シャンプーやブラッシング・髪をかき上げた時など、頭をぶつけてないのに頭頂部(てっぺん)を触ると痛い、側頭部や後頭部の一部を押すと痛いなど感じたことはありませんか?
頭皮を押すと痛いのはなぜなのか、悪い病気やAGAなどの可能性があるのかが気になる方に向け、頭皮を触ると痛い・押すと痛い原因を解説いたします。
また、頭皮を押すと痛いのはハゲになる可能性があるか、自分でできる頭皮の痛みへの対処法もご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
頭のてっぺんや側頭部を触ると痛い・頭皮を押すと痛いのはなぜ?
頭をぶつけてないのに、頭頂部(てっぺん)や側頭部・後頭部の一部を触ると痛い・押すと痛い時は、何らかの原因があります。
まずは、代表的な頭皮を触る・押すと痛い原因を6つ解説していきますので、思い当たるものがあるかを確認してください。
頭皮を触る・押すと痛い原因①:頭皮ダメージ
頭皮を触ると痛い・押すと痛い原因として、よくあるのが紫外線による日焼けやパーマ・ヘアカラーなどの薬剤で受けた頭皮ダメージです。
この場合は、触らなくても痛いほどヒリヒリするケースもありますが、軽度の場合は触ると痛い・違和感がある程度の場合もあります。
短期間で繰り返しパーマやヘアカラーを行うと、頭皮や毛根に強いダメージを負ってしまうことがあり、その結果として頭皮を触ると痛い・押すと痛いをいう現象が起きるのです。
頭皮を触る・押すと痛い原因②:髪型
頭皮を触ると痛い・押すと痛い時は、長期間同じ場所だった分け目を変えたり、髪を引っ張る髪型をしていたことも原因になります。
ボリュームが出やすいようにと髪の毛の流れに反して分け目を作っていたり、髪を引っ張るような髪型をしていると、毛根に負荷がかかり血流の悪化や筋緊張が起こるため痛みが出やすいです。
また、長期間同じ場所に分け目を作っていると、毛根に負荷がかかるだけでなく紫外線ダメージを加わり乾燥しがちになり、頭皮を触ると痛い・押すと痛いだけでなく薄毛のリスクも高まります。
頭皮を触る・押すと痛い原因③:頭皮のコリ
頭皮を触ると痛い・押すと痛い原因には、現代病ともいえる肩や首のコリに眼精疲労やストレスによる血行不良、睡眠不足などによる頭皮のコリもあります。
おでこから生え際にある前頭筋、こめかみから側頭部の側頭筋にうなじ~後頭部の後頭筋という4つの筋肉を繋げる帽状腱膜の過緊張により、血流が悪化しているサインです。
歯ぎしり・食いしばりのクセがあると、側頭筋の緊張が強くなりやすく側頭部を触ると痛いという方が多いですし、眼精疲労で目の周りにある眼輪筋が疲れている方も頭皮のコリが起こりやすいでしょう。
頭皮を触る・押すと痛い原因④:頭痛や神経痛
頭皮を触ると痛い・押すと痛い原因には、頭痛の一種で頭皮に分布している神経の圧迫、また炎症やダメージが起きる後頭神経痛のケースもあります。
左右どちらかの首から後頭部~頭頂部にかけて頭皮を触ると痛い、また側頭部の後ろ側にビリビリやズキっとする痛みが走る、首を回すと痛みが増すなどですが比較的短時間で痛みが軽減することが多いです。
しかし、頭痛以外に吐き気や手足のしびれ、高熱・意識障害などが現れたり、痛みによる頸部の硬直や経験がないほどの激痛が生じた場合は、脳神経内科など医療機関を受診しましょう。
頭皮を触る・押すと痛い原因⑤:炎症や湿疹・帯状疱疹
頭皮を触ると痛い・押すと痛い原因として、毛根に起こった毛嚢炎やニキビ・頭皮のかぶれや乾燥、菌の増殖による脂漏性湿疹のほかに帯状疱疹の可能性もあります。
炎症は頭皮が清潔でなかったり傷がある・皮脂の過剰分泌が原因になりやすく、アレルギー物質の刺激によるかぶれが考えられ、症状は触ると痛い・押すと痛いだけでなく出来物や腫れ・フケの出現などです。
帯状疱疹は水ぼうそうにかかったことがある方の全てに発症するリスクがあり、疲れやストレス・加齢などによって免疫機能が低下すると、赤みや痛みを伴う発疹が頭皮に現れる可能性があります。
頭皮を触る・押すと痛い原因⑥:しこりや腫瘍
頭皮を触ると痛い・押すと痛い原因には、脂肪腫や粉瘤など良性の腫瘍や硬いしこり・色素沈着を形成する悪性腫瘍の可能性もあります。
脂肪腫や粉瘤や比較的柔らかく痛みを伴わないケースが多いのですが、頭皮を触ると痛い・押すと痛い場合は炎症を起こしているため、あまり触らないようにしましょう。
悪性腫瘍の場合は、鮮やかな赤色~赤黒い色をしており表面はカサカサと乾燥し盛り上がっています。進行すると出血や痛みを伴うため、早めに医療機関を受診してください。
ぶつけてないのに頭皮を押すと痛いのはハゲる前兆?
どこにも頭をぶつけてないのに頭皮を押すと痛い原因がわかったところで、頭皮を触ると痛い・押すと痛い場合はハゲる・薄毛になる前兆なのでは?という疑問にお答えしていきましょう。
全てがハゲる・薄毛になる前兆とは言えませんが、頭皮が痛いと髪の毛にも何かしらの影響がある場合も考えられます。
抜け毛を伴う頭皮の痛みもある
上記で解説した中でも頭皮ダメージや髪型・頭皮のコリと神経痛は、ハゲる・薄毛になる前兆と考えられます。
頭をぶつけてないのに頭皮を押すと痛い・触ると痛いほどに頭皮や毛根にダメージがある、血流が悪化していることによって痛みと共に抜け毛が増えている可能性があるのです。
また、炎症も頭皮がダメージを負った結果として現れるものですし、毛根に悪影響を与えて髪の毛の生育を妨げるため、適切な治療や対処法を行う必要があります。
頭皮を押すと痛い・触ると痛い上に抜け毛が増えたら要注意!
頭頂部や側頭部、後頭部の一部でも、頭皮を押すと痛い・触ると痛い、その上で数週間程度抜け毛が増えたと感じるのであれば、AGAや薄毛・ハゲる可能性が高まっているかもしれません。
見た目に赤みや発疹が無い場合でも抜け毛が増えているのなら、ヘアサイクルの乱れや頭皮環境の悪化により髪の毛が正常に成長できていない確率が高いです。
頭皮を押すと痛い・触ると痛いのが皮膚科や内科を受診しても治らない方は、適切な対処法をアドバイスできる頭皮や髪の毛専門の発毛技能士に相談してください!
頭皮を触ると痛い・押すと痛いときに自分でできる対処法
頭皮を触ると痛い・押すと痛いけれど、医療機関を受診するほどでもないと感じている方のために、ご自身でできる頭皮の痛みへの対処法をご紹介します。
コリをほぐし血流を促進するなどして、頭皮環境を正常に戻すと痛みが和らいで抜け毛も落ち着いてくることが多いですので、ぜひ試してみてください。
自分でできる頭皮を触る・押すと痛いときの対処法:正しい方法でシャンプーする
頭皮を触る・押すと痛いときにご自身で行う対処法、まずは自分に合った洗浄成分を選び正しい方法でシャンプーしましょう。
頭皮を触ると痛い・押すと痛い時は、いつもより優しく泡で触れる感覚でマッサージするように頭皮を洗い、少し髪の毛がきしむ程度までしっかりとすすいでください。
シャンプー後はできるだけ早くドライヤーを使い、髪の毛の根元を中心に同じ場所に長く熱を与えないようドライヤーを左右に振るなどし、十分に乾かしましょう。
自分でできる頭皮を触る・押すと痛いときの対処法:頭皮マッサージをする
頭皮を触る・押すと痛いときにご自身で行う対処法として、血流改善や頭皮のコリ・後頭神経痛には頭皮マッサージも効果的です。
手のひら全体で頭部を圧迫したり、ツボを刺激するなどすると頭皮や首・肩のコリがほぐれて血流促進効果やリラックス効果を得られます。
ただし、爪を立てない・痛みがひどい時は控えるなどの注意事項を守らないと、逆効果にもなりかねないので気をつけてください。
自分でできる頭皮を触る・押すと痛いときの対処法:規則正しい生活習慣に変える
頭皮を触る・押すと痛いときにご自身で行う対処法、続いては規則正しい生活習慣に変えることです。食生活の乱れや睡眠・運動不足があると、血行不良や頭皮の老化が起こりやすいです。
頭皮環境を正常にするためにも、栄養バランスの整った食事を意識して質の良い睡眠をとり適度に運動するようにしましょう。
ストレスや喫煙は睡眠の質を低下させるので、寝る1~2時間前にはスマホやPCから離れてゆったりと湯船に浸かって、体と心をリラックスさせるようにしてください。
頭をぶつけてないのに側頭部や頭皮を触ると痛い!頭皮を押すと痛い原因と対処法まとめ
今回は、どこにも頭をぶつけてないのに頭皮を触ると痛い、側頭部や頭皮を押すと痛いのはなぜなのか原因と自分でできる対処法を解説いたしました。
頭皮を触ると痛い・押すと痛い原因は、外部からの刺激やダメージと身体の内側から発生するものがあり、抜け毛が増えてハゲる前兆と考えるものもあります。
頭部の一部でも、触ったり押すと痛いのが続くようであれば皮膚科や脳神経内科を受診しましょう。それでも異常がない時は、頭皮や髪の毛専門の発毛技能士がいる私共へ気軽に相談してくださいね。