冒頭でいきなりお伝えしますが、もし、下記の項目に当てはまっていないようでしたら、この記事を読む必要はありません。
仮に1つでも項目に当てはまると感じるようでしたら、この記事を読み自分の抜け毛のタイプを把握しておく必要があります。
- 毎回枕に抜け毛がついている。
- シャンプーした後、鏡を見たら昔より地肌が見えるになった。
- 友人や知人にちょっと髪の毛減った?老けた?など指摘された。
- シャンプーの時、手に抜け毛がかなりついている。
- 短い抜け毛、細い抜け毛が落ちている。
いかがでしたか?
もしかして人より多いかも知れないと、脱毛症や薄毛の危険があるかも知れないと心配なる方は多いのではないでしょうか?
「まだまだ、大丈夫。薄毛とは無縁だ」と思い目をそらすのではなく、抜け毛の本数が何本あったら薄毛の危険があるのか確認することで、薄毛の進行が初期の段階で対策が出来ます。
そこで、今回は抜け毛の本数の平均と、危険な抜け毛の特徴をお伝えしますね。
通常の抜け毛とは?【毛周期について】
そもそも、抜け毛がなぜ起きるのか。まずはこの抜け毛が起きるメカニズムが知る必要があります。
髪の毛は、【男性では4~5年、女性では4~6年】一つの毛穴から伸び続けます。
その後、同じ毛根の下から新しい髪の毛が生成されることで、前に生えていた毛髪が押し出されることによって抜け毛となります。そのため、抜け毛となる髪は、しっかりとした太い毛質になります。
髪の生えては抜けるのサイクルをヘアサイクル(毛周期)と言い、常に循環して髪の毛を健康を保っています。頭皮全体で髪の毛約10万本生えていると言われ、1日平均50~100本抜け毛があると言われています。
≪通常の抜け毛のまとめ≫
- 1日平均50~100本程度
- 髪の毛は4~6年伸び続けた太い毛が抜ける
どうやって抜け毛の本数の平均を計算しているの?【豆知識】
1日の平均的な抜け毛の本数はどのような計算がされているか疑問になる方向けです。
- 人の髪の毛の本数=10~12万本
- 毛周期=4~6年
〇フサフサの人でヘアサイクルが長い人の場合…
12万本÷(365日×6年)=54.8本
〇毛量も多く、抜け毛が多い人の場合…
12万本÷(365日×4年)=82.2本
あれ…?100本もないよ。
上記の計算は、あくまで中央値や平均であるため、100本抜けたとしてもそれだけでハゲが進行するといったことはありません。
そのため、100本以上昔から抜けている人は気にする必要はありません。後述しますが、最近になって抜け毛の本数が増えたな…と感じることが危険信号なのです。
抜け毛で注目すべきは、本数と毛の形だけ
薄毛の心配があるかどうかは、抜け毛の本数と毛の形だけに注目することでおおよその判断をすることが出来ます。非常にシンプルでかつ最も正確な判断が可能です。
抜け毛の本数について
抜け毛の本数です。
先ほどもお伝えした通り、日本人の平均的な抜け毛の本数は1日50~100本程度。
とはいえ、この本数より多いか少ないかで危険な抜け毛かどうかは、判断することはできません。
注目してほしいのは、過去の抜け毛の本数と比べて今の抜け毛の数は増えたのかどうかです。
その増減の量が10~20本程度でしたら季節の移り変わりにより抜け毛の増減程度と考えてよいです。
しかし、70本しかなかった抜け毛の本数が200本以上ある場合は異常です。
1~2日程度だったらまだしも1週間以上続くようでしたら、何かしらの原因があって、抜け毛の本数が増えていると考えた方がよいでしょう。
抜け毛の形について
抜け毛の形で見る箇所3つ、髪の毛の太さ・短さ・毛根です。
自分の抜け毛を確認したときにこの3つだけを注目しましょう。
髪の毛の太さと短さは簡単で、生えている健康な髪の毛と比べて細いか?短いか?を確認して下さい。
明らかに短い毛や細い毛が目立つようでしたら、脱毛症の可能性があるため、専門家へ相談してみるのも得策です。
毛根についてです。
健康な毛根は、クラブヘア(棍棒毛)と言われるように膨らんだ形をしています。
しかし危険な抜け毛の場合、毛根の形が、いびつな形をしていたり、細くなったり、白い付着物がついていたりなど特徴があります。
このような毛根の抜け毛が多い人は、抜け毛の本数に限らず注意が必要です。
抜け毛が増える原因は3つ
抜け毛が増える原因は、大きく3つの原因に分かれています。
- その①:全く薄毛の心配がない自然の抜け毛
- その②:日ごろのケアの仕方が間違っていることで増える抜け毛
- その③:AGAなどの薄毛の危険がある抜け毛
その①季節性の抜け毛
季節の代わり目の抜け毛が薄毛の心配がない抜け毛です。
この季節性の抜け毛が現れやすい季節は、9月~11月と言われています。秋から冬にかけて抜け毛増える原因は、夏の紫外線によるダメージによるものです。
毛周期の関係でダメージを受けてから髪が抜けるまでには、2~3か月後かかります。そのため9月~11月に抜け毛が増えるのです。
ただご安心ください。
ほとんどの場合がダメージによる抜け毛になりますので、その後また太い毛が生えてきます。
しかし、中には強いダメージを受けることによって生えにくくなってしまう場合もあります。
その時は、専門家に相談して薄毛治療を行うことをおすすめします。
- 秋口から冬にかけて急に増えてくる。
- 夏に強い日差しに長時間当たっていないか。
その②:ヘアケアのやり方が間違っている
間違ったヘアケアによって抜け毛を増やしていることがあります。
- 洗浄力が強すぎるシャンプーの使用
- シャンプーの仕方が悪い
- ドライヤーが近すぎる
これらの項目に当てはまっていませんか?
もしかしたら、そうかも…そう感じる方は、間違ったホームケアによる抜け毛かも知れません。シャンプーに対して強い洗浄力を求めなくても汚れを落とすことが可能です。
そのため、使用するシャンプーは比較的刺激が少ない「アミノ酸系シャンプー」に変えるなど対策をしてみましょう。
抜け毛が怖く、頭皮を全く擦らずにシャンプーをしていると、頭皮の汚れをしっかりと取れずに角栓詰まりを引き起こす原因となります。
過度に詰まった角栓は脂漏性皮膚炎と呼ばれる皮膚病を引き起こす恐れもあります。
逆に強く擦りすぎても、頭皮を傷つける恐れがあります。せっかく生えてきた新毛を抜いてしまう原因に繋がります。
シャンプーの正しいやり方については下記のリンクにございますので参考にしてみてください。
ドライヤーの熱も抜け毛の原因につながりかねません。髪の毛を乾かすとき、ドライヤーは約20㎝離すと良いとされていますが、実際に距離を測ってみるとしっかりと距離を開けて出来ている人は少ないです。一度自分の髪の毛を乾かし方も確認してみてはいかがでしょうか。
ドライヤーと抜け毛の関係について詳しくは下記を参照下さい。
その③:ヘアサイクルの乱れ
男性の抜け毛の原因として最も多いのが【ヘアサイクルの乱れ】です。このヘアサイクルの乱れには、生活習慣の乱れ、睡眠不足も関与しますが、悪玉男性ホルモン(DHT)ジヒドロテストステロンの影響が大きいともいわれています。
このDHTとは、男性ホルモンであるテストステロンと5αリダクターゼと呼ばれる酵素が反応することで生成されるホルモンです。テストステロンの約20倍の力があると呼ばれるホルモンであり、AGA(男性型脱毛症)一つの要因でもあります。
このDHTが毛根部分に結合すると、細胞増殖を停止させる信号が出るため、髪の毛の成長が止まり抜け毛となります。その結果、2~6年伸び続けるはずの髪の毛が数か月~1年と短いサイクルで抜けてしまうのです。
このヘアサイクル乱れは、対策をしない限り進行し続けてしまうことも特徴としてあります。そのため、男性の薄毛は気づいたらすぐに対策する必要があります。
危険な抜け毛のサインをおさらいしよう
いかがでしょうか?
抜け毛について確認すべきことをおさらいすると、次の通りです。
- 抜け毛の本数を気にする場合は、過去の抜けていた本数と比較する。
- 抜け毛の太さ・細さ・毛根の形を確認する。
- 抜け毛が増える原因は、季節性、間違ったヘアケア、ヘアサイクルの乱れ
これらの項目を確認して、薄毛の心配があると感じた人は意識をして対策をしていくことをおススメします。
抜け毛+薄くなってきたと感じたら早期対策が必要
抜け毛の不安や、地肌が見えてきたなどの悩みは早期に対策をすることが効果的です。今の発毛技術では、やり方次第でしっかりと髪の毛を生やすことが出来ます。
過去に私は、1年間セルフケアのみで薄毛が改善できるかチャレンジしてみたことがあります。
1年もの間、さまざまな知識を駆使して薬を使わずにAGAを改善しようとチャレンジしてみました。
結果は、進行を遅らせる程度でした…。
私の過去の奮闘について知りたい人は「【AGA克服体験談】6か月でM字ハゲを副作用なく治した方法とは?」をご覧ください。
この記事の著者である私がその一人でした。
元々このぐらい抜け毛があったなと目を逸らして数年後…
M字ハゲが進行しました。
私の経験からになりますが「まだ若いし大丈夫。」という考えは辞めた方が良いです。
しっかりと危険な抜け毛の場合は、早期対策する必要があります。