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薄毛や白髪に効く「かかと落とし健康法」の効果とやり方を解説

かかと落とし健康法 効果

薄毛や抜け毛が気になっている・・・という方は、特殊な機械で毛細血管の血流を確認すると悪化している事が多く、いわゆるゴースト血管と言われる状態になっています。

ゴースト血管が増えると、髪の毛を作る細胞に酸素や栄養素を届けることが出来なくなってしまい白髪や抜け毛・薄毛の原因になるのですが、2017年にテレビで紹介された「かかと落とし健康法」には血圧や血糖値を下げる効果がある他、白髪や抜け毛・薄毛の改善にも効果的だということが分かったのです。

そこで今回は、1日3分程度で行える簡単な運動でゴースト血管を改善出来るかかと落とし健康法について、その効果とやり方・注意点を詳しく解説させていただきます。

ペガ先生
テレビでも話題になった育毛にも利用出来る「かかと落とし健康法」は、20代~70代までどんな年代にも簡単に出来る運動ですので必見ですよ。
目次

かかと落とし健康法の効果とは?

かかと落とし健康法 効果

2017年にテレビで取り上げられたことで話題になった「かかと落とし健康法」には、どういった効果があるのかということを理解した上で始めた方が継続しようという気持ちが湧くでしょう。

まずは様々な論文や出版物などを調査し明らかになった、かかと落とし健康法に期待される効果を解説していきます。

かかと落とし健康法に期待される病気の予防効果

かかと落とし健康法は、勢いよく地面にかかとをつけることによる衝撃がポイントで、人の骨に衝撃を与えるとオステオカルシン(骨ホルモン)とよばれるたんぱく質、そして脂肪細胞からアディポネクチンという物質が分泌され、下記のような作用によって様々な病気の予防をします。

かかと落とし健康法を行うことによる体への効果
    • インスリンの分泌促進による糖尿病予防
    • 脳神経細胞の結合促進による認知機能維持
    • 骨密度の上昇による骨粗しょう症予防
    • コレステロール・糖質の代謝促進効果による肥満抑制
    • 血流促進効果による高血圧・動脈硬化予防
    • 活性酸素量の減少による白髪・ガンや動脈硬化などの予防

この効果だけでもかかと落とし健康法は非常に魅力的ですが、かかと落とし運動によって分泌されるオステオカルシンには、男性ホルモンのテストステロンが増える効果も期待されているのです。

かかと落とし健康法には薄毛・抜け毛改善効果も

男性でも更年期を迎えるとテストステロンが減少し、意欲の低下・うつ病・抜け毛の増加による薄毛になりやすくなります。

男性ホルモンが増えると薄毛になるんじゃないの?」と考える人もいらっしゃいますが、テストステロンが増えることではなく年齢と共にテストステロンの割合が減ることで、血中のジヒドロテストステロン(DHT)の割合が増加することが問題なのです。

テストステロンが減少してしまうと、その働きを補うために5αリダクターゼという還元酵素がテストステロンと結合して、より強力に働く男性ホルモンのDHTを産生するのですが、DHTが毛乳頭細胞に到達するとアンドロゲン受容体と結合して抜け毛を増やす因子を発生させてしまいます。

しかし、かかと落とし健康法によってテストステロン量を増やすと、ジヒドロテストステロンの分泌を抑えることが出来るため、ホルモンの分泌が減少する50代以上の方に非常におすすめの運動といえるでしょう。

血流悪化が薄毛の原因になる理由

血流

以前から解説している事ではありますが、血流は髪の毛を作る細胞への酸素や栄養を届けるという大切な役割があり、また細胞の分裂・増殖を促進する成長ホルモンも血流によって届けられ毛乳頭細胞や毛母細胞を刺激して髪の毛を成長させます。

ところが、血流が悪化してしまうと一番に毛細血管が収縮して血液が流れなくなったり、老化してしまい血管の外へ栄養や水分などが流れ出てしまうゴースト血管になってしまうのです。

ゴースト血管とは?

そもそもゴースト血管とは一体どういうものなのかと疑問を抱く方もおられるとは思いますが、通常の血管は下記のように形がいびつであっても、山状の構造をしており先端のカーブから下まではっきり観察することが出来ます。

正常な毛細血管

しかし、ゴースト血管になると下記のように血管の先端部分が確認されず、全体的にもやがかかったようになり長さも短く、ほとんど見えない状態(ゴースト状態)となってしまうのです。

ゴースト血管

この状態の血管のままでいると髪の毛に十分に栄養を与えることが出来ず、抜け毛や白髪・薄毛の原因になってしまいます。

ゴースト血管だと何がいけないのか

毛細血管の血流が悪化して途絶えてしまうと、末梢にある細胞まで血液を届けるために心臓が強い力で血液を送り出すようになるため、血圧が上がり高血圧になります。

高血圧になるとその圧力で血管内部が傷ついてしまい、血管の外に酸素や栄養素・血液の成分などが漏れ出し、その先にまで血液が届かなくなるために細胞が分裂できず身体の老化や臓器の働きの悪化が起き、様々な不調の原因になるのです。

しかし、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏や大阪大学微生物病研究所教授である高倉伸幸氏が、ゴースト血管はふくらはぎの筋肉を鍛えるかかと落とし健康法によって改善されるということを提唱しており、ゴースト血管を正常な毛細血管へと戻し血圧を下げることが出来るということが分かっています。

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薄毛に効果がある「かかと落とし健康法」の正しいやり方とは?

かかと落とし健康法 やり方

かかと落とし健康法は非常に簡単で、電車の待ち時間や料理の合間・テレビを見ながらなど、時間や場所を選ばずに行うことが出来ます。

日頃運動不足を感じている方や冷え性・やる気が出ないなどといった症状がある方は、1日3分ほど時間を作り正しいかかと落とし健康法のやり方を是非行ってみてください。

かかと落とし健康法の正しいやり方【手順】

まずは正しいかかと落とし健康法のやり方を解説いたします。

正しいかかと落とし健康法のやり方
  1. 背筋を伸ばし、足を肩幅に開いて立つ
  2. 反動をつけずにかかとを2~3cm上げ、3秒間キープする
  3. 両足のかかとをゆっくりではなく、出来る限り勢いよくストンと床に落とす

※2~3を10回で1セットとし、1日3セットを目標に行います

これらの動作は、その日の体調によっても上げる高さを調節して行うようにすることがポイントです。

また、かかとを上げる時にふらつく時は椅子に捕まるなど最初は補助を使ったり、立位を保つことが難しい場合は椅子に座った状態で行い、ケガをしないよう気をつけていきましょう。

かかと落とし健康法の正しいやり方【行う回数】

かかと落とし健康法は、1日30~50回を毎日行うことが正しいやり方です。一つの動作に5~6秒程度しかかかりませんし、数回に分けて計30~50回でも良いという所も気軽に行えるポイントとなっています。

朝の歯磨きをしている間や入浴時にシャンプーしている時、また通勤時や何らかの待ち時間など気付いた時に行うことで、白髪や抜け毛・薄毛改善や血圧・血糖値を下げることが出来るので、是非スキマ時間に行ってみましょう。

ただし、足腰や膝が弱い方や肥満傾向にある方・高齢者・骨粗しょう症と診断されているような方は、無理をして高い位置からかかとを落とすと骨折などケガをしてしまう恐れがありますので、医師に相談の上で行うようにしてください。

かかと落とし健康法の正しいやり方【かかとを上げる高さ】

かかと落とし健康法の正しいやり方、続いてはかかとを上げる高さにもポイントがあります。

いきなり一番高い爪先立ちからかかと落としをすると身体を痛めてしまう可能性がありますので、まずはかかとを2~3cmほど浮かせて3秒ほどキープし、そのままストンとかかとを落としましょう

慣れてきたら徐々に高さを上げ、かかとに衝撃が加わるようにしていくとオステオカルシンの分泌が増え、薄毛や白髪・高血圧や血糖値の改善効果が高まります

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かかと落とし健康法を行う際の注意点

かかと落とし健康法 注意点

簡単で気軽に取り組めることが魅力でもあるかかと落とし健康法ですが、注意していただかなくてはならないことが3点あります。

将来的な骨粗しょう症・動脈硬化、糖尿病など疾患の予防や肥満抑制をしたいという方や、現在血圧や血糖値が高いので下げるためにかかと落とし健康法を行いたいという方は、こちらの注意点もしっかりと把握してから行うようにしましょう。

かかと落とし健康法の注意点:やり過ぎない

健康や抜け毛・薄毛改善などの効果を期待して、かかと落とし健康法を行う際に「早く効果を出したい」と目標以上の回数を行う方もいるかもしれませんが、やり過ぎないことが大切です。

かかと落とし健康法はかかとの骨に衝撃を加えて全身に刺激を伝えるため、ヒザや腰などの骨や靱帯にも負荷がかかるので、まず1ヵ月程は慣らすためにも30回を目安に行うようにしましょう。

慣れてきたら効果が出るまで30回以上50回未満を目標に、少し高さを上げて負荷をかけるようにしふくらはぎの筋肉を増やすことも目的にしていくことがおすすめです。

また、回数を増やしてやり過ぎてしまうと、かかとの骨折やヒザ・腰の痛みを増幅させてしまう恐れがあるので、痛みが出たらしばらくの間休むということもしっかりと行ってください。

かかと落とし健康法の注意点:腰痛やヒザ痛がある人は曲げて行う

かかと落とし健康法は、本来かかとの骨に衝撃を強く与えてオステオカルシンやアディポネクチンの分泌を増やすのですが、腰やヒザに痛みがある方はその箇所を軽く曲げて衝撃を和らげて行ってください

また、めまいやふらつきがある時は無理して行うことをせず、体調が良い時にのみ椅子や壁・机などの補助になるものを使いながら、負荷を少なくして行うことが大切です。

かかとを落とした時の衝撃でヒザや腰・首などが痛む場合も同様に、途中であっても中止してしっかりと休んで痛みが無い時にのみかかと落とし健康法を行うようにしましょう。

かかと落とし健康法の注意点:周囲への配慮

アパートやマンションなど集合住宅の2階以上にお住まいの方、また屋外で行う場合は床や地面への衝撃で大きな音を立ててしまうことがあるので、防音マットを敷いたり靴の種類を柔らかいものにするなどの配慮をする必要があります。

建物によってはベランダ(バルコニー)の強度に問題がある場合もあるため、共有スペースの廊下や屋外で行うなどの工夫をすると良いでしょう。

屋外であっても靴底の素材や場所によっては音が響くことがありますので、公園や芝生などの地面が柔らかく音を吸収してくれる場所や、コンクリートであればスニーカーで行う事をおすすめします。

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かかと落とし健康法は薄毛や白髪に効果アリ?正しいやり方や注意点を解説まとめ

本記事では薄毛や白髪に効果的な、かかと落とし健康法の様々な効果・正しいやり方と注意点について解説いたしました。

既に薄毛に悩んでいる・白髪が増えてきたという方でも、かかと落とし健康法でオステオカルシンやアディポネクチンを増やして血流の改善、テストステロンの分泌を促進する事で抜け毛を減らすことが期待できます。

また、やり過ぎや痛みがある時には行わない・周囲への配慮など注意すること、そして血圧や血糖値を下げるほどの効果が出るまでには、3か月以上継続して行うこと・かかと落とし健康法を食後15分以内に行うなどが必要になり、抜け毛や薄毛・白髪の改善への効果が出るまでには半年ほど期間が必要になると考えておきましょう。

ただし、進行してしまった薄毛は自分だけのケアで改善するのは難しいので、まずは専門家に診断してもらい自分の薄毛の原因をしっかりと把握した上で、適切な対策を行うことが必要です。

もし、薄毛の進行に不安を抱えていらっしゃるのであれば、元薄毛経験者である私が店長を務める薄毛治療院へ相談していただくと、改善するためのノウハウをお伝えすることができるので、是非気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

川上先生のアバター 川上先生 発毛技能士

スーパースカルプ発毛センター吉祥寺駅前店・渋谷店統括マネージャー

発毛技能士として年間200名以上の薄毛に悩みに乗っています。
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