薄毛は、気づいたときには進行しています。ふとした瞬間に「あれ?前より薄くなった?」「地肌が見えてきた」など感じるようになり不安な気持ちになる人も少なくありません。
薄毛にはさまざまな噂がありますが、その中の一つ。「髪が細い猫っ毛の人は薄毛・ハゲやすい」こんなことを一度は耳にしたことはあるのではないでしょうか?
また、「最近になって、髪質が変化して細く柔らかくなった」という人も少なくないでしょう。今回は、薄毛の専門家が「猫っ毛の人はハゲやすいのか?」この噂についてお伝えしていきます。
薄毛のうわさについて他にも多く検証しています。
その中の一部「筋トレするとハゲ・薄毛になるか検証してみた。|【結果】髪に良い事だらけ」や「【タバコと薄毛の関係】ヘビースモーカーほどハゲるリスクが高い」などをご覧ください。
昔っから猫っ毛の人は、「遺伝」によるもので「薄毛」にならない
結論からお伝えすると、昔から猫っ毛の人は、その髪の太さや柔らかさは、あくまで遺伝によるもの。薄毛の初期症状ではありません。
そのため、猫っ毛だからといって薄毛の心配をする必要はありません。
猫っ毛の定義とは?
日本人の髪の毛の太さの平均は。0.07~0.08mmと言われています。その髪の毛の太さが0.06mm以下の場合「猫っ毛」と言われています。
髪の毛は、外側から3層構造(キューティクル、コルテックス、メデュラ)をしています。このコルテックスの太さやキューティクルの枚数が人によって異なるため、細く柔らかい毛質となるのです。
実は、日本人の髪は、欧米人に比べ1.5倍太い髪質です。
欧米人の平均の髪の太さは0.05mm。ということは、欧米人の髪の太さは、日本だと猫っ毛の扱いです。
「猫っ毛=ハゲやすい」だと欧米人(男女問わず)は薄毛リスクが高いということになってしまうため、間違った認識なのです。
猫っ毛は髪質が細いため、人より薄毛が目立ちやすい
猫っ毛と薄毛へのなりやすさは、関係しませんが、薄毛になってきた時の見た目には大きなさが生まれます。
太い髪の毛100本と細い髪の毛を100本並べた時に、どちらの方が髪が多く見えますか?
絶対的に太い髪の毛100本の方が多く見えます。
そのため、猫っ毛の人は、人より、薄毛が目立ちやすいのが難点とてしはあるでしょう。とはいえ、髪質が細い人ほど、初期症状の段階で気づきやすいメリットもあります。
猫っ毛に対するヘアケアの注意点とは?
猫っ毛は、髪が細く絡まりやすいのが特徴です。そのため、シャンプーやヘアブラシで梳かすときについつい髪を引っ張って抜いてしまう危険があります。
本当は抜けるはずがなかった髪を抜いてしまうのは、毛根を傷つける原因につながりますので、猫っ毛の繊細な髪質ということを意識してヘアケアをしてあげましょう。
また、髪の耐久度も太い髪の毛の人と比べると、弱い髪質となります。そのため、パーマやカラーの頻度が多いと、猫っ毛の人の場合「人より切れ毛や抜け毛になりやすい」です。そのため、行うとしても頻度を減らしてあげることをおススメします。
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最近、髪質が細くなったり柔らかくなる人は薄毛のリスクあり
猫っ毛や、髪質が柔らかいと感じる人でも、注意してほしい人が中にはいます。それは、ここ数か月~数年で髪質が変化した人です。
髪は、年齢とともに、ハリ・コシが低下して1本1本細くなっていきます。男性では20歳、女性では35歳を境目に髪の太さは低下すると言われています。
髪が細くなるのは、薄毛の兆候の可能性がある
実は、生まれつき猫っ毛以外の人が起きる髪質の変化は、薄毛の兆候でもあるのをご存知でしょうか?髪質は、年齢以外にも以下の条件で細く柔らかい猫っ毛へと変化する可能性があります。
- その①:血流が悪く、十分なタンパク質・ミネラル・ビタミンが十分に供給されていない
- その②:毛穴詰まりがなく、かゆみ・炎症がある
- その③:ホルモン
これらによる髪質の変化は薄毛の前段階【ハゲの兆候】といっても過言ではありません。
「髪質が変化した+地肌が目立つようになってきた or 前髪が薄くなってきた」
このような症状に少しでも自覚があるようでししたら、自分で出来るセルフケアや薄毛の専門家に一度無料相談をするなどして今後の対策を行うことをおススメします。
髪質が細くなってしまう理由をもっと詳しく知りたい人は、下記にそれぞれの理由について私がしっかりと解説していますのでご覧ください。
地肌が目立つようになってきた、薄くなってきたと思ったら専門家へ
この記事を読んでいる人は、「猫っ毛かつ薄毛が不安な人」がほとんどではないでしょうか。元々猫っ毛だった人は安心できますが、けどやっぱり地肌が目立つような気がすると不安が解消されない場合が多いと思います。
私も過去に薄毛に悩んだ経験があり、数多な情報を収集して自分なりに対策してきましたが、不安は髪が生えるまでなくなることはありませんでした。
現在では、薄毛の専門家として男女年齢問わず数多くの薄毛の悩みを毎年解決しています。過去の薄毛の経験や研究所での研究生活などの経験を基盤にその人に合った薄毛治療を提案しています。
1人で薄毛を治すことはできなくはないですが、「至難の業」です。そのため、まず不安なら一度専門家にメールでも電話でも直接会うでも形を問わず相談することをおススメします。