髪の毛の事を調べていくと、一度は目にしたことがある方も多いヘナ。頭皮に良いと聞くものの、白髪染めや染める手間が大変というマイナスイメージを持っている方も少なくありません。
実は、ヘナは髪の毛を染める目的でなく髪の毛のハリコシ・ボリュームにお悩みの方や抜け毛にお悩みの方により簡易的に使用することが可能です。
今回は、ヘナカラーの特徴と当店で販売している「スカルプヘナ」という商品についてご紹介していきますね。
そもそもヘナとは?
最近は、お客様の中でも「ヘナ」のことを認知して頂いている方が増えてきましたが、まだまだ認知度が低い製品です。
皆様のイメージとしては、髪を傷めずに染めることが出来るが、時間がかかり取り扱いが難しいといったイメージが多いのではないでしょうか?
実は、ヘナは髪染めだけでなく、天然のトリートメントとしても活用することが出来ます。
実は、古来より美容に使用されており、クレオパトラも愛用していたハーブです。このヘナは天然のトリートメントと言われ髪にツヤを出す効能があります。ヘナの用途は様々あり、虫刺され、吹き出物、打ち身、菌の殺菌など髪を染める以外にも様々な働きがあります。
過去にヘナカラーの育毛効果についてブログでお伝えしています。
ヘナカラーやヘナトリートメントで使われるハーブとは?
ヘナカラーなどにはヘナ単体のみでなく、好みの色へ調整するために青色の成分の「インディゴ」やキューティクルを保護するために酸性物質である「アムラ」などが配合されることがあります。
- ヘナ
- インディゴ
- アムラ
- ハーブ各種(ターメリック、シカカイ、マホガニー)
これら成分を配合比率を変化させたり、ヘナを髪の毛につけておく時間を変えることで髪色を調整させたり、ヘナトリートメントやヘナシャンプーとして活用しています。
また、スーパースカルプ 発毛センター吉祥寺店においても独自のヘナを取り扱っております。
- スカルプオレンジ
- スカルプインディゴ
- スカルプアムラ
- スカルプミックスハーブ
計4種類となります。これらは、白髪染めや頭皮の皮脂詰まりが多い人におススメの製品となります。
当店では以前より、ヘナの取り扱い自体を行っていましたが、本部から発色が良く品質が高いヘナが取り扱いされることになりました。
ヘナに配合されるハーブの働きとは?
ヘナ単体のみでも髪の毛を染めること自体は可能です。しかし多くの場合がオレンジのような色合いにしか仕上げることが出来ず、自分好みの髪色へ調整することが非常に難しいです。
これらの発色のバランスやpHを調整するために以下の成分が一緒に使用されることがあります。
ヘナ・インディゴとは?
ヘナやインディゴは主に、髪の毛を染色する作用があるハーブです。ヘナはオレンジのような発色を示し、インディゴは濃い青色の発色を示します。
これらの配合比率を調整することで、落ち着いたブラウン色や黒染めなどを実現しています。それ以外に、ヘナやインディゴは髪のタンパク質に吸着する性質があり、毛髪のハリ・コシ・ 潤いを高めます。
ヘナやインディゴの特徴として、白髪に対して反応しやすく黒髮になるにつれて色素が反応しずらい特徴があります。そのため、黒髮の人が使用したとしてもオレンジや青色に染まってしまうことはありません。
アムラとは
ハーブの一種であるアムラとは、「若返りの果実」とも呼ばれるほどビタミンやミネラルの他、特にポリフェノールなどの抗酸化成分を豊富に含んでいます。そのため、スーパーフルーツとしても注目を浴びています。
このアムラを乾燥させて粉末状にして使用することで、ヘアカラーによって開いてしまうキューティクルを締めて髪をサラサラにすることが可能です。
また、アムラにはヘナカラー後の色落ちを緩和させる効果があり、ヘナカラーの欠点である色落ちを防ぐことが出来ます。
ハーブ各種(ターメリック、シカカイ、マホガニー)
シカカイなどは、天然の石鹸成分とも呼ばれるサポニンを多く含み、髪の毛のうねりなどを防ぎサラサラな髪の毛にするとも言われています。
天然の洗浄成分が含まれることから日々シャンプーとして髪・ 頭皮の洗浄に使用することも可能です。
特に、シャンプー剤による乾燥が気になる人は、これらハーブを使用したシャンプーで髪を洗うことで適度な油分を保ち、髪にハリ・コシを与えボリュームが期待できます。
ヘナを購入するときの選ぶポイント
ヘナといっても実は品質は様々です。天然由来だからこそ、不純物が入りやすくアレルギーや痒みの原因に繋がる場合があります。
そのため、次のポイントを確認して購入するようにしましょう。
ヘナを選ぶポイント①使用しているヘナの品質
ヘナとはインド北西部に自生している植物です。そのため、採取して粉砕する際に、埃や汚れなどの雑菌、土や髪の毛などの不純物が混ざってしまう製品も少なくなくありません。
雑菌のせいで、強い匂いの原因になったり、ヘナを使用して頭皮がかゆくなったり、赤くなったりして「ヘナが合わない」と思っている方も実はその不純物などが原因という事も多くあります。
ヘナを購入する際は次の2つの品質基準を満たしているか確認しておきましょう。
それぞれ、オーガニック認定機関が発行している証明書となるため、製品の品質が担保されていることを証明する証となります。
ヘナを選ぶポイント②ジアミンの有無
ヘナのみのカラーというのは、染色効率が悪く數十分から1時間程度と非常に時間がかかります。
そのため、一般的に販売されているヘナカラー製品の中には染色力の弱さから「ジアミン」やその他配合物を入れて髪を染める製品が存在します。
ジアミンは、アレルギー性の成分となりますので、頭皮のケアを考えた時には配合されていないヘナカラーを選択した方が良いでしょう。
ヘナトリートメントのやり方
ヘナカラーやヘナトリートメントの使い方は、製品によって多少異なる部分がございます。今回は、弊社の製品スカルプヘナを使用したトリートメント方法をご紹介します。
無色トリートメントの使用方法
無色トリートメントにはパウダーとお湯の希釈比率で以下の3つの方法があります。
- トリートメントペースト
- シャンプートリートメント
- 髪湯トリートメントウォーター
シャンプートリートメントを実際に作ってみた画像が下記になります。
100均などで購入したボトルを活用して作ってしまえば、洗い物なども少なく、簡単に使用することが可能です。
お風呂でいつものシャンプーの代わりに頭全体にかけ、頭皮をマッサージしたら少し放置してからしっかりと洗い流してください。
ミックスハーブは毎日、アムラは週2~3回の頻度で使用することができます。またシャンプートリートメント以外にもお湯の希釈比率を変えて簡単にトリートメントをすることが出来るので、自分に合ったやり方で続けることが出来ます。
ヘナカラーの使用感・染色具合の検証【自社製品】
ヘナカラーやヘナトリートメントを行うことでどのぐらいの発色になるのか検証してみました。今回は、自社製品であるスカルプヘナを活用してヘナカラー後の発色度合いを確認しております。
ヘナカラーの発色検証
上がスカルプヘナ使用前、下がスカルプヘナ使用後となります。
ヘナでの染色の場合、一度スカルプオレンジを使用して色を入れた後に、2度染めにてインディゴを使用することで落ち着いた色に染めることが出来ます。
ヘナトリートメントの検証
男性のスカルプヘナをトリートメントとして使用した結果です。
毛穴のクリーニング効果とヘナ特有の髪のコーティング効果によって、ハリコシが出ているのが分かります。
これだけでもお客様の中にはいつもよりボリューム感が出ると満足の声が頂けそうな代物となっています。
まとめ
いかがでしょうか?
本記事では、ヘナの活用方法として、ヘナカラーのみならずトリートメントとしても活用できることをご紹介します。
白髪染めの印象が強いヘナですが、トリートメントとしても使用でき、女性だけでなく男性の頭皮ケアとして用いることが出来る一品となっています。
もちろん色もキレイなので、本来の目的の白髪染めとしてご利用いただけますし、頭皮のお悩みのある方や髪の毛のボリュームやハリコシが気になるはトリートメントとして是非使用して頂きたいと思えるものになります。
購入などを検討される場合は、下記の問い合わせよりご連絡くださいませ。