- なんとなく前髪のボリュームが減った
- おでこが広くなった気がする
- 抜け毛が増えた
- つむじが目立つようになった気がする
このようにもしかしたら薄毛かもしれないと不安になり、薄毛治療を始めるべきか自宅でのケアから行うべきか悩んでしまう人は少なくありません。
ではどのような症状が頭部に起きてきたら薄毛治療をする境目となるのでしょうか。
本記事では、髪がどこまで薄くなったら薄毛治療するタイミング?ハゲ対策の開始時期を解説いたします。
薄毛のタイプについて

薄毛には2種類のタイプがありそれぞれによって薄毛治療を行うべきか異なります。
- 一過性の薄毛:円形脱毛症や脂漏生脱毛症など
- 進行型の薄毛:AGAやFAGA
一過性の薄毛
一過性の薄毛は、そのまま何も処置しなくても自然と治ってしまうケースがほとんどです。
ただし、脱毛箇所が広範囲・多発している場合は処置をする必要があります。
円形脱毛症について不安がある人は、円形脱毛症の特徴や見分け方が分かる方法を作ってみました。良ければご参照下さい。
進行型の薄毛の場合
薄毛で悩まれている方のほとんどが進行型の薄毛に該当します。
進行型の薄毛は、数か月~数年単位でゆっくりと進行する薄毛のため、本人が薄毛が進行していることに認識しにくいのが特徴です。そのため、実は進行していないにも関わらず進行していると間違えて治療してしまう場合や、逆に進行していても気付かずに地肌が見える範囲が広がってしまうケースがあります。
薄毛治療を始めるかどうかで見極めるポイント

では、自分が薄毛かどうか見極めるにはどのようにすれば良いのかポイントを解説いたしましす。
1.抜け毛の種類
抜ける本数
抜け毛の本数、長さ、太さは、薄毛治療をすべきか判断する一つの指標になります。
通常、人の髪の毛は1日50本から100本程度抜け落ちます。
抜け毛の本数が急に増えた・200本以上あるかもしれないと思った場合は危険信号です。
頭皮又は毛根が何らかのトラブルを起こしている可能性があります。
抜け毛の質
ま薄毛のひとつAGAの簡単な判断として抜け毛によって知ることが可能です。
生えている髪の毛より、細い毛や短い毛が目立つことはありませんか。
この場合、髪の毛の成長サイクルが乱れて、毛髪の成長期が短くなり、休んでいる髪の毛の割合が増加している可能性があります。
1分程度で出来る簡単に出来る抜け毛のセルフチェックもご用意していますので、自分に当てはまるか確認してあげましょう。
2.前髪の後退
前髪の後退も判断の一つに使用できます。簡単な方法が、額の広さを調べることです。
- 額の広さは自分の指を使うことで簡単に調べることが出来ます。
- 鏡を見ながら片方の前髪をかき上げておでこを見える状態にする
- もう片方の手で中指、薬指、小指の外側3本の指をそろえて額にくっつける。
小指は眉毛の上に置いて下さい。 - おでこと髪の毛の間にまだ隙間がある人は、4本目の人差し指までおいてみて下さい。
いかがでしたか?
3本の指の人は、前髪の後退は一切心配ありません。4本まで指が入る場合、髪の毛が後退している可能性があります。
動画でも解説しておりますのでぜひ参考にしてください。
3.つむじのボリューム感
自分での判断が難しく、人に言われて気付くことが多いつむじの薄毛。
この判断基準は、自分の頭皮を写真で撮り判断する必要があります。
写真を見て、自分のつむじがはっきりと1つだけわかる場合は、薄毛の可能性が低いでしょう。
つむじが大きく、周りも何となく地肌が見え始めている場合は、黄色信号です。
つむじの周りの毛が薄くなり、地肌とつむじとの判断が難しくなっているためです。
さらに、つむじ周辺の髪の毛だけが細くなり、後頭部やサイドの髪の毛はハリもあって健康。という場合は、つむじハゲの初期症状と考えられます。
そのため、このまま放置しておくと危険であるため、薄毛対策を始めた方がよいと言えるでしょう。
動画でも解説しておりますのでぜひ参考にしてください。
薄毛治療の薬を使うタイミングは?いつから始めるべき?

薄毛治療を考える上で、対策の一つとしてあるのが、AGAの薬を飲む・つけることです。
しかし、いつから始めたらいいの?どのぐらい付ければいいの?と分からないことだらけだと思います。
そんな方の為に、それぞれ飲み薬(内服薬)と塗り薬(外用薬)に分けて始めるタイミングの目安をお伝えしますね。
大前提として、お薬は医師の診断のもと始めることをお勧めします。
本記事でお伝えするタイミングはあくまで参考程度に取られ、自分に該当する際は専門家に相談しましょう。
内服薬(プロペシアなど)の始めるタイミングは?
薄毛治療の内服薬として使用されるものは大きく下記の4つのとなります。
- フィナステリド(プロペシア、フィンペシア):男性のみ
- デュタステリド(ザガーロ):男性のみ
- ミノキシジル:男女で使用されるが濃度が異なる
- スピロノラクトン:女性のみ
フィナステリドやデュタステリどとはAGAの原因の一つであるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する薬となります。効果は抜け毛を減らす作用が期待されますが、女性に対して有効性はありません。
ミノキシジルタブレットは、全身の血管を拡張させ、髪の毛を伸長させる作用があります。
髪の毛を増やす効果が期待されますが、それと同時に体毛・むだ毛を増やしてしまうようなデメリットがあります。
内服薬は、髪の毛だけでなく、体にも作用していまうためどうしても副作用が出やすいデメリットがあります。
また、服用している間のみの効果となるため、20~30代と若い人にはお勧めできません。
他の薄毛対策をしたが、どうしても生えなかった…。そんな時に服用するようにしましょう。
また当店では内服薬を使用しない薄毛治療も行っていますので興味のある方はお問い合わせください。
外用薬(ミノキシジル)の始めるタイミングは?
外用薬とは、薄毛が気になる所に塗布する塗り薬です。塗り薬の中で最も効果が認められるのが、ミノキシジルが配合された外用薬です。市販で売っているものでは、5%が最大濃度であり、インターネット上では16%もの高濃度のミノキシジル配合品もあります。
ミノキシジルの外用薬を使い始めるタイミングは、「一部分だけ薄いため髪の毛を生やしたい」などピンポイントで悩んでいる人には非常に有効です。
全体に外用薬を塗布してケアすることも可能ですが粘性が高く使用感が悪いです。
そのため、生え際だけ薄くなってきた、つむじだけ薄くなってきたなど一部分が気になり出したタイミングで使い始めましょう。
病院・クリニック・発毛サロンにいくタイミングは?

結論からお伝えすると、薄毛が気になりだしたら来院することをお勧めします。
最近では無料で頭皮の状態を見てくれるお店がほとんどです。
まずは頭皮の状態や薄毛の進行度を専門家に相談しておくと良いでしょう。
自分で思ってより進行していない場合もありますし、逆にこのままだと薄毛進行する危ない場合があります。
そのため、気になりだしたらまずは相談してみましょう。
周りに知られるのが恥ずかしい・勇気が必要という場合は、プライベートを順守した薄毛治療院も存在します。
自分一人で考え込むと寝る時もずっと考え込んでしまい、ストレスとなります。この悪循環はより薄毛の進行を早める要因にもなりかねません。
私も22歳で薄毛で悩んだ過去があり、1年間自分なりに色々工夫してみましたが、一度抜けてしまった髪の毛を戻すのは至難の業でした。ですので、まずは体験や相談をして自分の目で見極めてみることをお勧めします。
薄毛ではないが、抜け毛が急増した時は危険

まだ髪もしっかりある。けど、急に抜け毛が増加した。このような場合は、何かしらの異常が体に起きているサインかも知れません。
引っ越しや、転職、仕事のストレス、高熱、病気などにより抜け毛が増えている可能性があります。もし思い当たる節がなければ、次は季節性の抜け毛かどうか確認しましょう。
秋口や春は抜け毛が増える時期です。
下記の記事を確認してみてください。
いつか薄毛になるかことが不安なとき

今はまだ大丈夫だったが、将来薄毛になることが不安な人も少なくありません。その場合は、生え際、つむじ部分などの写真を残しておくことをおススメします。
数か月後に再度同じ箇所を撮影して見比べてみましょう。
写真を撮る際は、同じ条件(場所・明るさ)などで撮影してください。
写真で分かるぐらい髪が薄くなっている場合は、薄毛治療を始めるタイミングと認識することが出来ます。
薄毛が不安になったタイミングで一度相談がお勧め
自分でセルフチェックをしてみて自分の薄毛の進行度合いを確認してみましょう。
薄毛の進行を感じたら一人で行うより専門家に相談して薄毛の原因を特定し、薄毛克服への一歩を踏み出しましょう。
もし、薄毛で現在悩んでいるそんな人がいましたら、元薄毛の発毛技能士である私にいつでもご相談ください。
きっと何かしらの発毛への糸口を見つけることが出来ますよ。