薄毛やAGA(男性型脱毛症)は数年単位で進行するため、気づいた時にはM字ハゲや頭頂部ハゲなど進行してしまっているケースが多く、人によっては自分の薄毛の進行段階ではもう治療が出来ないだろうと諦めてしまう人もいらっしゃいます。
しかし、AGAの症状が進行していてもどのくらいの段階までであればAGA治療をして髪の毛を増やす事が出来るのか、また薄毛になる時の進行速度はどの程度なのかをご存知ですか?
ほとんどの方が知らない、AGA治療が出来る薄毛の段階や進行速度は止まらないのかについて、詳しく解説していきましょう。
AGA治療に薄毛の段階での制限は無い
当店で薄毛治療しているお客様で「諦めていたけど、ダメ元で…」と始めた70代になる1人の男性がいらっしゃいました。
最初は半信半疑でしたが、その原因を発見して改善することで高齢でも半年後にはしっかりと髪の毛が増え、大満足で笑顔になったケースもあります。
とはいえ、自分でAGAの進行具合や治療可能なのかを判断するのは難しいです。
緊張や不安があるかとは思いますが、病院や治療院に行ってしっかりと診断してもらうようにしましょう。
薄毛(AGA)の進行が進んでしまった方でも発毛する可能性がある
結論からお伝えすると、どんなに薄毛(AGA)が進行してしまった方でも、今の毛量より増やすことが出来る場合がほとんどです。というのも、休止期という髪の毛が生えて来ないヘアサイクルで止まっているだけで毛根自体は死滅していない可能性が高いからです。
もちろん、年齢や薄毛の進行段階によって行う対策・治療は変わってきますが、しっかりと薄毛の進行速度や薄毛のタイプ・体質に合った方法を行えば改善の余地があります。
下記に1分で出来る簡単AGAセルフチェックを作成してみましたので、こちらも参考にしてください。
20歳未満はAGA治療を行えない場合がある
AGA治療は、薄毛の進行段階で治療を行えないことはありません。しかし、発毛薬(内服薬)を使う場合は男性ホルモンに関与するため、20歳未満の方に処方することが出来ません。
患者となる方が18歳未満では、市販されているような育毛剤・シャンプーやサプリメントでの治療が主になり、20歳になるのを待ってから発毛薬を使ったAGA治療を開始することもあります。
病院やクリニック以外の発毛サロンでは、親権者の同意があれば薬を使わずに薄毛を治療出来ることが多いので、20歳未満の方で薄毛で悩んでいる方は親権者と専門家へ相談してみてください。
薄毛の進行度合いにより生えるまでの期間が変わる
薄毛はどの部位から薄くなる・どの程度進行しているかによって、治すための難易度が変化します。上記の画像は薄毛のパターンを段階別に図で示した物です。
上段はつむじ付近から進行するパターン(O字)、中断がM字とつむじが平行して進行するパターン、下段は前髪から薄くなるパターン(M字・U字)で、薄毛の進行段階は左から右に向かうごとに高くなります。
また薄毛の進行パターンによっても、発毛するまでにかかる期間が変わるとも言われていますが、普段の生活習慣や嗜好品の摂取なども大きく関わっているため、一概には言えません。
発毛が比較的簡単な薄毛の段階
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- 上段のO型の脱毛症
- M型脱毛症の初期
- OM型脱毛症の初期
自分の頭部を写真に撮って確認した時、これらの項目に当てはまる場合であれば、半年程度で髪の毛が増えてきたなと実感して頂けることが多いです。
髪の毛の生え方の傾向は、頭頂部から密度が濃くなり、前頭部は徐々に増えてくるという段階を踏んで生えることが多いです。もちろん、人によっては前頭部から増える方もいらっしゃいます。
最短では3か月程度で産毛ではない、しっかりとした髪の毛が増えてきたと実感されることも多いのが、この初期段階でAGA治療を始めることです。
発毛の難易度が高い薄毛の段階
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- M型脱毛症の後期
- OM型脱毛症の後期
上記は薄毛の進行段階がかなり進んだケースとなるため、満足して頂けるまで長期間(1年以上)かかるケースがあります。
しかし、正しい方法で薄毛治療を行えば髪の毛を増やす事ができるため、薄毛治療が出来ないわけではありません。
そのため、数か月もすれば「前より増えたかも?」と感じる方も多く、それがモチベーションとなりAGA治療を続けることが出来ると思いますよ。
薄毛やAGAが治る段階かを判断する方法はある?
結論から申し上げると、薄毛・AGA治療はどのような薄毛の進行段階であっても行えるものですが、治療可能な薄毛かを判断するには中々難しいケースがあります。
というのも、薄毛の進行は遺伝だけでなく睡眠や食事、喫煙・飲酒など生活習慣の乱れが大きく関与してくるからです。
反対に言えば、生活習慣の改善とAGA治療を掛け合わせることで「自分はもう治療が出来ない」と思うような場合でも、髪の毛を増やす事が出来る場合が多くあります。
AGAに完治は無い
AGAは進行性の男性型脱毛症で、現在の医学界であっても完全にAGAを治すことは出来ません。今のAGA治療で出来ることは、治療前の段階よりも薄毛・ハゲの状態を回復させ少しでも髪の毛を増やし、AGAの進行速度を緩めることくらいです。
そのため、高額な内服薬やサプリメントなどを使用する事が多いAGA治療を続けることが出来ず、またインターネットやドラックストアで購入した育毛剤やシャンプーを、数年間使用したにもかかわらず効果がなかったなど、AGA治療を途中で諦めてしまう人が増加しています。
努力が報われないことが続くと、「私には効果ないのかな…薄毛でいるしかないのかな」と諦めてしまいたくなりますが、AGAと薄毛は人によって進行速度や原因が異なりますので、あきらめないでください。
進行した薄毛でもここまで回復出来る
当店でも、AGAが進行した状態でダメ元で来店され治療を行った結果、劇的な回復をしたケースが数多くあります。
スーパースカルプ発毛センターの発毛実績の一例
このように、自分一人の対策では無理だろうと諦めていても、発毛することは可能です。自分だけではAGA治療が可能か判断するのは難しいので、必ず専門家に相談してみましょう。
また、下記にAGA治療に成功し発毛した実例を掲載していますので、自分に似た症例がないか確認してみて下さいね。
薄毛が治らない段階は毛母細胞が死滅した時のみ
薄毛の進行が極端に進んでいるような場合に、髪の毛を成長させる毛母細胞が完全に死滅してしまっていると思われがちですが、実際に全ての毛根が死滅することは極めてまれです。
頭部を縫うような大怪我や火傷・皮膚がんなどで頭皮がケロイド状になっていると、毛根が死滅してしまった可能性があります。また、ヘアサイクルを何度も繰り返したことで毛根の寿命が尽きてしまったというケースも考えられます。
しかし、薄毛に悩むほとんどの方の毛根はヘアサイクルの中の休止期であることが多く、さらに万が一死滅してしまった毛母細胞が数個あっても、その周りに生きている細胞を成長させることで薄毛・ハゲを改善出来るケースがほとんどです。
薄毛は治せない段階はない。まずは相談を
現在の薄毛やAGAは、貴方にあった正しい方法で薄毛・AGA治療を進めていけば、十分に治療することが可能です。ただし、まだまだセルフケアだけでは発毛を実感出来るまで治すことは難しいでしょう。
また、その人の薄毛のタイプ・生活習慣に合わせた最適の治療をしなければ、結果に結びつけることが出来ないため、内服薬を飲んでいるのに効果が感じられないという方も少なくありません。
専門家に相談して適切なAGA治療を行い、目標の段階まで戻すことが一番の近道です。一人では薄毛・ハゲの悩みを解消する事は出来ませんので、まずは気軽に薄毛の専門家へ相談してみてください。
AGA治療は早期に開始することが一番の有効手段
薄毛が進行してしまっていてもAGA治療をする事は出来ますが、人によって発毛するまでの期間に差があります。というのも、長い間(数年~数十年)薄毛だった場合、そこから新たに髪の毛を増やすためには、数年間活動を休止していた毛根を目覚めさせ活動を促す必要があります。
そのため、「薄毛歴が長い=その分治療期間がかかる」と認識する必要があるでしょう。逆に早期に対応した場合は、早く髪の毛を生やすことが出来ることが多いのです。
またAGAは進行し始めると止まらないので、治療の効果が出やすい初期の段階からAGA治療を開始する事をおすすめします。
薄毛の進行速度は止まらない
一度AGAを発症してしまうと、AGA治療を行わない限りは年単位の進行速度でどんどん抜け毛が増え、髪の毛のボリュームが減り頭皮が見えるようになってしまいます。
個人差はあれど、AGAを発症すると約5年間で平均25%程、髪の毛の密度が減少するというデータがありますが、毎日見ていると少しの変化では気付かないことが多いです。
また、10年以上かけて少しづつ進行して行く方もいれば、1年後・2年後と明らかに毛量に変化が出てしまう場合もあるので、進行速度を見極めている間に薄毛・ハゲが進行してしまい焦ってAGA治療を開始する方もいます。
急に進行することは基本的にない
AGAは進行性の男性型脱毛症で、放置していれば進行が止まらないので薄毛の段階も進んでいきます。とはいえ、数か月の間に進行パターンの段階が一気に進んでしまうようなことはありません。
万が一、AGAだと思っていたのに急に薄毛が進行してしまった場合は、AGA以外の別の疾患を疑う事をおすすめします。
別の疾患の例を挙げると、円形脱毛症や甲状腺機能障害・膠原病などがあり、最近では新型コロナウイルスの症状やワクチンの副作用にも脱毛があるため、進行してしまう前にAGAかどうかを専門家に判断してもらうようにしましょう。
ヘアサイクルには回数制限がある
髪の毛を育てるヘアサイクルは、男性は約2~5年・女性は約4~8年を1回として、成長期・退行期・休止期という3つの時期を循環させています。
この循環が一生に何回繰り返されるかは遺伝子に組み込まれていて、一生涯のヘアサイクルは20~50回と人によって回数に幅があるものの人間の寿命以上に長いものです。
しかし、AGAを発症するとヘアサイクルが短縮されてしまうため、決められた回数のヘアサイクルを終えた毛根は寿命となり死滅してしまいますので、AGA治療を行うのであれば1日でも早く開始するようにしましょう。
止まらない薄毛の進行速度!薄毛の段階でAGA治療が可能かが変わる?まとめ
今回は、AGA治療が出来る薄毛の段階は?進行速度は止まらないのかについて解説いたしました。
結論を言うと、AGA治療を行わなければ進行速度は一定のまま止まらないのですが、進行の段階が進んでいてもAGA治療を開始する事は出来ます。
また薄毛・ハゲで悩んでいる1人1人に合わせたAGA治療が必要になるので、親身に悩みに寄り添い貴方に合う治療法を納得いくまで説明してくれる専門家に相談することが重要です。
AGA治療には、治療する先生やスタッフとの相性も必要ですので、まずは気軽に専門家へ相談するようにしましょう。