモンを十分に分泌させる為にも、睡眠の質を向上させられるよう規則正しい生活を送り、寝る1時間前からはスマホやパソコンの利用を避け、副交感神経を刺激するようなストレッチやリラクゼーション効果のある音楽を聴くなどしましょう。
女性のつむじハゲ対策6.育毛剤の使用
男性とは違い、女性は使用出来る発毛剤の種類が限られてしまうため、つむじハゲが気になり始めた時には塗布する育毛剤や女性用の発毛剤を使用する事も対策の一つです。
発毛剤には血行促進効果があり、日本皮膚科学会も推奨しているミノキシジルが1%含有されたもので、薬局・ドラッグストアで購入することが出来ます。
また育毛剤は、抜け毛を減らして現在の髪の毛を強く育ちやすくするという目的で使用するものですが、育毛効果や髪の毛の成長を促進する成分が入っているものも多く、しっかりと育毛剤の効果を高めるためにも医薬部外品でアルコールフリーの肌に優しいものを選ぶようにしましょう。
つむじハゲが治るまでの目安期間
自分のつむじハゲの原因をしっかりと理解し生活習慣の改善や育毛剤の使用などを始めて、気にならなくなるまでにかかる期間は約半年~1年程度と言われています。
薄毛を治すためにこれだけの期間が必要な理由としては2つあります。
- 髪の毛は1か月に1㎝程度しか成長しない
- 髪の毛の成長サイクル上、休止期の毛根が再び成長するまでに3~4か月かかる
なぜつむじハゲを治すまでに期間が必要なのか
健康な髪の毛は、成長期(4~6年)→退行期(2~3週間)→休止期(3か月)→成長期というヘアサイクルを繰り返しており、このヘアサイクルが前述した理由(女性ホルモンの低下など)によりバランスが崩れた結果、成長期が短くなり休止期が長くなってしまった結果、休んでいる髪の割合が多くなりつむじ周辺が薄毛になります。
また髪の毛は1か月で約1cmほどと成長に時間がかかることもあり、ヘアサイクルの正常化+髪の毛の成長までの期間を考慮すると、半年~1年程度を目安に髪をケアしていく必要があるのです。
根気が必要な戦いになりますが、些細なことの積み重ねが髪の毛の健康を保つ上で重要となりますので、じっくりと時間をかけて治すようにしましょう。
つむじハゲの薄毛(頭頂部)を目立たなくする隠し方
髪の毛の薄さを改善するための方法をお伝えしてきましたが、今の状態が気になってしょうがない!という方におすすめ出来るつむじを隠す髪型をご紹介していきましょう。
つむじハゲが目立たないような隠し方を行いつつ改善のための対策を行うと、髪の毛が生えてくるまでの精神的な負担や人前に出るストレスを軽減することが出来ます。
つむじハゲが目立たない隠し方:つむじにボリューム感を出すアップスタイル
つむじハゲが目立たない隠し方の一つとして、気になるつむじを髪の毛で隠す髪型のアップスタイルは10代や20代、30代以上の方にもおすすめ出来る隠し方です。
ゴムなどできつく結ばなけれな頭皮へのダメージも減り、可愛いヘアスタイルを作ることが出来るのですが、アップスタイルにするときの注意点として、毎日同じ場所で結ばないようにしましょう。
出来れば頭頂部以外の後頭部や低い位置でひとまとめにし、結び目近くの髪の毛を少しづつ引き出せばボリュームアップも叶いますし、わざと少しおくれ毛を作ったり雑な感じで手ぐしや荒いコームでまとめると、こなれた感じでニュアンス感が出るのでおすすめです。
つむじハゲが目立たない隠し方:ゆるくまとめるハーフアップ
ロングヘアの方だけでなく、ミディアムヘアの方にもおすすめ出来るつむじハゲが目立たない隠し方が、頭部の上半分程度の髪の毛をゆるくまとめるハーフアップです。
全体をヘアアイロンでカールを付けても良いですし、ストレートでそのままでも構いませんので、顔周りなどの残したい髪の毛を除いてつむじが割れないように気をつけながらまとめて結び、ボリュームが欲しい部分の毛束を結び目近くから引き出すだけと簡単にアレンジできます。
また、軽くねじって少し上に持ち上げヘアクリップなどで留めた後に毛束を引き出すだけであれば、頭皮への負担も少なくボリュームを出すことが出来るので、少しかしこまった席に行かなければならない時でもヘアアクセサリーを使った隠す髪型であれば、つむじハゲも目立たないのでおすすめです。
つむじハゲが目立たない隠し方:分け目を変える
つむじハゲが気になりだした人やつむじ部分のみ薄毛が気になる人におすすめの、つむじハゲが目立たない隠し方はいつもと違う位置に分け目を変えるだけです。
お風呂上がりの髪の毛が濡れている状態の時にいつもとは違う場所へ分け目を作り、その位置を変えずにドライヤーで髪の毛を乾かして根元を立ち上げるようにする、またはっきりとした分け目を付けないよう細かくジグザグに分け目を作るとつむじハゲを上手く隠すことが出来ます。
分け目を変えることでつむじへの紫外線ダメージを軽減する効果も期待できますし、地肌が透けて見えてしまうことを目立たないようにすることが出来、さらに2~3ヵ月おきに位置を変えることで頭皮への負担を軽減できるのでおすすめです。
つむじハゲが目立たない隠し方:ショートカットにする
ロングヘアやミディアムヘアだと髪の毛の重さでボリュームが出なくなってしまうため、つむじハゲが目立たない隠し方としてショートカットにしてしまうこともおすすめです。
つむじ周辺や頭頂部にボリュームを出し分け目を作らないようなスタイルにすると、気になる地肌の透けている部分が目立たないようにも出来ますし、ドライヤーを使う時間も短くなって頭皮や髪の毛にかかる負担を軽減することが出来ます。
パーマやヘアアイロンなどで髪の毛にカールを付けたり、レイヤーを入れることで髪の毛が立ち上がりやすくなり、つむじハゲや頭頂部の薄毛を隠す髪型として最適なのですが、髪の毛が長い方がショートカットにするには少し勇気が必要になってしまかもしれません。
女性のつむじハゲは皮膚科で治す事が最適?つむじ・頭頂部を目立たないよう隠す髪型・見分け方などを解説まとめ
本記事では女性の頭頂部の薄毛・つむじハゲは皮膚科での治療が最適なのか、また基準や見分け方・原因と対策、目立たないように見せる隠し方・隠す髪型について解説いたしました。
女性にとって髪の毛は美の象徴であり、髪の毛が薄い状態でいることはとても精神的に辛いので、出来るだけ早く健康な髪の毛を取り戻すための対策を行うことが必要です。
またおしゃれに敏感な10代・20代だけでなく、30代・40代以降であっても早く治療を行うことで髪の毛を増やすまでの治療期間も短くなりますので、思い込みかもしれないと思わずに気軽に皮膚科や薄毛の専門家に相談してみてください。
お客様の半数以上が女性のお客様である当店が行っている発毛療法によって、たくさんの女性の方が薄毛の悩みから解消されていますし、女性の薄毛治療に特化したクリニックなどに通われて治療薬を断薬したいと来店される方も多いので、現在治療中で不安がある方も気軽に相談していただければと思います。
頑張りすぎず、自分にも優しくしてあげましょうね。