AGAの治療を行うには、【薬を口から飲む方法】と【塗り薬を頭皮に直接塗り込む方法】があります。自分はいったいどの方法でAGA治療すればよいの?そんな疑問を持ちながら何となくドラッグストアやインターネットで購入して始めてみる方は多いのではないでしょうか?
それぞれの特徴を知った上で使用することでより効果的にAGA治療が行えるでしょう。
今回は、AGAの治療に塗り薬を使用したいけど、
どうやって使うのが一番効果的なの?
そのような方へ、吉祥寺のメディカル発毛サロン毛髪診断士が最も効果的な塗り薬とその使用法についてお伝えします。
AGA治療で使われる内服薬と外用薬の違いは?
AGA治療で使われる内服薬と外用薬の違いは、薄毛に対する対処方法が異なることです。
それでは、AGA治療で知っておきたい知識である内服薬と外用薬についてお伝えしますね。
AGAの治療で使われる内服薬ってなに?
AGAが生じて髪の毛が薄くなる原因の一つとして、男性ホルモンがDHT(ジヒドロテストステロン)という悪玉男性ホルモンが毛根部を刺激して毛髪の成長を止めてしまうことが挙げられます。内服薬の働きは、この悪玉男性ホルモンの生成を抑制する作用があります。
具体的に、内服薬は「フィナステリド」を有効成分として合成された、プロペシアやフィンペシアなどの薬が有名です。あくまでこれらの薬は、悪玉男性ホルモンによって抜け毛が増えることを防ぐ薬であるため、発毛を促す働きはありません。
AGAの進行を止める上で、内服薬は非常に効果的とも言われる反面、副作用が多々報告されています。また、体の中に有効性分が残っている間のみしか効果を発揮しないため、数年以上飲み続ける必要があります薬です。
内服薬のメリットまとめ
・悪玉男性ホルモンの生成を抑制できる
・AGAによる抜け毛を減らせる
・1月あたり大体7000円程度のコスト
内服薬のデメリットまとめ
・副作用がある(性欲低下・ED・肝機能障害)
・薄毛を防ぐには、ずっと飲み続ける必要がある
・数年~数十年単位で考えると高価
・女性には禁忌の薬
こちらに内服薬の記事がありますので、良ければご覧ください。
AGAの治療で使われる塗り薬(外用薬)ってなに?
一方、外用薬は薄毛が気になる所に直接塗り込み効果を発揮する薬です。そのため、気になる所だけに効果的に塗り込むことが出来ます。この塗り薬で効果があるのが、【ミノキシジル】と呼ばれる薬用成分です。ミノキシジルは、毛根部分の血管拡張を促す有効成分であり髪の毛を増やす効果がある唯一の外用薬です。
髪の毛を生やすためには、血液によって毛根へ栄養を供給する必要があります。しかし、AGAが進行していると、抜け毛が多い部分には毛細血管が十分に張り巡らすことが出来ていません。そこにピンポイントでミノキシジルを塗り込むと、縮小してしまった血管が拡張され、毛母細胞に血液を送り込むことが出来ます。そして、栄養をもらった髪の毛は太く長く成長することが出来るのです。
しかし、効果があるのは「塗った部分だけであること」です。なのでしっかりと塗布が出来ていないと十分に効果を発揮できない場合があります。また、塗り薬の有効成分を飲み薬にした「ミノキシジルタブレット」通称ミノタブがインターネット等で販売されていますが、認可されていない薬でないため、おすすめしません。
外用薬のメリットまとめ
・髪の毛を増やす働きがある
・ピンポイントに狙い撃ちが出来る
・塗り薬であるため、副作用が出にくい
外用薬のデメリットまとめ
・皮膚が痒くなるなど副作用が出ることがある
・顔など違う所につくとむだ毛が増える可能性がある
・内服薬よりは、高価(6000~15,000円)
こちらに塗り薬についての記事がありますので、良ければご覧ください。
AGAを治すには、どんな塗り薬を購入すべき?
一方、今回ご紹介する塗り薬は、数多の数がありどれを選べば良いか分からない!そんな方も少なくありません。多くの人が、結局どれがいいのか分からず、口コミなどから判断して購入していませんか?
外用薬の知識を持っていない状態で購入すると、効果が全くない製品を1万円などで購入しかねません。そのため、今回は塗り薬をドラッグストアやインターネットで選ぶポイントもお伝えしますね。
塗り薬を選ぶ上でまず確認してほしいことがあります。
それはじゃな…これじゃ!
発毛剤か育毛剤か見極めることじゃ!
これが非常に重要です。
育毛剤はあくまで髪の毛を健康に育てる成分であるため、予防する効果はあるかもしれませんが、これだけで薄毛を改善させることは難しいでしょう。特に成長因子等が含まれない育毛剤が数多く販売されているため注意してくださいね。
塗り薬でAGAを治したい!効果を得たいときは、【ミノキシジル】が配合された外用薬がおすすめです。男性の場合は5%以上配合、女性の場合は1%配合品が良いでしょう。
AGAに効果がある塗り薬を使用しているが効果がない場合
「ミノキシジル配合の塗り薬使って、数か月たったけどイマイチ効果が感じられない」そんな方は少なくありません。なぜそのような事が起きるのでしょうか?それは、あなたの頭皮環境が良くないためです。
塗り薬が頭皮へ浸透して毛根部まで届くには、【約3時間】かかるといわれています。健康な頭皮だったら、塗り薬が乾燥するまでに毛根まで有効成分を届けることが出来ます。
もし、あなたの毛穴が角質や角栓で詰まった頭皮だったらどうでしょう?
自分の皮脂によって塗り薬が弾かれてしまい、浸透する前に揮発してしまうのです。そうなったら塗っても塗っても効果は出ませんよね…。お風呂上りに塗って下さいと使用方法に書いてある理由は頭皮が綺麗な状態で有効成分を染み込ませるためなのです。
しかし、シャンプーの仕方が悪かったり、洗っても毛穴が詰まったままの人は少なくありません。塗り薬は、頭皮が荒れた状態では効果を発揮できないため、一度専門家に頭皮の状態を診察してから使用することをお勧めします。
当店に来院して、頭皮環境を整えることで3か月程度で劇的に髪の毛が増えた方も多くいらっしゃいます。
塗り薬も大事じゃが、
それ以上に頭皮環境が重要なのじゃな!
AGAに効果があるドラッグストアや薬局で購入することが出来る外用薬とは?(動画)
塗り薬の効果を高めるセルフケア4選
それでは、塗り薬を最も効果的に浸透させるために自分で出来る【毛髪診断士厳選のセルフケア4選】をお伝えしますね。
1.育毛シャンプーを使用後に塗布
塗り薬や外用薬は、前述したとおり頭皮の環境が整っていてこそ効果を発揮できます。しっかりと育毛シャンプーを使用して汚れや余分な角栓・角質を落として使用しましょう。しかし、市販の「頭皮の汚れ根こそぎ落とします!」など書いているシャンプーは合成界面活性剤が主成分のものがほとんどです。
そのようなシャンプーは、強い洗浄力のため、必要以上に頭皮の皮脂を落としてしまいます。使い続けると頭皮が乾燥したり、フケの原因に繋がりますので注意が必要です。塗り薬の効果を発揮させるには、アミノ酸系シャンプーを使い頭皮へ潤いを与えることが良いでしょう。また、メディカル発毛サロンでは、成長因子が配合された高濃度アミノ酸系シャンプーなどを扱っているお店もありますよ。
2.頭皮を保湿してから使用
頭皮を保湿することで、塗り薬が頭皮へ浸透するまでの時間を短縮することが出来ます。使用していないタオルは、吸収率が悪いため一度選択してから使用するように、頭皮も一度化粧水で潤いを与えてから塗り薬を行うことで、効果的に浸透させることが出来ます。
特に冬は乾燥しているため、頭皮が購入したての吸収率の悪いタオル状態です。そのためしっかりと保湿してから塗り薬を塗ることで、いつもより高い発毛効果が期待できますよ。
3.頭皮マッサージをしながら、もみ込む
AGAの治すためには、塗り薬を塗るだけでなく、マッサージをしてもみ込むことも大事です。マッサージは頭皮全体を柔らかくし血流を促す働きがあるため、薬の効果をより効率的に発揮できます。簡単なやり方を下記でご紹介しますね。 これらの動作を行う前に、肩をぐるぐると回して血流を促してから行うとより効率的になります。
強くやりすぎたり、爪を立てて行うと逆に抜け毛を増やす原因にもなりますので、併せてこちらもお読みください。
4.生活習慣を正し、内側からもしっかりケアする
AGAの薄毛を治すためには、体の内側からのケアをすることでより高い発毛効果を出すことが出来ます。髪の毛は食事から作られるというように、日頃の食べるものが重要です。良質な髪の毛を育てるには、バランスの取れた食事が重要です。
亜鉛やタンパク質、ビタミン類、ミネラルなど必要な栄養素は様々ありますが、一つ一つ意識することは中々難しいですよね。ですので次の食材を日々の食事に取り入れることを意識してください。
【まごわやさしい】
これらを食事に入れることを意識するだけで、自然とバランスの取れた食事へ変わっていきますよ。ミノキシジルによって血流を促進して、より良質な栄養を髪の毛に与えましょうね。
最後に
いかがでしたか?外用薬の選び方や効果的な使い方を習得できましたか?
当店にいらっしゃる患者様みなさまに伝えてることが一つあります。それは、
「AGAの治療はデメリット・メリットがあるため、自分にあった方法を一緒に選定していきましょう」
何故そのようなことをお伝えしているかと言うと、その人の体質・生活習慣によっては、薬を使わなくても十分に髪の毛を生やすことが出来る場合があるからです。しかし、その判断をご自身でするのは中々難しいのが現実です。
薄毛を最短時間で治したい・無駄なことをせず髪の毛を生やしたいそんな方は、セルフケアではなく専門家に相談しましょう。
早期に対応することで、短期間・低価格で治療が行えますよ。
どの塗り薬を買えばいいのかな?