「最近抜け毛が気が多くなった」「以前に比べてボリュームが減った」などと感じてきた方、それは薄毛が進行しているかもしれません。
女性はホルモンバランスが崩れやすく、体に影響が出やすい方が多くいらっしゃいます。
そのため過度な食事制限やダイエット・ストレスなどを受けた際に身体が体調を維持するために、髪の毛や爪は真っ先に栄養が少なくなり抜け毛が増えやすくなる・パサつき、ボロボロになりやすいことはご存知でしょうか。
あくまでこの食材を食べたから髪の毛が生える、絶対に太くなるということはありませんが太く・強い髪の毛を育てるためにはバランスの良い食事は欠かせません。
女性の薄毛の対策方法の一つとして、毎日食べる食べ物はとても重要です。
今回はどんなものが女性の薄毛に良いのか、薄毛が実際に改善された食材は何かについてご紹介していきます。
【女性版】薄毛や抜け毛対策に必須な栄養素とは?
そもそも髪の毛はどんな成分から構成されているのでしょうか。
実は髪の毛の80%以上は「ケラチンタンパク質」というタンパク質(アミノ酸)から生成されています。
他にも「ビタミン」や「ミネラル」を含む3つから構成されており、一つでも大きく欠けると弱弱しくパサついた髪の毛が育ってしまうのです。
そして、髪の毛は頭頂部にある毛細血管から栄養を補っているため、毎日の食事の中でしっかりと満遍なく栄養素を摂ることが大切になってきます。
そんな3つの大切な栄養素について解説していきます。
薄毛や抜け毛対策に必須な栄養素①タンパク質(アミノ酸)
髪の毛の多くは「ケラチンたんぱく質」と呼ばれるタンパク質(アミノ酸)から構成されています。
とはいえ、食事から摂取したタンパク質はそのまま直接髪の毛に届いているわけではなく、一度体内で吸収され肝臓が処理をし、髪の毛に届く形である「アミノ酸」に一度変換されていきます。
そしてやがて体内の各組織に必要なタンパク質に合成されることによって、髪の毛であれば髪の毛の養分となっていくのです。
アミノ酸には様々な種類がありますが、髪の毛には主に「シスチン(アミノ酸)」が含まれており、育毛・発毛の為には必須な栄養素になります。更にそのシスチンを作り出すための「メチオニン」というアミノ酸は体内で作り出すことが出来ません。
そのため、食事からしっかりと摂る必要があるのです。
薄毛や抜け毛対策に必須な栄養素②亜鉛
髪の毛を作るうえで必要な栄養素二つ目にご紹介するのは「亜鉛」です。
亜鉛は、タンパク質(アミノ酸)を原料として、髪の毛の組織「ケラチン」を作り出しています。
タンパク質だけでは髪の毛の元であるケラチンを生成できない為、亜鉛が加わることで初めて「ケラチンタンパク質」となるのです。
そのため髪の毛を育てる、抜け毛を防止するためには欠かせな栄養素であり、不足してしまうと髪の毛の元になるケラチンを作り出す事が出来ず薄毛の原因になります。
食事から摂取するのが理想的ですが、亜鉛はサプリメントからでも手軽に摂取できるため、いつもの食事に加えてもおすすめです。
亜鉛にはAGAの進行を遅らせる働きがある?!
AGAは女性でも、加齢の影響などで体内の男性ホルモンの量が優位になってしまった場合に起こります。それを「FAGA(女性男性型脱毛症)」と言います。
そもそもAGA(男性型脱毛症)が進行してしまう原因は、ホルモンバランスの乱れによって増えてしまう酵素「5αリダクターゼ」が体内の男性ホルモン(テストステロン)結合しやすくなることです。結合してしまうと、悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化し、そのDHTの働きによって進行していきます。
しかし、亜鉛には「5αリダクターゼ」の働きを抑える作用がある為、AGAの進行を抑制してくれると期待されています。
つまり髪の毛の栄養になるだけでなく、AGA予防にもなるため、しっかりと摂取することがお勧めです。
薄毛や抜け毛対策に必須な栄養素③ビタミン
髪の毛に必要な栄養素で最後にご紹介するのはビタミンです。
ビタミンは、アミノ酸を原料にケラチンを作り出す亜鉛の働きをサポートしてくれる役割を持っています。
つまり髪の毛の成長・新生には必須な栄養素で、他にもホルモンの働きを調整したりと様々な部分で必要な栄養素です。
ビタミンと言っても数多くの種類がありますが、髪の毛に必要であるビタミンは主に以下の4つです。
・ビタミンB群(B2、B6)
・ビタミンB7(ビオチン)
・ビタミンC
・ビタミンA
特にビタミンB群はタンパク質の代謝をスムーズにする働きがあり、髪の毛だけでなく皮膚の再生にも欠かせないビタミンの一つですので、健康な美肌のためにも欠かせません。
【女性版】薄毛改善にサプリメントはいいの?
最近では、多数の種類のサプリメントがあります。
髪の毛に必要な栄養素をサプリメントで補うのは良いでしょうか?
サプリメントは別名を「健康補助食品」と言い、基本的な食事から栄養素が摂れているうえで補うために手軽に飲むためのものになります。
つまり、食事の代わりに置き換えや、十分な食事を摂っていない中でサプリメントを服用することは良くないと言えます。
また、亜鉛は取りすぎると頭痛や吐き気などの副作用を起こす場合があったり、栄養素によっては身体に悪い影響に可能性もありますのでよく注意するようにしましょう。
基本的なバランスの良い食事を食べることを前提として、自分に不足しているものを摂取することが大切です。
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【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:①納豆
女性の薄毛が実際に改善した食べ物として最初にご紹介するのは「納豆」です。
画像のようにほうれん草や小松菜などと一緒に食べると鉄分も一緒に補う事が出来てオススメです。
納豆に含まれている大豆イソフラボンは、女性ホルモンであるエクオールと似た働きをすることから、納豆は女性の薄毛や抜け毛対策として大変効果的と言えるでしょう。
また、納豆にはほかにもアミノ酸・ミネラル・ビタミンなどが満遍なく含まれていることから、太く強い髪の毛を育てるために必要な栄養素が豊富で手軽に摂取することができ、おすすめです。
ただし、納豆の食べ過ぎは腸内環境の納豆菌が増えすぎてしまう為、腹痛や吐き気に繋がってしまうこともあります。
万が一納豆を毎日食べているのにお通じが良くない場合は、納豆菌の増え過ぎによる腸内環境の変化に原因があるかもしれません。数日間は食べるのを止めて、様子を見ることが大切です。
納豆菌とは?
その名の通り、納豆を作りだすために欠かせない菌の一つですが、人間の口から入る分には問題ありません。
納豆菌は腸内で有害な腸内細菌を抑制する働きがあります。
また、乳酸菌などの有用な腸内細菌を増殖させ腸内環境を整えてくれます。
そのことから、腸内環境が整い、他の栄養素が吸収されやすくなることで育毛に効果があるのです。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:②豆腐
女性の薄毛が実際に改善した食べ物の二つ目は「豆腐」です。
豆腐も納豆と同じく大豆製品の為、沢山の大豆イソフラボンが含まれていることから、女性ホルモンの不足によって起こりがちな薄毛・抜け毛にとても効果があると言えます。
また、豆腐1/2丁につき含まれている大豆イソフラボンは約38~42㎎程度です。
(※絹ごしと木綿で多少差があります)
女性が1日に摂取を推奨されている大豆イソフラボンの量は40~50㎎が理想と言われている為、豆腐を毎日食べ続けるだけでも最低限の大豆イソフラボンは摂取できるでしょう。
また、大豆イソフラボンは摂り過ぎてしまっても体外に排出されますが5~10gといった量を摂るのは摂り過ぎになるため注意しましょう。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:③卵
女性の薄毛が実際に改善した食べ物の三つめは「卵」です。
なぜなら卵には、薄毛改善のためのタンパク質を基本とした、様々な栄養素をまとめて摂ることができるため「完全栄養食品」と呼ばれるほど高栄養食品だからです。
中でも抗酸化作用のある「セレニウム」や、白髪予防にも効く「ビオチン(ビタミンB7)」も含まれており、1日1個は必須で取るべき食材と言えます。
~生卵よりゆで卵が薄毛改善に良い理由~
卵がいいとはいえ、生卵の卵白に含まれる「アビジン」には脱毛を促す効果があります。
アビジンは黄身に含まれている「ビオチン(ビタミンB7)」と一緒に摂取することで、ビオチンと結合してしまい育毛に効果的なビオチンはそのまま体に吸収されず排出されてしまうのです。
そのため、卵を食べる場合は生卵より火を通しすことで、それぞれの効果を保ったまま摂取できるのでお勧めです。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:④レバー
女性の薄毛が実際に改善した食べ物四つ目は「レバー」です。
特に女性は健康診断などで貧血と出る方も多く、鉄分が不足しがちのため食材の中でも鉄分の含有量がトップクラスのレバーは是非食べてほしい一品になります。
女性は鉄分が不足してしまうと健康状態の維持ができにくくなるのはもちろんのこと、髪は細くなりボリュームが出にくくなったり、薄毛になりやすくなると言えます。
また、皮膚の再生も遅くなり髪も皮膚も乾燥しやすくなるため、髪の毛で悩む女性には特に日々摂取して欲しい食べ物です。
しかしレバーは高カロリーなため、食べすぎには注意してください。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑤牡蠣
女性の薄毛が実際に改善した食べ物五つ目は「牡蠣」です。
海のミルクとも呼ばれる牡蠣は貝の中でも特に栄養価が高く、薄毛対策に必須なミネラルやビタミンを多く含んでいることから女性には強くお勧めしたい食べ物の一つです。
また、牡蠣は多くのアミノ酸を含んでおり、その中でも「タウリン」は特徴的で人間の生命維持に必要な成分だと言われています。効果としては心臓・肝臓などの機能向上に加え高血圧予防、視力の回復、消化管内ではコレステロールの吸収を防いでくれる効果まであるため、健康維持に欠かせない食べ物です。
他にも「リジン」というアミノ酸はタンパク質の生成を助けてくれる働きがあり、髪の毛に良い栄養素をバランスよく含んでいるからこそ、薄毛に悩む女性にはとてもおすすめです。
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【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑥赤身肉
女性の薄毛が実際に改善した食べ物六つ目は「赤身肉」です。
赤身肉は牛肉をはじめ、豚肉やラム肉(羊肉)がお勧めです。
髪の毛に必要なケラチンたんぱく質を作り出すの為には、良質なタンパク質を食事からとる必要がありますが、たんぱく質でも「植物性」と「動物性」の2種類があるのはご存じでしょうか?
一見、植物性タンパク質の方が体に良さそうに感じる方もいるかと思いますが、髪の毛に必要なアミノ酸の中でも「メチオニン」と呼ばれる必須アミノ酸は「動物性タンパク質」に多く含まれています。
メチオニンは他のアミノ酸を集めて髪の毛や爪、皮膚を構成するためのリーダーになってくれるアミノ酸なため、摂取することで効率よく髪の毛を作れる栄養になるのです。
しかし上記の肉類が髪の毛に良いからと言って食べすぎには注意してください。動物性たんぱく質は摂り過ぎると内臓脂肪になりやすい他、消化に負担が掛かってしまう恐れがあります。
適量を取るように心がけましょう。
女性に最強の肉は羊肉!?
赤身肉と言っても牛肉や豚肉など、様々な種類がありますが中でも羊肉「ラム肉」は女性にとって嬉しい栄養素が豊富に含まれており、食べることでキレイになれることはご存知でしょうか?
ラム肉はダイエット向きと言われている若鶏肉をも下回るカロリー値なことや、脂肪酸を効率よくエネルギーに変換してくれる「L-カルニチン」を鶏肉の16倍も含んでいます。
更には基礎代謝もアップするなど、身体にとって嬉しいことばかりなのです。
※こちらも食べ過ぎには注意してください
肉を食べると薄毛になるって本当?
よく「肉を食べると薄毛になる」なんて噂もありますが、本当なのでしょうか?
実は半分間違いではありません。これはお肉が元々高コレステロール・高脂質の食べ物なため、食べ方によっては脂質の摂り過ぎによって頭皮状態が悪化してしまうことから、薄毛になりやすいと言われているのです。
また、女性の場合脂質の摂り過ぎは内臓脂肪の増加にも繋がってしまう為、悪循環になります。
赤身のお肉が髪の毛に良いことは事実ですが、食べ過ぎや味を濃くし過ぎる、たれやソースを沢山つけて食べるなどの食べ方は控えるようにすると良いでしょう。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑦ごま(黒ゴマ)
女性の薄毛が実際に改善した食べ物七つ目は「ゴマ」です。
ゴマのなかでも黒ゴマが一番お勧めで、食べる育毛剤とも呼ばれています。
なぜならゴマには普段の食事からだけでは摂れない栄養素が豊富に含まれており、髪の毛に必要な「ビタミン」や「ミネラル」を多く含む食材だからです。
ゴマにしか含まれていない「セサミン」や「ゴマリグナン」などの成分は、身体の活性酸素の発生を抑制してくれる働きを持っている為、薄毛や抜け毛の原因となる酸化皮脂を防いでくれます。
人間は活性酸素で身体の細胞などが酸化することで、様々な老化現象に繋がるため抗酸化作用のあるビタミンEを多く含むゴマは老化を防いでくれる美容効果まで期待されている食べ物なのです。
活性酸素って何?
活性酸素とは、私たちが吸う空気の中に存在する酸素が、外部からの刺激によって活性化された酸素の総称を指します。
通常体内では、免疫機能や細胞伝達物質として働きますが、紫外線やストレスなどの原因で過剰に発生した場合、細胞を傷つけ生活習慣病などの原因となっていきます。
頭皮の場合は、毛穴に詰まる皮脂が酸化してしまうことで、より取り除きにくい酸化皮脂となり抜け毛や薄毛の原因となってしまうのです。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑧ブロッコリースプラウト
女性の薄毛が実際に改善した食べ物八つ目は「ブロッコリースプラウト」です。
ブロッコリースプラウトとは未成熟のブロッコリー、つまりブロッコリーの赤ちゃんの事を指します。
実はブロッコリーよりも様々な栄養素が含まれており、育毛や薄毛に効果がある食べ物の一つです。
ブロッコリースプラウトには「スルフォラファン・βカロテン・グルタチオン」などの抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれているほか、「ケルセチン」というポリフェノールの一種も含まれており、これは血流改善を担う大事な栄養素になります。
また、ブロッコリースプラウトに含まれているエキスには、髪の成長に必要な毛乳頭細胞の分裂を促進させ、増殖させる働きまであるのです。
ただし熱に弱いため、食べる際は生のままサラダなどにして食べることがお勧めです。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑨サーモン
女性の薄毛が実際に改善した食べ物九つ目は「サーモン」です。
実はサーモンに含まれてる海洋性タンパク質も、髪の毛を作る大きな栄養素になります。
また、サーモンにはオメガ-3脂肪酸が豊富に含まれており、更にビタミンも多く含まれているため髪の健康を保ちやすくなるためおすすめです。
サーモンに含まれている「オメガ-3脂肪酸」は主に、血圧を下げ、血栓予防にも効果があったりアレルギー原因物質を抑制する働きもあるため生活習慣病の予防にも期待されています。
ただし、スモークサーモンなど味の濃いものは塩分の摂りすぎになる恐れがあるので、適量を摂取できるように心がけてみてくださいね。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑩アーモンド
女性の薄毛が実際に改善した食べ物十個目は「アーモンド」です。
男性の薄毛改善のためにも効果が期待されているアーモンドですが、女性にとっても嬉しい栄養素が豊富なことはご存知でしょうか?
肌や髪の毛を健やかに保つために欠かせないビオチン(ビタミンH)とビタミンEが含まれ、髪の成長を促進するのです。
ビオチンは体の代謝を促す手助けをしてくれるほか、爪や髪の毛の健康維持に欠かせない役割を担っています。ビタミンEは抗酸化作用があるため、体内の酸化を改善してくれる働きがあります。
2015年1月、雑誌Cosmetic Dermatology Journal美容皮膚医学ジャーナルでは、女性の脱毛を防ぐために有望であるナッツと種の研究結果まで出ているほどです。
日々のおやつに「素焼きのもので」1日10~15粒くらいを摂取するとよいでしょう。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑪ブラックビーンズ(黒いんげん)
女性の薄毛が実際に改善した食べ物十一個目は「ブラックビーンズ」です。
ブラックビーンズとは黒インゲン豆のこと。日本食ではあまりなじみがなく、食べる方も少ないかもしれませんが実は体の調子を丸ご整えてくれる素晴らしい食品の1つです。
ブラックビーンズは消化や減量を助け、肥満や心臓病のリスクを減らす効果があり生活習慣病の改善にとても適していると言えます。
そして何より、髪の毛にハリとツヤ与え、肌の透明感を出す働きをもった栄養素が豊富に含まれているのです。
他にも健康な骨や髪の毛に欠かせない「鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛」なども含まれています。
食べ続けるだけで健康維持までできる素晴らしいブラックビーンズは、ぜひ毎日の食生活の中で取り入れていきたい食べ物なのです。
血流にも良いブラックビーンズ
ブラックビーンズに含まれている「カリウム・カルシウム・マグネシウム」の組み合わせは黄金の仲間。摂取するだけで血圧を自然に下げてくれる効果を期待することができるのです。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑫キヌア
女性の薄毛が実際に改善した食べ物十二個目は「キヌア」です。
日本ではあまりなじみがなかった食材の一つでしたが、海外のセレブなどが食事に取り入れていることが広まり日本でも人気になったキヌア。
キヌアはお米の仲間ではなく、ホウレンソウの仲間でソバなどに近い存在です。いわゆる雑穀と呼ばれる分類にあたります。
実はキヌアはタンパク質の含有量がお米の2倍、良質な脂質は3倍以上も含まれているため、体の健康だけでなく髪の毛のためにも是非食生活の中で取り入れるべき食品なのです。
ほかにも「カルシウム・マグネシウム・食物繊維・鉄」なども含まれているため一度にたくさんの栄養素を摂取することができます。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑬ヨーグルト
女性の薄毛が実際に改善した食べ物十三個目は「ヨーグルト」です。
ヨーグルトが薄毛の改善役に立つ理由として、腸内には体に良い影響を与える善玉菌・良くない影響がある悪玉菌・どちらにも属さず多い方の味方をする日和見菌という3種の菌が存在し、それぞれのバランスを保つ事で良い状態にしています。
その中でもヨーグルトに含まれる乳酸菌は善玉菌に属していて、継続的に摂取する事で腸内環境を正常に保ち免疫力向上や栄養素の吸収率を高めてくれる効果があります。
腸から吸収された栄養素は血管に入り酸素と共に体中に運ばれ、頭皮環境の改善や毛母細胞では太く健康な髪の毛を作る事が出来るようになるのです。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑭さつまいも
女性の薄毛が実際に改善した食べ物十四個目は「さつまいも」です。
さつまいもにはビタミンAが多く含まれており、ビタミンAは頭皮の皮膚細胞を健康に保つだけでなく適切な皮脂分泌を促進します。
また、サツマイモにはビタミンEやビタミンCなどの抗酸化物質も含まれているほか、食物繊維やミネラルも豊富です。
食物繊維は血流の改善や腸内環境を整えてくれるため、頭皮への栄養を体が吸収しやすくするために欠かせません。料理のレパートリーも沢山あるため、日ごろから積極的に取り入れることをお勧めします。
【女性版】薄毛が改善した食べ物15選:⑮オレンジ
女性の薄毛が実際に改善した食べ物十五個目は「オレンジ」です。
抜け毛予防や薄毛対策に欠かせない栄養素である「ビタミンC」を豊富に含むオレンジ。
人間は体内でビタミンを生成することができないため、しっかりと食べ物から摂る必要があります。
中でもオレンジはビタミンCが豊富で、コラーゲンの生成を促進し、健康な頭皮と髪の毛を保つことができる優れもの。抗酸化作用もあるため、頭皮や体の酸化から守ってくれます。
また、オレンジはうつ病などの改善にもかなり効果が高く、落ち込んだ気持ちを改善してくれる働きが期待されているためホルモンバランスに波が生じやすい女性の方は特に日ごろから摂取してほしい食べ物です。
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【女性版】薄毛や抜け毛に繋がる食べ物・栄養素とは?
ここまで女性の薄毛改善に繋がる食べ物や栄養素を紹介してきました。
髪の毛にとって良い食べ物を摂ることも大切なことです。しかし、薄毛に繋がり易い食べ物や栄養素を摂らないことも髪の毛にとって重要となります。
「私甘い物に目が無いのよね」「お酒飲むときの揚げ物は最高だよね」
普段何気なく食べている物が、薄毛や抜け毛の原因になっているその可能性は0ではありません。
本章では、髪の毛に悪い栄養素・食べ物について解説していきますね。
- 脂質
- 糖分
- 塩分
薄毛や抜け毛対策に悪い食べ物①:脂質の多い食べ物
現代のファーストフードはもちろん、発展する日本の食文化の中で様々なものに含まれている「脂質」の過剰摂取は、薄毛や抜け毛を悪化させる一つの原因です。
糖質の過剰摂取による薄毛の仕組みとして、AGE(終末糖化産物)が関係しています。AGEは、身体の機能の維持に必要な量よりも多く摂取された糖質が、タンパク質と結合する「糖化反応」によって作られます。
AGEが毛乳頭細胞において、炎症を引き起こす「炎症性サイトカイン」の発現を増強させることで、毛母細胞の増殖を抑制するというものです。
毛母細胞は、髪の発毛に欠かせない細胞のため、毛母細胞の増殖が抑制されるということは髪が生えないことになりますので薄毛を進行させる大きな原因となります。
薄毛や抜け毛対策に悪い食べ物②:糖分の多い食べ物
薄毛や抜け毛を進行させる2つ目の食べ物は糖分の多い食べ物です。
2021年6月に東京医科歯科大学をはじめとした複数の大学の共同チームが、「高脂肪食の過剰摂取は、薄毛や脱毛を引き起こす」という研究結果を国際科学雑誌の「Nature(ネイチャー)」で発表しました。
そもそも毛の再生は血管から栄養が運ばれ、毛母細胞が元となり、他にも細胞分裂を起こしたりしていくことで髪の毛も育っていきます。
中でもバルジ領域にある「毛包幹細胞」という細胞は自己複製することで髪の毛が作られていく大切な役割を担っています。
しかし、過剰な高脂肪食を継続的に摂取することで、毛包幹細胞の中で酸化ストレスの発生や過剰な脂質を貯蔵する「脂肪滴」の蓄積が生じることが判明しました。
その結果、毛包の萎縮や毛の再生を担う細胞の不足などにより、脱毛症につながるとのことです。
薄毛や抜け毛対策に悪い食べ物③:塩分の多い食べ物
塩分もラーメン等に多く含まれている成分の1つであり、過剰摂取すると薄毛の原因になり得ます。
塩分を過剰に摂取することで、引き起こされる代表的な病気は高血圧です。
生命の維持に必要な酸素や栄養を心臓から全身に送り届けるためには、一定の血圧が必要です。
しかし、塩分の過剰摂取をはじめとした様々な要因によって血圧が高い状態が続く「高血圧」になる場合があります。
高血圧になると、本来はゴムのように弾力のある血管が徐々に固くなり、血行不良を引き起こすのです。
髪の発毛や育毛には、血液と共に頭皮へ運ばれる栄養が不可欠ですが、血行不良になると頭皮まで十分な量が届きにくくなります。
その結果、髪の発毛や育毛に欠かせない「毛乳頭」や「毛母細胞」の活動が栄養不足により低下し、薄毛や脱毛になります。
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まとめ:【女性版】薄毛改善した食べ物15選【抜け毛にも効果あり】
如何でしたでしょうか?
今回は「【女性版】薄毛が改善した食べ物15選」について解説させていただきました。
食事は人間が生きる上で欠かせないものであり、バランスよく摂った栄養素は薄毛・抜け毛防止のとても大きな1歩です。
しかし、毎日気を付けているつもりでも、些細なことで栄養素を摂り過ぎになってしまったり、栄養不足になっている場合があります。
また、食事や生活習慣はお一人では不安なことや分からないことも多くなりがちです。
そんな時は一人で悩まずに専門的な機関に相談することを強くお勧めします。