何だかいつも目が疲れている。パソコン仕事が欠かせない。ついつい寝る前にスマホをチェック…なんて人が増えているのではないでしょうか。今の社会は情報社会となりSNS、IT、プログラミング、ゲームなど目を酷使する仕事や刺激ばかり。
ふとパソコンやスマホの画面から目を外した時に、焦点が合わずぼやけて見える経験をしたことある人は多いでしょう。
このような疲れ目が続くと、目の疲労だけでなく頭皮の疲労を蓄積させて将来ハゲる可能性が高まります。今回は、眼精疲労と薄毛の関係ついてその原因と対策をしっかりとお伝えしますね。
動画でも解説しております。
そもそも眼精疲労とは?
目の疲れといっても全てが眼精疲労というわけではありません。
眼精疲労とは、眼を使う仕事を続けることにより、目の痛み、かすみ、充血などが治らないことや、目だけでなく頭痛・吐き気・肩こりなどの症状が現れて中々回復しない状態です。
ここまでの眼の疲れはないとしても、目の軽い疲れがある人、目が疲れて頭痛になる人。様々な目の疲れはありますが、おそらく日本人のほとんどの人が「目が疲れている」と感じているのではないでしょうか?
疲れ目や眼精疲労は、ドライアイなどの目の病気だけでなく、薄毛・抜け毛を進行させる要因となります。
今回お伝えするのは、眼精疲労か判別できないような疲れ目も含めて薄毛に関係しているため、総括してお伝えします。
疲れ目か眼精疲労か確認して、薄毛の危険度を確認
軽度な目の疲れ:疲れ目
「目が疲れる」「目が痛い・重い」といったとき、休憩したり、眠ったりすれば治るのは「疲れ目」といいます。そのため、軽度で割とすぐ治りやすいのが特徴です。
とはいえ、疲れ目だからこそ注意が必要です。疲れ目は寝て起きたりしたら、目の疲れを感じないことが多いので、また目を酷使してしまうことが多くあります。
この繰り返しによって、「寝ても何だか目が重たい」「中々目の疲れが取れない」といった慢性的な目の疲れである眼精疲労へと進行してしまいます。
- 休息や睡眠で治る
- 一過性の眼の疲れ
慢性的な目の疲れ:眼精疲労
疲れ目が悪化し、慢性的な目の疲れになると眼精疲労となります。この眼精疲労が起きる原因は大きく4つです。
- 近視・乱視・老眼
- コンタクトレンズの長期装着によるドライアイ
- ストレスによる自律神経失調
- 目の酷使(パソコン等)
また、眼精疲労によって下記の2つのことが体へ影響があると言われています。
- 目の痛み、かすみ、充血などが治らない
- 頭痛・吐き気・肩こりなど全身に現れる
もし、当てはまる項目があるのでしたら、目の筋肉のこわばりが、頭皮まで伝わり薄毛の原因になりかねません。
目の疲れと薄毛・抜け毛どのようにつながっているか把握していきましょう。
眼精疲労が薄毛や抜け毛の原因になる2つの理由とは?
目の疲れや眼精疲労が薄毛を進行させる可能性が高い理由としては大きく2つが考えられます。
その①:血流・リンパの流れが悪くなる
その②:髪の毛を育てるための栄養が消費される
血流・リンパの流れが悪くなる
眼精疲労は、目の周辺、首筋、肩の血行不良を引き起こします。この血行不良がハゲやすくなる原因につながるのです。
体内の血液は全て心臓から末端部分へ供給されます。髪に血が届くためには、「肩⇒首⇒頭皮へ」を経由しますよね。眼精疲労により、通り道がガチガチの状態だと頭皮が血行不良になりやすくなるのです。
その結果、毛根への血液、リンパ液の循環が悪くなり薄毛の原因となります。
血行が悪くなると、髪の毛を育てるための毛母細胞へ十分な栄養を与えることが出来なくなり、髪の毛が成長されずやがて抜け毛となります。また、血液には老廃物を回収する役割もあるため、より一層頭皮環境は悪くなると言えるでしょう。
この悪循環によって、頭皮が不健康な状態になってしまうため、抜け毛や薄毛につながります。
下記の画像は、頭皮の状態の血流をマイクロスコープ診断をした結果です。
眼精疲労が続いた頭皮は、左の頭皮のように血液がうっ血して真っ赤になってしまいます。健康な頭皮は右のように青白くなっています。
そのため、頭皮の色によっても頭皮のうっ血具合が判断できます。
髪の毛を育てるための栄養が消費される
眼精疲労が起こると、私たちの身体は眼精疲労を解消するために体の疲れを解消させる「ビタミンB」「L-シスチン」という成分を通常よりも多く消費します。
このビタミンB、L-シスチンは髪の毛のケラチンタンパク質を合成する上でも重要とされる成分です。
そのため、目の疲れや眼精疲労を回復するために、髪の毛の成長に使われるはずのビタミンBとL-シスチンが使用されてしまいやすくなります。
その結果、髪の毛は栄養分が足りなくなり、ハゲ・抜け毛の原因につながると言われています。
【薄毛・抜け毛予防に効果的】疲れ目を解消する行動3選
眼精疲労や疲れ目は、日頃からのケアで軽減することが可能です。
普段から目の疲れが気になる人は、これからご紹介する簡単出来る2つのアイケアを行ってみてはいかがでしょうか?
日頃から目が疲れやすい人は、取り入れてみて下さいね。
目の疲れを軽減させる行動
単純かもしれませんが、目が疲れる根本的な原因を減らさない限り、治すのは難しくなります。デスクワークが多い人は、次のことがおススメです。
- その①:ブルーライトカットの眼鏡を使用する
- その②:スクリーンプロテクターなどで、目への刺激を軽減する
- その③:ホットタオルで血行促進
また、特に目を酷使している人は、1時間パソコンやスマートフォンを見た後は、景色を見るなどして近くで固まってしまった目のピントを調整してあげましょうね。
自宅出できる効果的な方法は、ホットタオルを目の上に乗せることで疲れを軽減する事も出来ますよ。
- タオルを水で浸す。(ある程度絞っておく)
- お皿に乗せてレンジで30秒~1分程度 チンッ
- このタオルを目に乗せる。
※好みによっては、アロマオイルなど1滴垂らすことでリラックス効果が上がり、より血流を促進することが出来ますよ。
これらの行動を意識的に行うことで、薄毛・抜け毛対策にいい影響を与えてくれるでしょう。
- ブルーライトをカットしてくれる眼鏡の使用
- スクリーンプロテクターを使用
- ホットタオルで血流改善
マッサージ・ストレッチ
眼精疲労は、マッサージによっても軽減効果があります。
しっかりと日ごろからマッサージやストレッチをすることで、薄毛予防効果も期待できます。今回は、目元に着目したマッサージをお伝えします。
頭皮マッサージについては下記を参考にして下さい。
≪眼精疲労マッサージ≫
- 両手の薬指を使って、下まぶたから目頭⇒眼球の下あたり⇒目尻へと、優しく押す。
- 上まぶたも①と同様に、目頭⇒眼球の下あたり⇒目尻へと、優しく押す。
- ①、②を2~3回繰り返します。
- 目頭から目尻に向かうラインに沿って、軽く指を動かし、流したリンパ流します。そのままこめかみあたりまでもっていきましょう。
(こめかみには大きなリンパ管があり、老廃物を排出することが出来ます。)
眼精疲労に効果的な栄養とは?
眼精疲労や疲れ目には、DHAやビタミン各種などバランスよくよることが最も効果的です。
とはいえ、全てを網羅的に取ることは難しい人も多いでしょう。そこで、【目に効果的なこれだけは取ってほしい栄養2選】を紹介します。
アントシアニン
目が疲れた時に、ブルーベリーを食べた方がよいと言われるのは、アントシアニン(ポリフェノール)が含まれるためと言ってよいでしょう。
<アントシアニンの効果>
目の角膜の色素(ロドプシンの再合成を助ける)
ロドプシンとは、目の網膜部分に存在する目が見えていると検知する場所の色素です。この働きを助ける効果があるため、目が疲れた時に摂取することでぼやけて見える状態を緩和する効果が期待できます。
ビタミンA
ビタミンAは目のビタミンと呼ばれるビタミンの一つ。ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康維持に関わっています。目の網膜は粘膜でおおわれることで健康状態を保っているため、ドライアイなどの防止効果があります。
ビタミンAは薄毛にとっても嬉しい効果もあります。ビタミンAには抗酸化作用があり、白髪の防止や抜け毛の防止にも一役たつビタミンです。
とはいえ、ビタミンAは脂溶性ビタミンのため取り過ぎはNGです。サプリメントで摂るより、βカロテンを含む緑黄色野菜など食事から補給するようにしましょう。
【結論】疲れ目が慢性的な人は、日頃の対策が大切
いかがでしょうか?眼精疲労は、数日で起こる疲労ではなく、日々の行動の蓄積で発症する目の疲れです。そのため、日頃からの予防が大事なのです。
しかし、この眼精疲労は薄毛予防の上で効果を発揮しますが、一度薄毛に成ってしまった場合、眼精疲労を治しただけでは髪の毛は生えてきません。原因を一つ一つ取り除いていく必要があります。
薄毛を治すためには、最短の近道は専門家に相談することです。
まだ予防の段階なら大丈夫ですが、ちょっとでも薄いかもと感じたら早期に対応して進行を防ぎましょうね。
最近目が疲れるのなぁ。目からくる頭痛もあるし・・・
そんな方は後半に疲れ目に効果的な対策をご用意しております。