薄毛の悩みは様々で、つむじ付近の頭頂部がはげる、いわゆるてっぺんハゲに悩む人も多くいらっしゃいます。
しかしつむじは自分では見えにくい場所があり、気が付いたときには進行が進んでいたなんてことも少なくありません。
てっぺんハゲと言ってもその原因が何か、予防のために何ができるのか、詳しくわかれば適切な行動もできますよね。
今回はてっぺんハゲになってしまう原因や予防方法、AGAの場合の対処、発毛サロンの選び方などを説明していきますので是非参考にしてみてくださいね。
てっぺんハゲとは？【判断基準を解説】
てっぺんハゲとは、頭頂部のみがはげた状態をことをいいます。
具体的にはつむじの辺りで、つむじハゲなどと呼ばれることもあります。ハゲに悩む人の中には「自分はてっぺんハゲなのか？」と疑問を抱いているケースもあるかもしれません。
てっぺんハゲと判断する基準はいくつかあります。
てっぺんハゲの判断基準①：つむじ周辺が透けている
つむじの周辺の頭皮が透けて見えるなら、てっぺんハゲが進行中の可能性大です。
通常、つむじ付近で頭皮が見えているのはつむじの中心部のみで、他の部分はほとんどが髪の毛に覆われています。しかし、中心以外の髪が生えている部分も頭皮が見える状態であれば、危険信号が出ていると言えます。
またつむじの渦(毛流)が分かりにくくなっていたり、毛流自体がなくなっていた場合は注意が必要です。
てっぺんハゲの判断基準②：頭皮の色
頭皮の色にも注目してみましょう。
良い状態の頭皮は青白いが、状態が悪いと赤みが増えて茶色になり、かなり良くない状態と言えるでしょう。
茶色い頭皮は新陳代謝が上手く行われておらず、老廃物が溜まって血行の妨げとなっている状況です。
血行不良により毛根や毛髪にも栄養が行き届かなくなり、結果髪が抜けてはげるのです。
てっぺんハゲの判断基準③：つむじ付近に生えている髪の毛の状態
つむじ付近に生える毛の状態にも注目しましょう。
- 髪の毛に柔らかさを感じる・フワフワしている
- 髪の毛が細くなった
- 細くて短い抜け毛が増えた
このような変化を感じている人は、髪の毛への栄養が不足しているサインかもしれません。
てっぺんハゲは自分では気付きにくい
薄毛にはいくつかの種類がありますが、てっぺんハゲは自分から見えにくい部分に発生するため、進行してもなかなか自分で気が付かないこともあります。
周りの人からの言葉で初めててっぺんハゲを自覚するというパターンもあります。
また、頭部の真ん中だけ髪の毛が薄いという状態は見た目が良くないと本人が感じているパターンもよく見られ、てっぺんハゲにネガティブな気持ちを持つ人は少なくありません。
つむじは毛の基準や見分け方について更に詳しく知りたい人はこちらも参考にしてみて下さいね
てっぺんハゲになる原因を5つ解説
それではなぜてっぺんハゲになってしまうのか。様々な原因をご紹介していきます。
てっぺんハゲになる原因①：生活習慣の乱れ
生活習慣は頭皮や髪の毛の状態と非常に密接な関係にあります。
食生活に関しては、栄養バランスが崩れ、体に必要な栄養が供給されなければ、当然頭皮も栄養が不足してしまいます。偏った食事、お酒の飲み過ぎなども原因になり得ます。
オイリーな食べ物を多く摂取していると、体の表面に出てくる皮脂も増え、この皮脂も毛根や毛髪の状態に影響します。あまりにも皮脂が少ないと髪のパサつきの原因にもなりますが、多過ぎると毛根のつまりなどが生じ、頭皮環境が悪化する恐れも考えられます。
毛根がつまると毛が細くなり抜けたりと、最終的にハゲにつながることもあります。
てっぺんハゲになる原因②：喫煙
タバコには200種類を超える有害物質（ニコチンやタール・一酸化炭素・活性酸素など）が含まれているため、これらの作用によってハゲやすくなる可能性があります。
※リスクを高めるだけで、喫煙者全員が薄毛になるわけではありません
喫煙による５つの影響により薄毛になりやすくなると言われています。
- 頭皮の毛細血管の収縮
- ビタミンCの消費
- 肝臓の機能低下
- 男性ホルモンの分泌促進
- 悪玉コレステロールの増加
タバコを吸うと、血管を縮小させ、血行不良状態になる事や髪の毛の成長に使われるビタミンが多く消費されてしまいます。これにより、髪に必要なビタミンが不足し、栄養が届かず髪が薄くなることも考えられます。
出来る限り禁煙することや、タバコを吸わない人と比較して喫煙者は、ビタミンCを2倍の量をとることが推奨されています
てっぺんハゲになる原因③：睡眠
睡眠もハゲに影響しやすい生活習慣の一つです。
就寝中は、髪の成長にも関わる成長ホルモンが分泌されます。しかし、睡眠が不足すると、この成長ホルモンが十分分泌されないために髪の毛の成長が阻害され、結果てっぺんハゲが発生するということもあり得るのです。
てっぺんハゲになる原因④：ストレス
ストレスもてっぺんハゲの原因として考えられます。
人体はストレスを感じると、自律神経の乱れを発生させやすくなります。自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、このうち交感神経が髪の成長に大きく関わっています。
自律神経が乱れることで、交感神経も上手くはたらかなくなってしまい、髪の発育も妨げられてしまい、抜け毛やハゲにつながっていくのです。
てっぺんハゲになる原因⑤：AGA(男性型脱毛症)
生活習慣やストレスが発症に影響する場合はありますが、それだけではありません。薄毛に悩む男性の3人に１人がAGAと言われており、AGAに発展すると治療が必要になってきます。
AGAはてっぺんハゲだけでなく、前髪の生え際や側頭部など他の部分のハゲの原因にもなるのです。
日本人男性の20～30％程度がAGAを発症すると言われていますが、その進行速度はまちまちでゆっくりと髪の毛が少なくなっていく人も、一気に進行する人もいます。
しかし、AGAは進んでしまうともう自然に治癒することはありません。なお、AGAが発症する要因としては、ホルモンの他に遺伝的な部分もあると言われています。
てっぺんハゲを予防する方法3選
てっぺんハゲを予防する方法としては、てっぺんハゲの原因を取り除くことが有効だと考えらています。
てっぺんハゲの原因への対策方法をそれぞれ見ていきましょう。
てっぺんハゲを予防する方法①：食生活の改善
食生活の見直しで重要なのは、さまざまな栄養をバランス良く摂取することです。
油の多いものはほどほどにし、お酒は飲み過ぎないことが重要です。髪に良いとされる、たんぱく質や亜鉛、ビタミンなどの栄養素を多く含む食品も積極的に摂りたい栄養ですね。
てっぺんハゲを予防する方法②：睡眠の改善
睡眠時間を十分確保することも大切です。仕事などで忙しいと、つい睡眠時間を削ってしまいがちですがハゲを予防するために睡眠は欠かせません。
しっかりリズムが整った生活習慣は、ハゲだけでなく体全体の調子にも関わるため、気を付けたいポイントです。
てっぺんハゲを予防する方法③：ストレスを軽減
また、ストレスを早めに解消することもてっぺんハゲの予防につながります。ストレスの解消方法は多種多様であるため、自分に合った方法を見つけましょう。
インドア派
例えば普段あまり家から出ないインドア派なら、読書・音楽鑑賞・映像（映画・テレビ・動画）鑑賞・ゲームプレイなどが考えられます。
ゆっくり料理をして、おいしいものを食べるのもいいですね。何をするでもなく、のんびり時間を過ごすのも良いでしょう。
アウトドア派
外に出るのが好きなアウトドア派なら、スポーツ・ショッピング・芸術鑑賞・食べ歩きなどのストレス解消があります。遠方まで足を伸ばす時間がある時は、普段の生活エリアを離れて旅行に出掛けるのも良いリフレッシュとなります。自然に触れながら過ごしたい時はキャンプという手もありますね。
自分に趣味があるなら、趣味に没頭するのもおすすめです。好きなことをしている時間は、日頃のストレスや疲労を忘れさせてくれるので、このようなストレスコントロールにより、自律神経の乱れを防ぎ、髪の毛への悪影響を減らすことができます。
生活習慣の乱れやストレスの蓄積は危険！
生活習慣の乱れやストレスの蓄積はAGAが発症する引き金ともなり得るので日常の中で意識することで、てっぺんハゲの予防につながる事柄は多いです。
特別に難しいことを行わなくても、誰でもできる習慣が、てっぺんハゲを防いでくれるのです。
AGAによるてっぺんハゲが発生した場合の対応
特にAGAが原因でてっぺんハゲが発生している時は、早めの対策が重要です。
先にも述べた通りAGAは症状が進んでしまうと、生活習慣の見直しなどの自力による改善はかなり難しくなります。
もし自分で何をしても改善されず、進行が止まらない場合は、できる限り早期に専門の機関を頼ることも考えた方が良いでしょう。
AGAの対策方法は？
AGAの具体的な治療法としては投薬治療が一般的となります。しかし、治療を望む中でも、投薬治療ができない方も多くいらっしゃいます。
自分自身で生活習慣の改善や育毛剤の使用なども対策の一つとなりますが、その他に対策として挙げられるのがAGAの対策を行っている発毛サロンなどです。
AGAの治療はさまざまありますが、発毛サロンでは頭皮の洗浄やマッサージなどを中心に行われます。抜け毛を抑えることや新しい毛の発育を促すこと、この2つを意識した治療が行われます。
AGA治療は保険対象外
AGAは健康保険の対象にならないため注意が必要です。
AGAは著しく健康に支障をきたす病気ではないため、保険は適用されません。つまり、費用は全額自己負担ということです。
AGAの治療費用の相場はかなり幅があり、月額数千円ほどで治療可能なところもあれば、数万円ほどかかるところもあります。
AGA治療は効果が出るまで時間がかかる
AGAの治療を始めてから、効果が出るまでの期間も留意が必要です。
効果が現れるタイミングは個人差がありますが、おおよそ6ヶ月が経過した頃から何らかの改善が見られるケースが多いです。
AGAの治療の大きな特徴は、即効性がないことです。薬を使用したからといって、すぐ目覚ましい効果が見られるわけではないのです。
自分が納得できる状態までハゲが改善されるには、1～2年のある程度まとまった期間がかかるためすぐに改善されなくても焦らず、根気よく治療を続けることもポイントです。
他にも自分に合った育毛法や治療法が気になる方はこちらも参考にしてみて下さいね
AGAの治療のための発毛サロンの選び方6つ
AGA治療が可能な発毛サロンは多数あるため、いざどこに行こうか考えると迷ってしまう人もいるでしょう。発毛サロンを選ぶ時には、いくつかのポイントを押さえながら検討したいですね。
サロン選びポイント①：治療実績
そのサロンでどのような治療が行われ、通った顧客はどのような改善が見られるのか、それがわかればサロン選びもしやすくなると考えられます。
当店の治療実績です↓
サロン選びポイント②：サービス内容
サービスの内容もチェックできると良いですね。
直接対面の他、オンラインでの診断などに対応しているところもあります。
オンラインを利用できれば、なかなか直接足を運ぶ時間が取れない時も、サービスを受けやすいです。
サロン選びのポイント③：費用
AGAの治療費用はサロンによって異なります。
自分が想定している費用で治療が行えそうかも忘れず確認したいところです。
サロン選びのポイント④：距離
発毛サロンへの通いやすさも重要です。AGAの治療は何回か来店すればそれで完了するというわけではないので少なくとも1、2年は継続して通う必要があります。
サロンが通いにくいと足が遠のき、治療が半端な状態になってしまう可能性もあり、サービスを継続的に受けないと当然思うような効果は得られません。
長期に渡り通い続けるストレスをどれだけ小さくし、治療を継続できるかも非常に大切なのです。
そこで確認したいのが、サロンへのアクセスのしやすさです。公共交通機関の乗り継ぎが多いなども面倒と感じる要因になりやすいので、自分の生活圏から近距離、かつ移動が容易なサロンなら通いやすいですよね。
また通いやすさを考える時に、どのようなタイミングで通うかも踏まえるといいでしょう。例えば仕事の帰りにサロンに向かうことが想定されるなら、職場からのアクセスがいい方が良いかもしれません。
サロン選びのポイント⑤：営業時間
サロンの営業時間もチェックしておきましょう。
仕事帰りに寄るなら、夜まで開いているサロンでなければ通院が難しいですよね。
営業時間の他にも、サロンの予約の取りやすさなども重要です。
予約が取りにくいサロンは、「また今度予約しよう」など来店が後倒しになってしまい、ついずるずると足が遠のきがちになります。
人気の高い発毛サロンを選ぶのも良いですが、混雑することが多いと希望の日時に予約がなかなか取れないパターンも考えられます。
サロン選びのポイント⑥：サロンの雰囲気
サロン選びでは、サロンの雰囲気なども踏まえましょう。
繰り返しになりますが、発毛サロンにはある程度の期間通院することになるためできる限り自分の求める雰囲気にマッチしたサロンを選んだ方が通院の足も向きやすいですよね。
サロンの広さ、インテリア、スタッフの対応など、さまざまな面をチェックしてみましょう。
サロンの口コミは重要だけど鵜呑みは注意！
サロンの口コミなどを確認することも大切です。
公式サイトなどを見れば、基本的な情報については確認できますが、そのサロンの実態がどうであるかはわからりません。そこで役立つのが口コミです。
実際にそのサロンを利用した人の口コミを確認すれば、よりリアルな感触をつかむことができます。
口コミをチェックする際のポイントは、良い口コミも悪い口コミもフラットな気持ちで調べることです。
口コミを発信している人の感想が、必ずしも正しいとは限りません。口コミはあくまで主観によるものなので、それを全て鵜呑みにするのは危険です。ポジティブな口コミもネガティブな口コミも、それぞれ個人の感想であることを忘れず、分析することが大切なのです。
お試しの相談や体験に行ってみるのもあり
このようなポイントを押さえながら発毛サロンを選べば、自ずから候補は絞られてくるでしょう。
自分の希望を全て叶えられるサロンを見つけるのは難しいかもしれません。そのような時には、自分の希望に優先順位を付けて考えるとスムーズに選びやすいのではないでしょうか。
考えるだけでなかなか決まらない方は、まずは体験だけ行ってみて雰囲気を確認するのもありですね。
【まとめ】てっぺんハゲの予防・改善には速やかなアクションが重要
てっぺんハゲの予防・改善をしたいと考えるなら、まず早めに状態を把握することが重要です。
原因を探り、適切な対処を行いましょう。特に、AGAが原因であるなら、改善できるかどうかは早期の対応がカギとなります。
一人で抱え込まず、専門家に一度相談してみるのもひとつの手ですよ。
