顔の皮膚と同じく頭皮も、知らず知らずのうちに乾燥してしまっていることをご存知でしょうか?特に寒い時期や、お風呂上りはそのままにしておくと、頭皮は非常に乾燥します。
この乾燥をそのままにしてしまうと、抜け毛やフケ、そして痒みの原因と繋がります。
そして、痒みが出てまた頭皮を掻きむしってしまい、頭皮のバリア機能を弱めてしまうことにも繋がりかねません…。
まずは、自分が乾燥した頭皮か見極めることが大事です。今回は、頭皮の乾燥について、その特徴と、改善する方法をお伝えしますね。
乾燥した頭皮の4つの特徴は?
水分量が少なく乾燥した頭皮には3つの特徴があります。まずは、自分に当てはまるかセルフチェックしてみましょう。
- その①:頭皮がつっぱる感じがする
- その②:乾燥による抜け毛が多い
- その③:パラパラしたフケがでる
- その④:髪のダメージが多い
その①:頭皮がつっぱる感じがする
顔を洗ったあとに肌がつっぱるような刺激を感じることがある人は多いでしょう。この刺激は、皮膚の水分量が足りない乾燥によるものです。
頭皮も同様で、洗浄力が強いシャンプーを使い続けると、洗髪後に髪がギシギシしたり、何となく頭皮がつっぱる刺激があります。また、40℃以上のお湯を使うことによっても皮脂が過剰に取れてしまうため、乾燥しやすくなります。
その②:頭皮の乾燥による抜け毛が多い
乾燥した頭皮は、皮脂によるバリア機能が働きにくくなっている状態です。そのため、外からの刺激に対して敏感になり痒みが出たり、炎症しやすい状態と言えます。頭皮の炎症は当然毛根にもよくありません。
健康な頭皮に、健康な髪の毛が育つため、抜け毛の原因につながります。また、それだけでなく乾燥した頭皮は、頭皮の柔軟性がなくなり、髪の毛が動くと皮膚ごと引っ張られ、中の毛細血管が切れやすくなっています。
毛細血管は、髪の毛に栄養を与えるために必要不可欠です。この血管が切れてしまうと、十分のご飯を髪の毛に与えることが出来ず抜けてしまいます。そのため、乾燥した頭皮の人は、抜け毛が多いのです。
その③:パラパラしたフケが出る
乾燥した頭皮は、皮膚のターンオーバーが乱れているため、パサパサしたフケが出やすくなります。ベタベタの頭皮でもフケは出ますが、皮脂性の頭皮の場合、一つ一つが大きく扁平上をしたフケが出ます。
乾燥している場合、頭皮をのぞき込むと、白い小さなフケが点々をあるのが特徴です。また、ひどくなると、肩などにパラパラしたフケが落ちてきます。
その④:髪のダメージが多い
こちらは、頭皮の特徴ではありませんが、パーマやカラーを多くする人は頭皮ダメージにより乾燥しがちです。
パーマ液やカラー剤には、頭皮の荒れやアレルギーを引き起こすような強い成分が含まれています。そのため、パーマやカラー後は、頭皮のバリア機能が壊れやすく頭皮が痒くなったりします。
乾燥した頭皮は、敏感な状態です。しばらくパーマやカラーの使用を中止しましょう。
どうしてもカラーをしたい人は、カラー剤をヘアマニキュアやヘナカラーに変えるなどして、刺激の低いカラー剤に変えてあげる必要があります。
頭皮の乾燥を防ぐ保湿の基本とは?
シャンプーを変える
洗浄力の強いシャンプーは、必要な皮脂も全て除去してしまい、頭皮を乾燥させる原因につながります。毎日使うものだからこそこだわる必要があります。シャンプーには、決して強い洗浄力は必要ありません。
シャンプーは、やり方次第で洗浄力が弱くても頭皮の汚れをきちんと落とすことが出来ます。それでは、おススメのシャンプーと、洗い方をご紹介します。
≪おすすめのシャンプー≫
アミノ酸高配合のシャンプー
アミノ酸系シャンプーには、適度の洗浄力と高い保湿性があります。そのため、乾燥タイプの頭皮の人はアミノ酸系シャンプーを使用することをお勧めします。
シャンプーの洗い方を変える
シャンプーを変えるだけでなく、シャンプーのやり方を変えることも重要です。やり方一つで、皮膚のターンオーバーを乱す原因にも繋がり、より乾燥した頭皮を誘導します。
しっかりと、正しい洗い方を学ぶことが頭皮の乾燥やフケを防ぐ1歩となります。
≪おススメの洗い方≫
- お風呂に入る前に、側頭部と後頭部を指の腹を使ってもみほぐして血行を良くします。
(強くマッサージする必要は一切ありません。) - 髪の毛を濡汗ばむまでつかり毛穴を広げてあげます。(じんわり汗をかきましょう)
- シャワーで湯シャンプーのみ(1分以上)
- 軽く水気を落としたら少量のシャンプーを手に取り、髪の毛全体につける。
(頭皮にはまだつけなくてよい) - 軽くゆすぎ、その後もう一度シャンプーを取り、全体になじませる。
- 指の腹で頭皮をもみ洗い&マッサージ
(後ろ ⇒ 横 ⇒ 上 ⇒ 前の順番で洗う)※爪は立てずに洗う - シャワーで完全にシャンプー剤を落とす。入念に。毛穴から落としていくイメージです。
- トリートメントは頭皮につけず、髪の毛に馴染ませるのみ。時間はおかず洗い流す。
- タオルドライは、こすらず押し付ける感じで行う。
- ドライヤーは根本から乾かしていく。らす前に、ブラッシングで大きいフケやほこりを落とす。
- 半身浴をして、軽く
自宅できる頭皮のワンポイント保湿法【簡単】
前述では頭皮を乾燥させないための基本をお伝えしましたが、既に乾燥してしまっている人はすぐにでも頭皮を保湿したいですよね。
そこで、身近にあるもので保湿効果が高い頭皮ケアをご紹介します。
椿油で頭皮マッサージ
乾燥した頭皮には、頭皮マッサージがおススメです。
その時により効果を高めてくれるのが「椿オイル」。
この椿オイルは皮脂の成分でもあるオレイン酸グリセリドが含まれているため、低刺激かつ髪や頭皮に馴染みやすい保湿剤です。
- 洗髪前の乾いた頭皮に椿オイルを付ける
- 指の腹を使い、頭皮全体へ椿オイルを行きわたらせる
- お湯や電子レンジで温めたホットタオルで頭全体を包み込む(10分程度)
- 椿オイルを洗い流すイメージでシャンプーを行う
椿オイルによる保湿法は週1~2回程度で行うのが効果的ですよ。
※オリーブオイルでも代用可能です。
【結論】頭皮を保湿するには乾燥させない行動から
いかがでしたか?
乾燥した頭皮は、常日頃からケアをしてあげる必要があります。そのままにしておくと、抜け毛増えて薄毛の原因になることもありますので、注意が必要です。
ま普段の何気ない行動一つ一つが頭皮の健康状態を左右します。そのため、頭皮の保湿は日々の乾燥を防ぐ行動から意識してあげましょう。
ただし、慢性的な痒みやフケ・頭皮の感想は、マラセチア菌などの頭皮の菌による影響の恐れがあります。その場合は、その症状にあった対策が必要となるため、皮膚科に相談することをおススメします。
また、抜け毛も多くに気なっている人は、薄毛の専門家に相談して少しでも悩みを解決していきましょうね。
頭皮が乾燥しているかも…?そう感じる人は必見ですよ。