コスプレやおしゃれ用のウィッグではなく、薄毛に悩む方が普段使いしているカツラ。最近はとても自然でパッと見ただけでは分かりにくいものが増えています。
しかし、カツラを普段使いしている方の中には明らかに不自然で、カツラだということがバレバレになっている方も多いです。
バレバレなカツラをかぶる人の心理、カツラがバレる理由や見抜くポイントを解説いたしますので、カツラの着用を考えている方は参考にしてください。
バレバレなカツラをかぶる人の心理
学校の先生や会社の上司、また通勤や通学時に同じ車両に乗っている人など、バレバレのカツラをかぶっている人はどういう心理なのでしょうか。
株式会社アデランスと大阪大学大学院医学系研究科の合同調査により、薄毛で悩んでいた人がカツラをかぶることはやる気や積極性が向上して心理的にプラスに働くということが分かっています。
しかし、バレバレのカツラをかぶる人にも同じことが言えるのか、その心理をご覧ください。
ハゲていると思われたくない
カツラをかぶる人の心理として、一番多いのがハゲていると思われたくないということでしょう。
ハゲているよりも髪の毛がフサフサしている方が良いという心理が働くのは、薄毛が少数派であり恥ずかしいものだという日本人特有の考え方にあると考えられます。
バレバレなカツラでも、かぶることで他の人と同じように髪の毛が生えているように見せられます。少しでも若く見えるなど外見を気にすることが減り、自己肯定感が高まって自信が持てるからバレバレでもカツラをかぶるのです。
バレバレだと思っていない
続いてのバレバレなカツラをかぶる人の心理には、カツラがバレバレだと思っていないというケースもあります。
カツラはこまめなメンテナンスが必要ですし、メーカーによっては2年を目安に買い替えを推奨しています。また着用方法の誤りや自毛との差が出てしまうということもバレてしまうポイントです。
カツラは正面から鏡を見て着用するものですし、横や後ろからチェックすることがないためにバレバレだと分からない人も多いと考えられます。
カツラが劣化していることに気付いていない
バレバレなカツラをかぶる人の中には、なぜかカツラが劣化していてバレバレになっていることに気付いていない場合もあります。
この時の心理としては、上記3つの心理が働いていると考えられるでしょう。カツラに使われている髪の毛が人工毛だとチリチリの毛先になったり、分け目が不自然なものも多いです。
また、服と摩擦が起きやすい襟足周辺の髪の毛がもつれてしまう、髪の毛の色が退色したり内側のベースが破れる、カツラの毛量が減るなどの劣化が起こります。
新しいカツラを購入する余裕がない
最後にご紹介するバレバレなカツラをかぶる人の心理は、バレバレだと分かっているけれど新しいカツラを購入する余裕がないため、仕方なく使用しているというものです。
カツラは普段使いすることを前提に購入するものです。ほとんどのメーカーは2~3年での買い替えを推奨するほど耐用年数が短いのですが、劣化したからといっておいそれと購入できる金額ではありません。
そのため、本心では新しい自然に見えるカツラを購入したいと思っているけれど、金銭的な余裕がないためにバレバレなカツラをかぶっている人もいます。
カツラがバレる理由と見抜くポイント
薄毛を隠すためにカツラをかぶっているのに、なぜカツラがバレるのか?それは、自分では自然だと思っていても、他人の目からすれば明らかに不自然に映るからです。
今後、カツラの着用を考えている人にお伝えしておくべきカツラがバレる理由、そして他人がカツラだと見抜くポイントを5つご紹介します。
毛量が多すぎる
どうせカツラを購入するのなら毛量を多くしたいと考える人が多いのですが、実際に年齢に見合っていない毛量のカツラは不自然でカツラだとバレることにつながります。
若い頃の毛量を希望している、毛量が多い方がカツラと分かりずらいだろうと思ってしまいがちです。しかし、客観的に考えると50代くらいの方が20代のような毛量だった場合、違和感を感じるためカツラを見抜くポイントになるでしょう。
買い替えやメンテナンスのタイミングで多少なりとも毛量を減らしていかないと、バレバレのカツラをかぶっていると思われてしまうので注意してください。
髪質や色が自毛と違う
カツラだと見抜くポイントでもありバレる理由にもなることの1つに、カツラの髪質や色が自毛と違っていることがあります。
普段使いするカツラは、使い勝手が良く高額過ぎないものを選ぶことが多いです。しかしカツラの髪の毛が100%人工毛の場合はツヤ感も異なりますし、自然ではない色だったり白髪が混じったりしていないものです。
人毛の場合でも着用している間に髪色が退色していくため、自毛と色を合わせて制作したとしてもカツラの部分だけが明るくなってしまうので、半年~1年を目安に染め直すことをおすすめします。
生え際やもみあげが浮いている
近年新しく開発されたカツラの中には、生え際やもみあげ・襟足まで自然に見えるものがありますが、着用の方法や劣化によって浮いてしまいカツラだと見抜かれてしまうことがあります。
おしゃれやコスプレの時に使うファッションウィッグとは違い、普段使いするカツラの場合はバレることを前提としていません。しかし、カツラが浮いていると明らかにカツラだということがバレバレになってしまうので気をつけましょう。
生え際やもみあげが浮いてしまうのは、着用の方法が誤っているかカツラ自体が劣化していることが原因ですので、着用方法を見直すか新しいカツラを購入するようにしてください。
自毛とカツラの髪の毛が馴染んでいない
カツラがバレる理由として、カツラと自毛の境目が馴染んでおらず、くっきりと分かれてしまっているというケースがあります。
カツラの髪の毛が劣化している、カツラの髪色が退色している、自毛に白髪が混ざっているのにカツラには白髪がないということもありますが、部分カツラを自毛と馴染むようにセットしていない方が多いのです。
また、カツラの購入時に自毛と馴染むようにカットしてもらっていないとバレる原因になりますので、新しいカツラを購入したら美容師さんに馴染むようなカットをして貰い整えましょう。
カツラがずれている
カツラをかぶっている方が一番避けたいバレる原因として、本来装着するべき場所からカツラがずれているということがあります。
しっかり着用できているかが気になり、調整している間にずれてしまうこともあれば、おでこの広さが気になって前にずらしてしまうということもあるでしょう。
しかし、カツラは自然に見えるようにしっかりと位置を決めて制作されているので、自分の感覚で位置を変えてしまうと不自然になりカツラだと見抜かれてしまうことがあるため気をつけてください。
カツラでは薄毛の悩みは改善されません
薄毛になってしまい、AGA治療薬を使用して改善を試みるも副作用が強く断念してしまったという人、またAGA治療をするには手遅れだと感じている人がカツラの着用を考えるでしょう。
しかしカツラには他人が見抜く、バレるなどデメリットがありますし、薄毛の悩みを根本的に改善するものではありません。根本から改善出来るのは自毛を生やすことだけです。
カツラは着用することで蒸れて頭皮環境を悪化させるなど、薄毛を進行させてしまう原因につながることもあるので、まずは自分の髪の毛を取り戻せるかを専門家に相談してみましょう。
カツラはなぜ高いのか
薄毛を簡単に隠せるアイテムの普段使いするカツラは、コスプレやファッションウィッグと違い値段が高いという特徴があります。
なぜカツラは値段が高くなってしまうのか、ファッションウィッグのように安くないのかを解説していきましょう。
普段使いするカツラは高品質
ディスカウントショップなどの量販店、またショッピングセンターにもカツラやウィッグが販売されていることがありますが、その品質はとても良いとはいえません。
明らかに人工物だと分かる髪質で、着用した時の使用感もぴったりしておらず髪の毛もゴワゴワしているものが多いでしょう。また耐用年数も短くアフターサービスもないので、普段使いすることは難しいです。
カツラ専門店で購入できるような高品質のものは、一目でカツラだとバレるものはなく一人一人にぴったりと合うよう調整が可能です。カツラの材料も人毛に近い品質の人工毛を混ぜている、修理が可能などアフターサービスが付いていることもあるため値段が高くなります。
普段使いするカツラは手作業が多い
薄毛の方が普段使いするようなカツラは、基本的に国内や海外の工場で手作業により1本ずつ髪の毛を植えつけていくものが多いため、どうしても値段が高くなります。
機械で植え付ける方法もあるのですが、この場合は数本ずつ植えつけるために不自然な仕上がりになり、普段使いには向きません。
自分以外の人が見て少しでも違和感がないように人の手によって制作しているからこそ、それなりの値段になってしまうということなのです。
バレバレのカツラをかぶる人の心理やなぜカツラがバレるかを解説まとめ
薄毛だということを隠したいがため、さまざまな心理でバレバレのカツラをかぶる人がいること、またカツラがバレる理由や見抜くポイントを解説しました。
カツラは簡単に薄毛を隠すことができるものですが、ファッションウィッグのように安いものではありませんし、数年ごとに買い替えが必要になるのでトータルで考えるとかなりの出費になることが多いです。
将来的な事を考えるなら自毛を生やす方が安く済みますので、カツラの着用を考える前に薄毛の専門家に相談して自毛を生やす努力をしましょう。