風呂上りや照明のあたり方、また髪を切ったら頭皮が透けて見えて驚いた!という方が男性・女性問わず多くいらっしゃいます。
頭皮が透けると薄毛(ハゲ)の前兆ではないかと不安になりますが、風呂上りや照明、髪を切ったら頭皮が透けるのは普通なのでしょうか?
今回は、シチュエーション別に頭皮や地肌が透けるのは普通?また薄毛の前兆かを判断する方法や原因、対策を解説します。
ご自身で自覚していない場合でも、知らない間に薄毛が進行しているケースはあります。不安な方は薄毛の専門家まで、気軽にご相談ください。
風呂上りや照明で頭皮や地肌が透けるのは普通のこと?
頭皮や地肌が透けていると気づくタイミングで多いのは、風呂上りや太陽光・照明で照らされた、髪を切ったばかりの時でしょう。
これらのシチュエーション別に、頭皮が透けるのは普通なのかを解説します。
風呂上りの頭皮が透けるのは普通?
浴室で、または風呂上りにふと鏡を見た時に頭皮が透けるのは、ほとんどの場合が普通です。
髪が濡れている時は、1本1本がまとまって束になり隙間が空いてしまうので、地肌が目立って見えてしまうからです。
しかし、以前と比較して頭皮の透ける範囲が広がっている、立ち上がっていた髪が張り付くようになった時は、薄毛(ハゲ)の前兆が表れている可能性があります。
太陽光や照明で頭皮が透けるのは普通?
太陽光や強い照明に当たった時に頭皮が透けるのは、髪の間に光が入りこんで影を消すため、毛量が多すぎる方以外であれば普通です。
ワックスなどのスタイリング剤をつけて束感を出している、髪色が明るい短髪の男性ならよくあることです。女性でも髪色が明るいショートヘアだったりすると、頭皮が透けます。
とはいえ、以前は透けて見えなかった曇り空の時や蛍光灯の明かり程度でも頭皮が透けるようであれば、薄毛が進行しているサインだと考えられます。
髪を切ったら頭皮が透けるのは普通?
男性にありがちなケースとして、髪の毛が立つほど短くカットしている方は髪を切ったら頭皮が透けて見えることがあります。女性でもショートカットでボリュームを減らす、前髪の調整などで根元の方から梳いた時には透けることがあるかもしれません。
髪を切る前は頭皮が透けて見えなかったという方は、単に短くなって髪の隙間に光が入りやすくなっただけと考えられるので普通です。
しかし、髪の毛が伸びてきたのに頭皮が透ける、髪の毛が細くなったなどの自覚がある場合は、薄毛が進行している可能性があります。
スマホのカメラで頭を撮ると頭皮が見えるのは普通?
スマートフォンのカメラで自身の頭皮を撮影した際、フラッシュライトの機能や部屋の明るさ等が原因で頭皮が透けて見えることがあります。
フラッシュライトを照らした際は、前述の「太陽光や照明で頭皮が透けるのは普通?」と同じ原理で、光が当たった際に影を消すことから透け感が出て見える場合があります。
また、最新式のiPhoneなどでは内カメラでもフラッシュ機能があるため、どちらで撮影しても場合によっては透けて見える場合があります。
部屋の照明も同じで、照明の明るさと髪の色の明暗の差で、頭皮が透けて写真に写りやすい場合がありますので、写真を撮る際は別の角度や別の部屋などで何枚か撮影し、判断してみる事が大切です。
髪を濡らすと頭皮が見えてハゲてるように見えるのは普通?
風呂以外の場合でも、髪が濡れた際に頭皮が透けて見える場合があります。
なぜなら、髪の毛が濡れることで髪の毛同士がくっつき、画像のように束ができることで隙間が空いてしまうため、地肌が目立つからです。
画像のように、髪同士が纏まってしまうと透けて見えますが、髪が乾いている状態であっても全体的に地肌が見えている場合は薄毛が進行している可能性があります。
つむじや分け目は普段から頭皮が見えている
頭皮が透けて見えるのがつむじだけ、分け目だけという場合は普段から地肌があらわになっている部分なので安心してください。
少しでも頭皮が透けると不安に思う方も増えていますが、心配し過ぎるとストレスで薄毛になってしまうこともあるため、過剰な心配は不要です。
生まれつき髪の毛が細い方で毛量が少ないと、頭皮は透けるものですが薄毛の進行とは関係ありません。薄毛に関係するのは、髪がより細く短くしか成長しない、抜け毛が増えるなどした時です。
風呂上りや照明で頭皮や地肌がハゲて見える場合の対処方法5選!
前述では、透け感やハゲを根本的に解消する方法をご紹介しましたが、他にはどんな対処法があるのでしょうか。
実際どのように対処を行ったらよいのか、迷ってる方は是非確認してみてくださいね。
地肌が透けてハゲて見えるときの対処法①:根本的な解決に挑む
前述でもご紹介しましたが、透け感が出て見える際は、薄毛や抜け毛の根本的な解決から挑戦する事が大切です。
そもそも頭皮が透けて見える場合、髪の毛や頭皮にに何らかの問題がある場合があります。
なかでも例えば、髪の毛が細くなったり髪の毛の立ち上がりが悪くなる等、髪の毛に問題がある場合は同じく頭皮にもトラブルがある可能性が高いのです。
その場合、隠すだけの対象方法では、薄毛は進行していきます。
早めに薄毛対策を始めることが肝心です。
地肌が透けてハゲて見えるときの対処法②:ドライヤーのやり方を工夫する
皆さんが気にせずやりがちな透け感を進行させている方法の1つは、ドライヤーのかけ方です。
風呂上りにドライヤーをする際に、透け感が気になる方の中でも、いつも同じ方向から風を当ててしまっている方が多くいらっしゃいます。
同じ方向から風邪を当ててしまうと、分け目などのクセが付きやすくなってしまい、透けてみえやすくなってしまったり髪の毛全体のボリュームダウンにも繋がりやすくなってしまいます。
また、熱風を近くで当てすぎてしまうと、髪の毛が痛む原因にもなりますので気を付けましょう。
地肌が透けてハゲて見えるときの対処法③:帽子を被る
地肌が透けてハゲて見えるときの対処方法3つ目は、帽子をかぶる事です。
気になる部分をしっかりと隠すことができるうえ、男女問わず使うことが出来るので、おしゃれの一環にもできます。
また、紫外線は夏から秋にかけて一層強まりますが、季節問わず出ています。
紫外線は頭皮や髪の毛にとっても、浴び続けてしまう事で抜け毛や薄毛を引き起こす「老化現象」を加速させる原因になりますので、しっかりと対策することも大切です。
とはいえ、対処方の1つですので、薄毛や抜け毛が進行している場合は、専門機関に相談しましょう。
地肌が透けてハゲて見えるときの対処法④:髪型を変えてみる・ウィッグを使用する
地肌が透けてハゲて見えるときの対処方法4つ目は、思い切って髪型を変えてみる事やウィッグを使用することです。
ドライヤーのかけ方と同じように、同じ髪型でずっと過ごしていると髪が細くなりやすかったり、薄くなっていきます。
そんな時は思い切って、前髪の分け目を逆になるように工夫してみたり、短く切ってみたりしてみるだけでも透け感を隠せる場合があります。
しかし、髪型を変えてもどうにもならない、上手くできないという方はウィッグに頼ってみる事も一つの方法です。前述でもお話しましたが、薄毛や抜け毛は根本的な解決をしない限り進行してしまいます。
そのため、薄毛治療をしながら解決するまでの間でウィッグを使用してみる、という手もあります。
髪型を変えたり、ウィッグを上手く使用して透け感を隠すだけでも、気持ちの負担も軽くなります。
地肌が透けてハゲて見えるときの対処法⑤:専門家に相談する
地肌が透けてハゲて見えるときの対処法5つ目は、薄毛の専門の機関に相談することです。
まずは自分で薄毛治療をしてみようという方も多くいらっしゃいますが、インターネットには様々な情報があり、自分に合う方法がどの方法なのか判別がつきにくいでしょう。
そんな時は、まずは専門家に相談してみましょう。
自分の薄毛の度合いや、対策方法を教えてもらいながら考えていくだけでも、薄毛改善のための大きな一歩に繋がっていきます。
1人で悩み続けてしまわずに、様々な専門機関で相談して、自分に1番あった方法を探しながら対策していくことが重要です。
薄毛(ハゲ)の前兆か判断する方法
頭皮が透けるのが薄毛(ハゲ)の前兆なのかが気になる方が、自分で判断できる方法をご紹介します。
目で見るだけでなく、身近にあるものや専門的なアイテムを使う方法まであるので、確認してみてください。
鏡で薄毛の前兆かを判断する
1つ目は鏡を使って薄毛(ハゲ)の前兆なのか判断する方法です。生え際なら正面から、頭頂部は鏡を二枚使って合わせ鏡にすると見やすいです。
上記の画像をご覧いただき、生え際の場合は眉を上に引き上げた時にできる、一番上のシワと生え際の間に指が2本以上入ると薄毛の可能性が高いです。
M字部分の頭皮が気になる場合は、耳の真ん中から頭頂部まで垂直に結んだ線と、M字の一番奥まった所(角額)までの距離が2cm以上だと薄毛だと判断できます。
頭頂部は、つむじ周辺の頭皮が透けている部分が親指と人差し指で作った丸より広い、つむじの渦がぼやけている、地肌の色が赤や茶色だと薄毛になっている可能性が高いです。
スマホカメラで薄毛の前兆かを判断する
薄毛(ハゲ)の前兆なのか判断する2つ目の方法では、スマホカメラを使います。撮影するのは風呂上りで髪を乾かした時がおすすめです。
頭皮が透けると気になる場所を撮影すれば、どの程度の範囲で地肌が見えているのかを確認出来ます。シャッターを押す時に、手ブレしないようにしっかりと支えて撮影してください。
1回目は現在の状態を確認、1~数ヶ月ごとにどの程度頭皮が透ける範囲が広がるかをチェックしましょう。
スマホカメラで撮影した頭皮の薄毛度をチェックできるアプリも出ているので、気になっている方は検索してダウンロードしてみてください。
抜け毛で薄毛の前兆かを判断する
3つ目の薄毛(ハゲ)の前兆なのか判断する方法では、ご自身の抜け毛をスマホカメラや拡大鏡を使って確認します。
白い紙の上に抜け毛を置いて、毛根がどのような色や形状をしているかをチェックします。正常に成長して寿命を迎えた抜け毛の毛根は、ぷっくりとふくらみがあり半透明や白い色をしています。
薄毛の兆候がある毛根は、ふくらみが少なく小さい、形がいびつだったりヒゲ根のようなものがある、色は黒い場合が多いです。
また、毛先を確認した時に先端が尖っていると、前回カットした時よりも後に生えてきた髪の毛です。さらに短くて細く弱々しい場合は、ヘアサイクルに異常をきたし成長途中で抜け毛になったもののため、薄毛の兆候だと考えられます。
マイクロスコープで薄毛の前兆かを判断する
薄毛(ハゲ)の前兆なのか判断する方法の5つ目は、マイクロスコープを使って確認する方法です。
AGA治療を行うサロンなどでも、頭皮や毛穴をチェックする際に使用されるもので、大手通販サイトでも安価なものが販売されています。
専門サロンで使用しているものと比較すると、安価なものは倍率や使用感に物足りなさを感じるかもしれません。しかし、自宅でスマホやPCへ繋いで手軽に確認する程度であれば、十分な性能でしょう。
頭皮の状態や毛穴から髪の毛が何本生えているか、髪の毛の太さなどがわかれば薄毛の前兆をご自身でも判断できます。
頭皮が透けるのが薄毛かの判断は専門家にお任せ!
頭皮が透けるのが薄毛の前兆か、ご自身で判断できる方法をご紹介しました。正常な状態の頭皮は青白い色をしていますが、血行不良や炎症など頭皮環境が悪化していれば赤や茶色に変化します。
前兆を判断できても、どう改善していけばよいのか、またセルフケアには限界があります。薄毛の前兆を感じたら、専門家に相談してみましょう。
医療機関では簡単な問診と投薬で治療を行いますが、当院では発毛を叶えるために、お一人お一人に寄り添って二人三脚で行っています。1つの些細な不安でも薄毛の元になるかもしれないので、気軽にご相談くださいね。
薄毛が進行してしまう原因を男性・女性別に解説
髪の毛は成長が始まってから男性で2~5年、女性は4~6年を1サイクルとしたヘアサイクルにより、一生を終えます。
ヘアサイクルは人の一生で20~40回行われ、髪の毛を作る細胞は寿命を迎えるのです。
しかし、ヘアサイクルのリズムが乱れると髪の毛が十分に成長しないまま、短期間で1サイクルが終わるため薄毛が進行してしまいます。
どのような原因でヘアサイクルが乱れ、薄毛が進行してしまうのかを解説していきましょう。
男性の薄毛・ハゲの原因:AGA
男性の薄毛の原因で一番多いと言われているのがAGA(男性型脱毛症)です。AGAは活性度の強い男性ホルモン「ジヒドロテストステロン (DHT) 」、毛乳頭細胞内にある「男性ホルモン受容体」の2つが深くかかわっています。
DHTはテストステロンという男性らしい体つきをつくる性ホルモンと、還元酵素の5αリダクターゼが結合して作られます。このDHTが、毛乳頭細胞内の男性ホルモン受容体と結合すると脱毛を指示する因子(TGF-β)を発生させ、成長期を短縮させてしまうのです。
DHTの活性度、また男性ホルモン受容体との結合しやすさには遺伝性があるとされています。しかし、遺伝による因子を持つ人が必ずAGAを発症する訳ではありません。
女性の薄毛・ハゲの原因:女性ホルモンの分泌低下
女性が薄毛になる原因には、健やかな髪を維持する女性ホルモンが深くかかわっています。加齢によって分泌量が低下すると「びまん性脱毛症」、出産後に急激に女性ホルモンの量が低下すれば「出産後脱毛症(分娩後脱毛症)」にもなります。
女性ホルモンは皮膚や体内の水分量を保持する、髪の毛の成長や自律神経と密接な関係があります。加齢や出産以外にストレスや不摂生など、ちょっとしたことでもバランスが乱れてしまうものです。
そのため、加齢(更年期)による自然な女性ホルモンの分泌量低下だけでなく、10代や20代の女性でも薄毛になるケースがあります。
男性・女性の薄毛・ハゲの原因:間違ったヘアケア
男性や女性に共通する薄毛には、間違ったヘアケアが原因になることがあります。
髪の毛や頭皮が傷むからとドライヤーを使わない、成分を気にせずシャンプーを選ぶ、高い温度のシャワーを使うなどは頭皮に悪影響を及ぼしてしまいます。
他にも朝と夜の2回シャンプーをする、頭皮が洗えていない、すすぎが不十分、シャンプー時に頭皮に爪が当たるなども髪や頭皮を痛めてしまう原因です。
男性・女性の薄毛・ハゲの原因: 年齢
男性や女性に共通する薄毛には、髪の毛の太さが変化する年齢も原因になります。
上記の画像を見ていただくと分かるように、男性は20歳頃、女性は35歳頃をピークに髪の毛が細くなる傾向があるのです。
髪の毛が細くなると、地肌を覆う密度が少なくなり頭皮が透けるため、薄毛になったと感じます。また、年齢を重ねると毛包幹細胞が衰えコラーゲンが減少し、毛包の縮小化が起こり細い髪の毛が増えるということも分かっています。
男性・女性の薄毛・ハゲの原因:生活習慣の乱れ
続いての男性・女性に共通する薄毛の原因は生活習慣の乱れです。慢性的な睡眠や運動量の不足、喫煙や過度の飲酒など不摂生な生活習慣は髪の毛を作る細胞を老化させてしまいます。
睡眠不足は髪の毛に必要な成長ホルモンの分泌低下や自律神経のバランスが乱れる、運動や喫煙・飲酒は血流悪化やビタミンの消費など髪の毛や頭皮環境の悪化に繋がっているのです。
男性・女性の薄毛・ハゲの原因:偏った食事・ダイエット
男性・女性に共通する薄毛の原因には、偏った食事や過度なダイエットも関係しています。
日頃からジャンクフードやインスタントが多い、野菜不足を自覚している 方は要注意です。また 過度なダイエットを行うために食事量を極端に制限したり、反対に高脂質・高カロリーな食事が多い方も薄毛を進行させるため注意しましょう。
さまざまな栄養をバランスよく摂取しなければ、 健やかな髪の毛は育ちません。糖分や脂質・添加物の多い食事は体を老化させ、薄毛の原因になるので食べ過ぎないようにしてください。
男性・女性の薄毛・ハゲの原因:ストレス
最後にご紹介する、男性や女性に共通する薄毛の原因はストレスです。ストレスは血流悪化や活性酸素増加の元で、髪の毛の成長や頭皮環境と密接に関係しています。
過剰なストレスにさらされたり、小さなストレスが蓄積されると自律神経が乱れてしまいます。自律神経には、体や精神を活発にする交感神経と休息させる副交感神経という2つの神経で構成されています。
ストレスは交感神経を活発にするため、血管が収縮して血流が悪化し頭皮の毛細血管まで血液が届かなくなるのです。ストレスは精神的なものだけでなく、痛みなど身体的なものや紫外線・臭い・騒音など環境的なものも含みます。
心理的ストレス | ・人間関係・痛み・緊張・恐怖・不安など |
化学的ストレス | ・薬品・大気汚染・タバコ・香水など |
社会的ストレス | ・就職・転職・引越し・貧困など |
身体的ストレス | ・痛み・疲労・病気・不眠など |
髪の毛の隙間から頭皮が透ける時の対策法を5つ解説
薄毛の前兆であった時、またそうではなかったとしても、髪の毛の隙間から頭皮が透けると薄毛だと思われてしまいそうだと不安になってしまうでしょう。
根本的な対策で頭皮や地肌が見えないようにしたい方は、これからご紹介する対策法を1つずつ行ってみてください。
頭皮が透ける時の対策法:頭皮の血行を促進させる
風呂上りや照明で頭皮が透ける原因に、髪の毛が細くなるというものがあります。これは、血行が悪化して栄養や酸素が十分に届いていないと起こるものです。
髪の毛を太く強く育てるためには、頭皮の血行促進が重要です。まずは頭皮のコリをほぐして血流を良くする頭皮マッサージを行いましょう。
スマホやPCを長時間使う方、首や肩のコリに悩まされている方にも効果的です。頭皮マッサージは血流促進のほか、リラックスして睡眠の質が高まる効果もあるので、風呂上りや寝る前に行うことをおすすめします。
頭皮が透ける時の対策法:生活習慣を見直す
食事や睡眠、運動など生活習慣が乱れていると、血行不良やDHTの増加、自律神経やホルモンバランスの乱れに繋がります。
体の内側から髪の毛を作る細胞に働きかけるために、以下のことを意識して行ってください。
- 栄養バランスの取れた食事
- 毎日15分程度の有酸素運動
- 7~8時間の質の良い睡眠
- ストレスの解消
これらの対策は、薄毛の進行を抑制するために最低限必要なことです。頭皮が透ける方は生活習慣が乱れているケースが多いので、少しずつでも行っていくようにしましょう。
頭皮が透ける時の対策法:ヘアケアを見直す
頭皮環境が悪化していると、髪の毛が細くなり頭皮が透ける状態になりやすいため、普段行っているヘアケアを見直しましょう。
頭皮にダメージを与えないためにも、シャンプーの洗浄成分や洗髪方法、パーマやヘアカラーの頻度が適切かを考えてみてください。
ご自身の肌質や髪質に合ったシャンプーを選び、シャワーの温度は人肌よりも2~3℃高い程度にしましょう。風呂上りは速やかに頭皮を中心に80%程温風で乾かし、冷風に切替えて完全に乾かしましょう。
頭皮が透ける時の対策法:ストレス解消
ホルモンの分泌や自律神経のバランスを乱し、頭皮環境を悪化させ薄毛になる原因にストレスがあります。
血行促進や活性酸素を増やさないためにも、こまめにストレスを解消しましょう。
職場のデスクや自室をリラックスできる環境にしたり、軽い運動や趣味を満喫する時間を作るなど、疲れない範囲で自分の好きなことを楽しんでみてください。
ただし、暴飲暴食やヤケ酒、衝動的な買い物、ギャンブルは後悔するケースがほとんどです。体調不良や余計にストレスを増やす結果となるので、おすすめできません。
頭皮が透ける時の対策法:育毛剤などの使用
生活習慣の改善やシャンプーなどヘアケアの見直しと同時に、育毛剤を使用することも対策法の一つです。
育毛剤には、頭皮環境を整え成長途中の髪の毛を太く強く育て、抜け毛を予防するという3つの効果があります。
薄毛が進行してしまうと、育毛剤の効果は感じられなくなりますが、 薄毛が進行する前の少し頭皮が透ける程度の時であれば、十分に効果を感じられるでしょう。
育毛剤を使用する際は、頭皮と髪の毛が清潔な風呂上りがおすすめです。しっかりと地肌に浸透するよう、育毛剤を塗布して2~3分程したら、血行促進効果を高めるために頭皮マッサージを行ってください。
頭皮が透ける時の対策法:専門家に相談して薄毛治療を検討する
ご自身で行える頭皮が透ける時の対策をご紹介しましたが、自分だけでは毛穴の詰まりや老廃物の排除、細胞を刺激するなどはできません。
セルフケアでの改善には時間がかかるため、1日でも早く髪の密度を増やして頭皮が透けないようにしたい方は、専門家を頼ることをおすすめします。
頭皮が透けるようになった原因から、適切な対策をアドバイスいたしますし、専門家の手が必要かどうかの判断もできるので、まずはお気軽にご相談ください。
チェックすべき薄毛初期症状5つ
最後に、男性や女性に起こる薄毛の初期症状を5つ解説します。
以下の5つは、薄毛が進行してきた時に、頭皮が透ける以外で起こりうる初期症状です。
- 短くて細い毛が増える
- 抜け毛の量が増える
- 髪の毛のセットがうまくいかない
- 頭皮から嫌な臭いがする
- 抜け毛の毛根の形が異常
日常生活を送る中で感じ取れるサインですが、忙しさや見て見ぬふりをすると薄毛が進行してしまうため、気付いたらすぐに対策しましょう。
薄毛の初期症状その①:短くて細い毛が増える
薄毛が進行し始めると、血流悪化やホルモンの影響によってヘアサイクルが乱れ、成長途中の短くて細い髪の毛が増えます。
以前と比較して細い髪の毛が増えたと感じる、または前頭部の生え際や頭頂部の髪の毛と、側頭部や後頭部の髪の毛の太さを比較し、前者の方が細く柔らかいと感じた時は要注意です。
分け目から短く柔らかい髪の毛がたくさん浮いていると感じたら、薄毛を疑いましょう。
薄毛の初期症状その②:抜け毛の量が増える
1日の平均として、50~100本程度の抜け毛は正常な範囲です。しかし、ヘアサイクルが乱れると成長期の髪の毛までもが抜け毛になります。そのため、150~200本以上の抜け毛が続く場合は薄毛が進行していると考えられます。
- シャンプーをした時に手に20本近く抜け毛が付く
- 部屋に落ちている髪の毛が普段よりも多い
- ドライヤーをした時に10本以上抜ける
- 枕カバーにはいつも抜け毛が付いている
上記のような現象が1ヶ月以上続いている方で、細く短い抜け毛が多い場合は薄毛対策を始めましょう。
また、最近抜け毛が増えたと自覚している方は、早めに対策を行うと薄毛予防になります。
薄毛の初期症状その③:髪の毛のセットがうまくいかない
髪の毛のセットをしている時に、ボリュームが出なくなった、うまく髪がまとまらないなどと感じたら、薄毛が進行している可能性があります。
スタイリング剤やセットの方法だけでは解決しない違和感を感じた場合は、抜け毛が増えたり短くて細い髪の毛が増えているはずです。
前髪や頭頂部は薄毛の影響を受けやすい場所です。具体的な特徴や薄毛の基準は以下の記事をご確認ください。
薄毛の初期症状その④:頭皮から嫌な臭いがする
頭皮から脂っぽい臭いがする、何日もシャンプーしていないようなべたつきがあると、薄毛の初期症状の可能性があります。
皮脂が増えた頭皮では、常在菌の異常繁殖や毛穴の詰まりを引き起こし、かゆみや炎症・嫌な臭い、ヘアサイクルの乱れの原因になります。
自分で頭皮の臭いやベタつきがわからない場合は、その日使用した帽子や普段使っている枕の臭いをチェックしたり、シャンプー前に指で頭皮を触って確認してください。
薄毛の初期症状その⑤:フケやかゆみがある
毎日シャンプーをしているのにフケが増えた、しっかり頭皮を洗っているのにかゆみがある場合は、頭皮環境が悪化しているサインです。
何らかの原因で頭皮が乾燥していたり、ストレスや刺激でかぶれや炎症があると、髪の毛の成長に悪影響を及ぼします。
頭皮の皮脂分泌がホルモンバランスの影響で過剰になる、ドライヤーや紫外線、シャンプーやパーマなどの薬剤が原因だったり、血行不良や栄養不足でも起こる薄毛の初期症状です。
風呂上りや照明で頭皮や地肌が透けるのは普通?ハゲの前兆を判断する方法まとめ
今回は、風呂上りや照明で頭皮や地肌が透けるのは普通か?ハゲの前兆かを判断する方法や薄毛が進行する原因などを解説いたしました。
一概にはいえませんが、風呂上りや太陽光・照明で頭皮が透けるのは普通です。しかし、以前よりも透ける範囲が広くなったり曇り空の下でも地肌が良く見える場合は薄毛が進行している場合があります。
髪を切ったら頭皮が透けたという場合は、短くしたために光が届くだけ、または美容師が梳き過ぎたのかもしれません。
自分がハゲてきたのかを、鏡やスマホカメラを使って薄毛の前兆を確認する方法もありますが、専門家に判断してもらうのが確実です。
少しでも不安になったり気になるという方は、気軽に薄毛の専門家までご相談ください。