髪が細いと頭皮が見える？急に髪が細くなった原因や対処法を徹底解説

鏡や写真に写った自分を見た時に急に髪が細くなったと感じて、頭皮が見えるようになった原因や対処法を知りたいという方も多いです。

結論から言うと、生まれつき髪が細い人や毛量の少ない方も居ますが、間違ったヘアケアや何らかの病気が原因で頭皮が見えるようになった方が居ることも事実です。

この記事では急に髪が細くなった原因や、頭皮が見える時の具体的な対処法をご紹介していくので、髪や頭皮に関してお悩みの方もぜひ参考にしてみてください。

髪が細い人は頭皮が見える？

冒頭でもお伝えしているように、元々髪が細い方や毛量が少ない方は頭皮が見える状態になりやすいです。

先天的に毛量が少ないといったケース以外にも、間違ったヘアケアなどの後天的な要因で急に髪が細くなった方も居るので、原因を知ることが改善の第一歩となるでしょう。

まずは髪が細い人に多い特徴や、抜け毛や薄毛に繋がる間違ったヘアケアの事例といった基本情報から解説していきます。

髪が細い人や毛量が少ない人は頭皮が見えることがある

日本人の髪の毛は平均10万本で、毛量の多い方だと約13万本～15万本ほどの髪の毛が生えていますが、遺伝的に毛量が少ない場合など約5万本～7万本程度という方も居ます。

元々毛量の少ない方が何らかの原因で髪が細くなった場合は、頭皮における髪の密度が低下するため、頭皮が見えてしまう場合もあるでしょう。

また、毛量が多かった方が急に髪が細くなったり毛量が減ったように感じるケースでは、脱毛症を引き起こしている可能性があるので注意が必要です。

	髪の毛の本数
平均的な毛量	約10万本
毛量が多い人	約13～15万本
毛量が少ない人	約5～7万本

髪が細い人に多い4つの特徴

自分の髪が細いのか太いのかが分からないという方も多いですが、髪が細い人にはいくつかの特徴があります。

髪をセットしてもペタッとしてボリュームが出づらく、触るとフワフワしているという方は髪が細い可能性が高いでしょう。

地毛が明るめであったり、枝毛や切れ毛になりやすいのも髪が細い方の特徴なので、下記のリストの内容を自分の髪質に当てはめてみてください。

間違ったヘアケアも細い髪や薄毛に繋がる

元々髪が太くて毛量が多い方でも、間違ったヘアケアが原因で急に髪が細くなったり、抜け毛が増えて頭皮が見えることがあります。

シャンプーの回数が多い方や洗う時に爪を立てている方は、頭皮を傷つけたり皮脂の落としすぎで乾燥を招いている可能性が高いでしょう。

必要以上の頭皮マッサージやドライヤーもダメージを与える原因なので、無意識に頭皮へ負担をかけていないかを改めて確認してみてください。

髪が細くなった・頭皮が見えるようになった5つのケースと原因

急に髪が細くなったり、頭皮が見えるようになる方の特徴が分かったところで、次は具体的な事例と原因を確認していきましょう。

光が当たると頭皮が見える方や、生まれつき毛量が少ない方は、早めに専門的な治療やアドバイスを受けた方がよい場合もあります。

ここからは、急に髪が細くなったり頭皮が見えるようになった5つのケースを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

①：髪のボリュームが減ってきた

最も多い事例は、全体的に髪の毛のボリュームが減ってきて、分け目などから頭皮が見えるようになったことで自覚するケースです。

進行が遅く自覚するまでには時間が掛かるため、ある日急に髪が細くなったと感じる方も多いでしょう。

加齢やストレスによるホルモンバランスの変化など、髪の毛の全体的なボリュームダウンについては様々な原因が考えられます。

②：髪を結ぶ所の頭皮が見える

ポニーテールや三つ編みなど、髪を結ぶ部分の頭皮が見えている場合は、牽引性(けんいんせい)脱毛症を引き起こしている可能性があります。

これは、髪を結ぶ際に頭皮が引っぱられることで毛根への血流が悪化し、毛母細胞にストレスがかかることで健康的な髪の毛が生えにくくなるという症状です。

日常的に髪を結んでいる方は結ぶ必要のない髪型に変えるか、日によって結び方を変えるといった工夫が必要になるでしょう。

③：スマホカメラや光に当たると頭皮が見える

スマホカメラの写真に写った自分の頭皮が見える場合は、いくつかの原因が考えられます。

単純に頭皮が見えるような角度で撮られていることや、撮影時の照明やカメラのフラッシュが髪の毛の奥まで届いてしまっているケースも挙げられるでしょう。

センター分けや七三分けといった分け目が見えやすいヘアスタイルも、撮影時の光の加減によっては実際よりも髪が細くなったと錯覚しやすい傾向があります。

④：生まれつき毛量が少ない

生まれつき毛量が少ない方も居ますが、毛根の数は母親の胎内にいる時に決まると言われています。

毛根の数を後天的に増やすことはできないので、平均よりも毛量が少ない方は、太くコシのある髪の毛を維持する生活習慣や治療が重要となるでしょう。

⑤：急に髪が細くなったり頭皮が見えるようになった

急に髪が細くなったり頭皮が見えるようになった場合は、何らかの異常が起きている可能性があります。

例えば、女性の場合は貧血や甲状腺に関する病気で抜け毛が増えることがあり、男性の場合はAGAの発症や進行などが原因として考えられるでしょう。

急に髪が細くなったと感じる場合は、原因を特定して早期治療することが大切なので、不安のある方はぜひお気軽にご相談ください。

頭皮が見えるかどうかをチェックする3つの方法

急に髪が細くなったように見えるケースをご紹介しましたが、まだしっかりと頭皮をチェックしたことがない方も居るはずです。

髪の毛に関するいくつかのポイントを意識しておくことで、頭皮が見える状態になっているかどうかを確認しやすくなるでしょう。

ここからは頭皮が見えるかどうかをチェックする3つの方法をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

方法①：抜け毛の量

お風呂でシャンプーをした際に、排水口に溜まった抜け毛の量をチェックしてみましょう。

正常な方でも1日に約50本～100本の抜け毛が起こりますが、抜け毛の約6割はシャンプーの際に起こると言われています。

言い換えると、シャンプー後に60本以上の抜け毛が発生している場合は、人並み以上に髪の毛が抜けやすくなっている可能性が高いです。

方法②：髪の生え際

洗面所や浴室の鏡の前で前髪をかき上げて、生え際の状態や髪の毛の間隔もチェックしてみてください。

生え際がM字のように後退していたり、生え際と眉毛の間に指4本以上のスペースがある場合は抜け毛が進行しているかもしれません。

また、生え際に産毛のような細く短い毛が多く生えている場合も、薄毛が進行している可能性があるため注意が必要です。

方法③：つむじ部分

つむじ部分は、大きな鏡に背中を向けて手鏡を頭上に持ち、手鏡に背後の鏡を映して状態をチェックしてみてください。

鏡越しに見えたつむじの範囲が広かったり、つむじの周りに産毛のような細い毛が多い場合は、頭皮が見える状態になっている可能性があります。

髪が細い・頭皮が見える時の5つの対処法

もしも先述のチェック方法で髪が細いことが分かった場合は、いくつかの対処法を実践することで状態が改善する可能性もあります。

最後に、髪が細い・頭皮が見える時の5つの対処法をご紹介していくので、お悩みの方はぜひ日々の習慣に取り入れてみてください。

対処法①：食事の内容を見直す

髪が細い・頭皮が見える時の対処法1つ目は、食事の内容を見直すことです。

肉・魚介類・卵からは、髪の毛の原料となるタンパク質を摂取できるほか、レバーや牛赤身肉からは髪の毛の成長に欠かせない鉄分や亜鉛を摂ることができます。

栄養素	役割	おすすめの食品
ビタミン	細胞の増殖や活性化を促す	イワシ・きのこ・トマト・ブロッコリー
タンパク質	髪の構成に必要	豆腐・納豆・卵
ミネラル	髪の成長に影響する	牡蠣・アーモンド・カシューナッツ

生鮮食品には様々な栄養素が含まれており、組み合わせによって効果を発揮することもあるので、サプリに頼りすぎず食事のバランスからしっかりと見直しをしましょう。

対処法②：睡眠の質を改善する

髪が細い・頭皮が見える時の対処法2つ目は、睡眠の質を改善することです。

睡眠中に分泌される成長ホルモンが毛母細胞の分裂や増殖を活性化させるので、しっかりと睡眠を取ることで健康的な髪の毛が作られるようになります。

寝る前1時間はスマホやパソコンの明るい画面を見ないようにして、適度なストレッチをしてから横になると、体がリラックスしてより深い睡眠が得られるようになるでしょう。

対処法③：運動で代謝を上げる

髪が細い・頭皮が見える時の対処法3つ目は、運動で代謝や血流を上げることです。

自宅でできる腕立て伏せやスクワットなどの筋トレと、ウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせることで新陳代謝を上げられます。

運動によって成長ホルモンの分泌も促進されますが、いきなり激しい運動を始めると挫折しやすいので、階段を使ったり近くの駅まで歩くなどの軽めの運動からスタートしてみましょう。

対処法④：頭皮マッサージをする

髪が細い・頭皮が見える時の対処法4つ目は、頭皮マッサージで血行を促進することです。

お風呂上がりに、側頭部からつむじにかけて手の平でクルクルと回すようにほぐしたり、指の腹で後頭部全体を優しく揉みほぐすようにしてみましょう。

力を入れすぎると頭皮や髪の毛を傷める可能性があるので、皮膚を軽く押さえながら優しく動かすことを意識してみてください。

対処法⑤：薄毛の状態を写真で残す

髪が細い・頭皮が見える時の対処法5つ目は、薄毛の状態を写真で残しておくことです。

ご自身のスマホでおでこの生え際と頭頂部をセットで写真に収めておき、定期的にチェックすることで薄毛の進行度合いを目視できます。

専門家の元で治療を受ける際にも重要な情報となるので、気になる方は定期的に写真を撮って保存しておきましょう。

急に髪が細くなった原因とは？生まれつき髪が細い人の特徴・頭皮が見える時の対処法まとめ

この記事では、急に髪が細くなった時の原因や髪が細い人の特徴に加えて、頭皮が見える時の対処法をまとめてお伝えしました。

生活習慣やヘアケアの仕方によって後天的に髪が細くなる方も居るので、適切な対処法を実践することが改善への近道となります。

原因を正確に特定して正しくアプローチすることが大切なので、髪の細さや頭皮についてお悩みの方は、ぜひお気軽に当店へご相談ください。