AGA治療薬の「プロペシア」と「フィンペシア」
それぞれ名前は似ているけど、自分には、どちらの内服薬が合っているのか疑問を持つ人は少なくありません。
今回は、フィンペシアとフィンペシアと違いについて【効果・副作用・価格・購入方法】まで網羅的にAGAに関する薄毛情報をお伝えします。
プロペシアもフィンペシアも有効成分は同じ【フィナステリド】
プロペシアとフィンペシアに使われているAGA改善に効果がある成分が同じ「フィナステリド」です。
プロペシアもフィンペシアも成分量は1㎎ほどで、成分量は変わりません。
AGAが進行する主な原因は、男性ホルモンが酵素の働きにによって変異したジヒドロテストステロン(DHT)が生成され、毛の成長を止めて抜け毛を増やすことと考えられています。
自分がAGAかどうかは「AGA【男性型脱毛症】の判定基準って?1分で出来る自宅で簡易チェック」にて自宅で簡易確認することが出来ます。
プロペシアもフィナステリドも有効成分が全く同じ・成分量も同じであるため、どちらの方が効果があるなどの差異はほとんどないと考えてよいでしょう。
プロペシアのフィンペシアの2つの違い
プロペシアもフィンペシアも効果が同じですが、名前が異なるのはもちろん違いがあるからです。
有効成分以外の安定剤などに違いにも多少なりありますが、かなりマニアックな内容になるため興味がある人は、それぞれの添付文書を参考にしてみて下さい。
(プロペシア添付文書)
(フィンペシア添付文書)※日本では製造されていないため、英語となります。
プロペシアとフィンペシアの大きな違いは次の2つです。
- その①:先発品と後発品の違い
- その②:販売価格の違い
その①:後発品と先発品の違い
フィンペシアは、プロペシアを模造した製品であり、販売元が異なります。
プロペシアはMSDメルク社(万有製薬)が開発した先発品であり、フィンペシアはインドのシプラ社が製造した(後発品)です。
では、「フィンペシア」はプロペシアのジェネリック医薬品なのかというと若干異なります。インドでは、2005年に特許法が改定されるまで、医薬品の模倣薬を製造・販売することが認めていました。
そのため、プロペシアの特許が切れる前に、インド国内では合法に作られた模倣品としてフィンペシアは販売されたのです。詳しくは、「AGA治療薬のフィンペシアとは?効果・副作用・購入方法のすすめ」をご覧ください。
その②:販売価格の違い
プロペシアは先発品であり、フィンペシアはジェネリック医薬品(模倣薬)であるため、販売価格に大きな差があります。
販売価格: プロペシア>>フィンペシア
プロペシアの販売価格=1錠:219円~
フィンペシア=1錠:35円~
フィンペシアは、プロペシアの購入価格の5分1程度の金額で購入することが出来ます。
この原理は、開発費の違いによるものです。後発品は、新薬とは異なり開発コストが圧倒的に安いです。
当然、販売される医薬品は先発品より安価で販売することが出来るのです。
プロペシアからフィンペシアに切り替えるタイミングは?
現在、AGA治療のため皮膚科やクリニックに通っている方で悩みがあるとしたら、月々のお薬代ではないでしょうか?
どんな人でも毎月の費用が安い方が経済的にも助かりますし、継続できます。
おそらく、この記事を読んでいる人は、プロペシアからフィンペシアへの切り替えを考えている人も少なからずいるかと思います。
フィンペシアは個人輸入となるため、医師の診断はありません。
血液検査や体調面を定期的に検査を行うことを前提としてお伝えします。
切り替えは、自分で責任を管理できる(体調管理・定期的な血液検査・健康診断・自己責任)さえできる人でしたら、効果は同じであるため、いつでも可能です。
金額面を重視して、上記の管理できる人でしたら、切り替えは一つででもあるかもしれません。
プロペシアとフィンペシアの購入方法とは?
プロペシアは主に医師の診察のもと服用する薬であるため、病院やAGAクリニックで購入することが可能です。
とはいえ、現在では個人輸入サイトより、インターネットで購入することも可能です。
「病院に行くのが嫌だ」「診察料をかけたくない」「金額が高い」「他人い合わずこっそり治療したい」など悩みを持つ人が購入している傾向にあります。
一方、フィンペシアは国内で未承認の薬であるため、インターネットでの購入のみとなります。
様々な通販サイトで購入することが可能ですが、副作用が強く出た人や有効性を感じることが出来なかったなど多々意見があります。
フィンペシアを購入するときは、添加物のキノリンイエローが含まれていないものをおススメします。
この添加物はフィンペシアのみに含まれている着色料です。
キノリンイエローはタール色素であり、医薬品や化粧品には認可されていますが、発がん性や肺気腫になる可能性があることから、食品への添加は認められていません。
医薬品は認可されているとはいえ、フィンペシアは毎日1錠服用するもの。
そのため、フィンペシアを購入する際は、キノリンイエローが含まれていない製品を選択することをおススメします。
プロペシアとフィンペシアはどっちがおススメ
プロペシアとフィンペシアも有効性は高いため、どちらが良いということはありません。
ご自身の何処に重要度を置くのかによって決まってきます。
安全性を重視するなら、病院でプロペシアを処方してもらう
保証・安全・血液検査などのトータルサービスを求めるなら、クリニックや皮膚科が良いでしょう。
AGAクリニックにて処方する場合は、MSD社の病院検索をおススメします。
金額を重視する人はフィンペシアも選択肢の一つ
血液検査などは定期的に病院で出来るから、金額を重視したい人はフィンペシアも選択肢の一つです。
これら、AGAのお薬は長期的に服用するものばかりです。
そのため、くれぐれも購入方法や服用方法を間違えずに使用することをおススメします。
AGAのお薬には、他にもミノキシジルなどが存在します。
詳しくは、「ミノキシジルの副作用と正しい効果の理解度チェック【使用前の確認しよう】」をご覧ください。
AGAの治療を行いたいが、どこが良いか分からない人は、「男性の薄毛(AGA)には、原因に合う治療法がカギ【薄毛治療完全攻略マニュアル】」もどうぞ。
【補足】プロペシアとフィンペシアに頼らないAGA治療もある
今回、お伝えしたAGAの治療薬であるプロペシアやフィンペシア。
これら内服薬を飲まずに薄毛治療が出来たらな…と考える人も多くいます。
そんな人は、まずはAGAの内服薬を使わずに薄毛治療に取り組んでみるのはいかがでしょうか?
もちろん簡単ではありませんが、薄毛の原因となる生活習慣を一つ一つ改善していくこと、確実に育毛剤を毛根へ入れ込むことなどを徹底して行うことで良好な結果を得ることが出来ます。
もし、これらを行っても結果がイマイチの場合は、最終手段として内服薬に頼るのも一つの手ですよ。
というのも、私もM字ハゲに悩まされた一人です。
しかし、内服薬などの薬に頼らずに髪の毛を増やすことに成功しています。
詳しくは、「【AGA克服体験談】6か月でM字ハゲを副作用なく治した方法とは?」
薄毛の専門家から購入するときの注意事項を紹介するよ!