プロペシアの効果と副作用について『副作用が不安な人向け』

AGA治療の薬として有名なプロペシア（フィナステリド）。クリニックなどに来院して、AGAと診断されるとまず、処方されるのがプロペシアです。

皆様は、プロペシアの効果はもちろん、それに伴う副作用をよく知った上で購入していますか？

 

プロペシアは発毛効果は高いですが、数か月程度の服用で辞めることが出来るお薬ではありません。

このように、購入時にスタッフなどから薬について説明を受けると思いますが、時間も短くしっかりと把握できずに始めてしまう例も実は多いです。

 

あくまで、プロペシア（フィナステリド）は医薬品です。

プロペシアについて知らないで、「勧められたしこれで良いか！」と始めるのではなく、効果と副作用を理解した上で上手く付き合いましょう。

そこで、今回は、プロペシア（フィナステリド）について、効能と副作用についてお話します。

プロペシア（フィンペシア）とは？

 

プロペシアは、AGA（男性型脱毛症）治療薬の一つです。プロペシアの有効性分はフィナステリドであり、元々は「前立腺肥大症の患者に使用されていた」お薬です。

 

フィナステリドは、前立腺肥大症の患者に使用していたところ、毛量の増加が確認されたため、新たに男性の薄毛AGAのお薬【プロペシア】として販売されるようになりました。

フィナステリドの１日の最大摂取量は、0.2mg~１㎎と規定され、プロペシア以外にもジェネリック医薬品としてフィンペシアなども販売されています。

 

ジェネリック医薬品であるフィンペシア。プロペシアより非常に安価で10分の１程度の金額で購入可能です。ただし、個人輸入となります。詳しくは、「AGA治療薬のフィンペシアとは？効果・副作用・購入方法のすすめ」をご覧ください。

気になるプロペシアの効果は？本当に生えるの？

プロペシアの有効成分は「フィナステリド」と呼ばれるものです。実は、プロペシアの臨床データは。販売元のMSDのより既に報告されています。

 

 

このように、フィナステリドは薄毛の進行を止める力が強い医薬品であることが明らかとなっています。また、服用を続けることで、7割以上の人が薄毛改善の見込みがあるお薬です。

 

そのため、抜け毛が気になり薄毛の進行を食い止めたい方にはおススメのお薬であるとも言えます。とはいえ、すぐに服用するのではなく、まずは副作用のリスクなども把握した上で使いましょう。

プロペシアの作用機序は？

プロペシアは、AGAの原因ともいわれるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることで、抜け毛を防止します。

 

プロペシアを服用すると、5αリダクターゼの働きを抑えるため、その①の段階から先へ進むのを防ぐことが出来、DHTの生成を抑制することが出来ます。

プロペシアの効果が維持することが出来る時間は？

プロペシアの服用後、体内にどれだけ期間成分が残っているのでしょうか？

プロペシアを服用後、1.2~1.5時間で最大値となり、その後、4時間程度で半分の濃度まで薄まります。

そして24時間後には、ほとんど残らないことが明らかとなっています。そのため、毎日１日1回服用する必要があります。

参考文献：プロペシア錠添付文書

ここまでのお話を整理すると、

ただ、これだけでは飲むかどうかの判断は早いです。もう少し続きを読んでみましょう。

プロペシアは、確かに魅力的なお薬です。とはいえ、ホルモンバランスを調整するお薬でもあるため、服用する前に副作用もしっかりと確認しておきましょう。

プロペシアの副作用は？【男性にとっては不安な部分】

前述したとおり、プロペシアは、AGAによる抜け毛を防止する薬として優秀です。

しかし、男性ホルモンの生成を調整する医薬品でもあるため、下記のような副作用がこれまで報告されています。

プロペシアの報告されている副作用について

症状	発現率
性欲減退	1.1％
勃起不全	0.7％
性欲量減少	0.4％
肝機能障害	0.2％

出典：MSD株式会社「プロペシア錠0.2mg／プロペシア錠1mg」添付文書

性欲減退は100人1人の割合、勃起不全は100人7人、性欲量減少は100人4人、肝機能障害は100人2人の割合で発症いたします。

確率としては、低いですが、どうしても不安になってしまう部分があります。不安な人は、まずは内服薬を使用しないに薄毛治療を行ってみることをおススメします。

それでも結果が出なかったときに、最終手段として内服薬を使用するのでも遅くありませんよ。

プロペシアの効果は飲み続けないと効果がなくなる

また副作用とは別に、プロペシアは飲み続けて初めて効果を発揮します。プロペシアを飲んで毛量に対して満足したからといって辞めてしまうと、「リバウンド作用」によって、再び抜け毛が増加するのです。

 

そのため、服用を始める年齢が若ければ若いほど、髪の毛を維持するためには数年～数十年間プロペシアを飲み続ける必要があるのです。

 

リバウンド（薄毛に戻る）のリスクは何年たっても同じです。そのため、プロペシアを辞める時が難しい内服薬ともいわれています。詳しくは、「プロペシアを飲む前に見る教本【性欲低下と辞められない副作用】」をご覧ください。

プロペシアは女性と子供には禁忌

プロペシアは女性と子供は絶対に飲んではいけない薬です。ホルモンに作用する薬であるため、女性や身体の変化が著しい子供には絶対に禁忌です。

 

プロペシアは口からだけでなく皮膚からも成分を吸収してしまう薬であるため、誤って触れることがないようにしましょう。

もし、プロペシアを飲んでしまったら

万が一、飲んでしまった場合や成分が体内に入った場合どうなるのか不安ですよね。妊婦の体にプロペシアが入ってしまうと、胎児が男の子の場合生殖器が奇形になる恐れが非常に高いです。

 

プロペシアが生成を抑制するジヒドロテストステロンは子供（男の子）の性器形成をする上で非常に重要な働きをするためです。私不安かも・・・という人がいましたら、まずは病院で診察して医師の指導を受けてください。

【結論】プロペシアは効果と副作用を知った上で上手く付き合おう

いかかでしたでしょうか？

AGA治療は、CMや電車等の広告で気軽に手を出しやすく、簡単に始められる薄毛治療として有名になってきました。だからこそ、効果と副作用を把握した上で取り組む必要があります。

プロペシアは上手く使うことが出来れば、満足度が高い良い内服薬です。

とはいえ、「最近になって薄毛に悩むようになった」「薬をあまり飲みたくない」こんな方には、まずは内服薬に頼らない治療法を行ってみるのはいかがでしょうか？

 

当店は、その人に合った【施術×ホームケア×日々の生活指導】することで発毛という成果に結びつけています。それでも難しい人はに内服薬に頼ってみるぐらいで良いのではないでしょうか。