くせ毛が気になって縮毛矯正やストレートパーマを繰り返していると、髪の毛や頭皮に負担がかかって薄毛になるのでは?と不安にかられてしまうことがあります。
かくいう私も昔からひどいくせ毛に悩まされている一人で、縮毛矯正をすることでくせ毛が扱いやすくなり、朝のスタイリングの時間が大幅に短縮されるというメリットがありますが、毛量が少ないと薄毛が目立つのではと心配になるのではないでしょうか?
当店にご来店いただくお客様からも「縮毛矯正は行っても大丈夫ですか?」と質問されることがあるため、今回は縮毛矯正をすると薄毛は目立つのか?縮毛矯正のメリット・デメリットや薄毛になると言われる原因などについて詳しく解説します。
縮毛矯正と同様に、薄毛になると言われるブリーチ・ヘアカラーの影響については以下の動画で解説していますので、こちらも是非ご覧になってみてください。
縮毛矯正をすると薄毛が目立つのは本当?
薄毛が気になっている方にとって、くせ毛をストレートの状態にする矯正縮毛をすることで薄毛が目立つのも困りますが、かといってくせ毛のままでもカールやうねりで薄毛を隠すスタイルを維持するのが難しい場合もあるでしょう。
結論から申し上げると、縮毛矯正をすることによって薄毛が目立つ可能性はあります。
なぜ薄毛の方が縮毛矯正をすると薄毛が目立ってしまうのかという理由を解説させていただきましょう。
縮毛矯正で薄毛が目立つ理由
薄毛とくせ毛の両方で悩んでいる方が縮毛矯正をすると、毛量が少ないためボリュームが出なくなってしまい薄毛が目立つ可能性があります。
また、薄毛の方は髪の毛が細く柔らかくなってしまうこともあり、縮毛矯正を根元からかけてしまうとペタンコ髪になることが多く、より頭皮が透けて見えてしまうこともあるため薄毛が目立つのです。
また頭皮や髪の毛がダメージを負うことにより、切れ毛や抜け毛が増えてしまい薄毛が目立つということも考えられます。
縮毛矯正をしても薄毛にはならない
縮毛矯正をすると薄毛が目立つので、より薄毛になってしまったのではないかと感じる方もいるのですが、基本的に縮毛矯正をしたからと言って薄毛になることはありません。
もちろん美容師さんの技術によっては、薄毛を進行させてしまう原因になることはあるのですが、だからと言って数回の縮毛矯正で薄毛になるとは考えられず、他に原因があることの方が多いです。
毛量が少ない方が縮毛矯正をかけたからといって、一気に抜け毛が増えてしまうということはまずありませんので、その点はご安心ください。
そもそも縮毛矯正って?ストレートパーマとの違いは?
縮毛矯正もストレートパーマも、薬剤を使って髪の毛の結合を切断して真っすぐにした後で、再度薬剤を使って真っすぐの形を固定するという施術なのですが、どういった事に違いがあるのかを理解されている方は少ないでしょう。
基本的には、縮毛矯正もストレートパーマも髪の毛をやわらかい状態にする薬剤⇒1剤・髪の毛を元のハリのある状態にする薬剤⇒2剤という、2つの薬剤を使用して施術します。
まずは縮毛矯正とストレートパーマの原理や違いを解説いたしますので、ご自身のくせ毛にはどちらの施術の方が向いているのかを考えてみてください。
縮毛矯正とは
縮毛矯正とはその名の通り、縮毛(くせ毛)を真っすぐの形に矯正する施術で、1剤と2剤という薬剤を使う間に熱の力(アイロンやブロー)を加えるため、うねりやクセの強い頑固なくせ毛の方に向いています。
施術した髪の毛は半永久的に真っすぐの形状を保ちますが、薬剤と薬剤の間に髪の毛へ熱を加えるためダメージも大きく、1度縮毛矯正をするとその後パーマがかかりにくくなったり、ヘアカラーでムラが出る可能性が高くなるため要注意です。
縮毛矯正は以下の原理によってくせ毛をまっすぐにすることが出来ます。
-
- 1剤(アルカリ剤・還元剤)で髪の毛内部のシスチン結合を切断する
- アイロンやブローで熱を加える(熱変性で髪の毛の形状を固定)
- 2剤(酸化剤)でシスチン結合を定着させる
ストレートパーマとは
ストレートパーマは、縮毛矯正よりもストレートになりすぎずパーマを落とす・または軽いくせ毛を伸ばすことが出来る施術で、薬剤の力のみを使い髪の毛を真っすぐにする施術です。
縮毛矯正との違いは、アイロンやブローによる熱処理を行わないことで、過去には髪の毛の長さに応じたパネルと呼ばれるプラスチック製の板に髪の毛を伸ばしながら張り付けていましたが、現在ではダメージが大きくなってしまうことから原則禁止されています。
熱処理を行わないため縮毛矯正よりもダメージが少なく済みますが、クセが強すぎる場合は真っ直ぐな髪の毛にする事が難しいですし、またデジタルパーマを何度もかけた方やダメージが多い髪の毛の場合も完全に真っ直ぐな髪の毛にする事が出来ません。
-
-
-
- 1剤(アルカリ剤・還元剤)で髪の毛内部のシスチン結合を切断する
- 2剤で酸化させてシスチン結合を定着させる
-
-
縮毛矯正やストレートパーマが頭皮や髪の毛に与える影響
縮毛矯正とストレートパーマ、どちらも似た原理で髪の毛をまっすぐにするということが分かって頂けたかと思いますが、これらの施術によって頭皮や髪の毛へ悪影響を与え、抜け毛や薄毛の原因になってしまうことがあります。
作用の強い薬剤を使ったり、施術の工程で髪の毛を引っ張ったりするので、完全に薄毛に影響がないとは言い切れず、頭皮に大きな負担がかかってしまうと抜け毛が増え薄毛になる可能性があるのです。
また、縮毛矯正自体がとても技術力のいる施術と言われているため、一歩間違えると髪や頭皮のトラブルを起こしやすいとも言え、薄毛の直接的な原因にならないまでも頭皮や髪の毛に負担がかかることは間違いありません。
さらに薬剤が頭皮についてしまうと炎症を起こしてヒリヒリする可能性がありますし、アイロンが当たれば火傷をするなども可能性としてはあるため、技術力のある美容師に施術を行って貰うようにしましょう。
なぜ縮毛矯正で薄毛になると言われていたのか?
ここまで縮毛矯正の原理やストレートパーマとの違いをご覧いただき、直接的には薄毛の原因にならないことが分かって頂けたかと思います。
ではなぜ一体縮毛矯正をすると薄毛になると言われていたのでしょうか?それには以下2つの事が原因になっていたということを解説させていただきましょう。
-
-
-
-
-
- ダメージにより髪が細くなってしまう
- 髪のボリュームが減り毛量か少なくなったように感じる
-
-
-
-
縮毛矯正で薄毛になると言われた原因①ダメージにより髪が細くなってしまった
もともと縮毛矯正は作用の強い薬剤を使用する難しい施術で、その分頭皮や髪の毛に与えるダメージも大きく、また熱処理を加える際に髪の毛を引っ張ってしまうこともあるため、抜け毛が増えてしまうことがありました。
また基本的に髪の毛の根元につけてはいけない薬剤を付けてしまったり、熱処理の際にアイロンを頭皮に当ててしまう・必要以上に髪の毛を引っ張るなど、未熟な美容師が施術する事により頭皮や髪の毛に負担をかけてしまうことで切れ毛や抜け毛が増えたりもします。
髪質や髪の毛の状態に合わない強い薬剤を使用する事で髪の毛が強いダメージを受け、内部がスカスカな状態になってしまい髪の毛自体が細くなってしまうということも毛量が少ないと感じる原因になるため、縮毛矯正をすると薄毛になると言われたようです。
縮毛矯正で薄毛になると言われた原因②髪のボリュームが減り毛量が少なくなったように感じる
縮毛矯正をかける目的の一つとして「クセで広がる髪のボリュームをなんとか抑えたい!」というものがありますが、縮毛矯正をしてストレートになり髪のうねりが気にならなくなっても、ボリュームが欲しい頭頂部までペタンコになってしまい、髪の毛が少なく見えてしまうことがあります。
特に女性は加齢などにより頭頂部から薄くなるため、トップのボリュームや見た目に関しては気にされる方も多いですので、頭頂部が薄毛に見えることを避けるためにも、頭頂部に使う薬剤を変えてもらう・髪の毛の根元から離して薬剤を塗布してもらうなど、美容師と相談しながら縮毛矯正を行っていくことが重要です。
また、希望のスタイルをしっかりと伝えることと縮毛矯正が上手な美容師に施術を行って貰うようにする事をおすすめします。
薄毛の人が縮毛矯正をするメリット・デメリット
もしも薄毛を気にしている方が縮毛矯正をするとして、その場合のメリット・デメリットにはどんな事があるのでしょうか?
薄毛・毛量が少ない方が縮毛矯正をした際のメリット・デメリットについて、解説していきます。
薄毛の人が縮毛矯正をするメリット
まずは縮毛矯正を薄毛・毛量が少ない人が行う場合のメリットとして、髪の毛を扱いやすくなり手触りが良くなるということがあります。
そして一度でも縮毛矯正をした部分は半永久的にストレートのまま維持出来るため、クセが強く収まりにくかったスタイルにも挑戦できるようになるということもメリットです。
湿気の強い日や雨に濡れたりしてもクセが戻らなくなり、毎日のスタイリングも時間をかけず楽に行えるようになるということが、縮毛矯正のメリットになります。
薄毛の人が縮毛矯正をするデメリット
反対に薄毛や毛量が少ない方が縮毛矯正をするデメリットには、髪の毛のボリュームが無くなり過ぎて薄毛が目立つ・髪の毛が真っ直ぐになり過ぎてしまう・髪の毛へのダメージが大きく細い髪の毛になるといった事が挙げられます。
また通常のパーマやストレートパーマよりも費用が高額で、施術の時間もカットを含めると平均3時間程度と長いこともデメリットだと感じる方がいますし、伸びてくる髪の毛はくせ毛ですので維持するためには数か月後にまた縮毛矯正を行わなくてはならないという手間もあるでしょう。
その他には何度も縮毛矯正を繰り返すことで髪の毛が傷み、毛先がチリチリになる・根元から折れてしまう・頭皮がヒリヒリするなど、頭皮や髪の毛自体へのダメージを避けることが出来ないということもデメリットになります。
頭皮になるべく負担をかけない縮毛矯正のポイントとは?
くせ毛を真っすぐにしたい気持ちと髪のボリューム感を出したい気持ちは相反するもので、確かにクセがあれば髪にボリュームは出ますが、くせ毛のせいで毎朝納得がいくヘアスタイルをなかなか作れず苦労したり、自分に自信が持てなくてストレスを感じてしまう場合もあります。
最近ではトリートメント効果が高く髪の毛に負担の少ない縮毛矯正の薬剤も色々と開発されてきましたが、ここからは私もお世話になっている美容師直伝の頭皮になるべく負担をかけない縮毛矯正のポイントについて解説していきましょう。
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント:頭皮に薬剤をつけない
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント1つ目は、美容室で行う縮毛矯正であれば当たり前とも言える頭皮に薬剤を付けないことです。
とはいえ薄毛が気になる方の場合ですと、頭皮に付かないように施術していても薬液が髪の毛の間から頭皮に付いてしまうことがあるため、髪の根元から2~3cm程離して薬剤をつけてもらうように、担当の美容師に相談してみましょう。
縮毛矯正の薬液は作用が強い分刺激もあるので、施術中にあまり違和感を感じなくても細胞レベルでは影響を受けていることがあり、頭皮トラブルの原因となるので万が一頭皮に薬液が沁みてヒリヒリしてきた場合は美容師の方に伝えるようにしてください。
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント:頻繁に縮毛矯正をしない
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント2つ目は、ある程度髪の毛が伸びてきたとしても頻繁に縮毛矯正をしないことです。
縮毛矯正をするサイクルが短いと髪や頭皮にその分ダメージが蓄積されてしまいますし、薬剤が頭皮についてヒリヒリしてしまう可能性が高まるため、クセが気になってしまうかもしれませんが最低でも45日以上は空けるようにしましょう。
クセが強い方やショートカットの方でも2~3か月、クセがあまり強くない方や髪の毛の長さがミディアム以上であれば半年~1年を目途にすることがおすすめで、次に縮毛矯正をする場合も伸びてきた場所だけにする事でダメージを緩和することが出来ます。
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント:アイロンで薄い部位を必要以上に引っ張らない
続いての頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイントは、1剤を流した後のアイロンをかける際に薄毛になっている部分を必要以上に引っ張らないことです。
薄毛が気になる部位というのは髪の毛が細く弱くなっている状態の場合が多いため、他の部位と同じぐらいのテンションをかけてアイロンで引っ張ってしまうと、髪の毛が抜けてしまう恐れがありますので必要以上に引っ張らないよう注意してもらいましょう。
また日頃のスタイリング時にもヘアアイロンを使うという方は、縮毛矯正時に美容師の方が注意しているのと同じように、薄毛の箇所の髪の毛を引っ張らないように気をつけてください。
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント:強すぎる薬剤を使わない
4つ目の頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイントは、作用が強すぎる薬剤を使わないようにしてもらうことです。
くせが強い方は、少し強めの薬剤を使えば一度でしっかりくせを伸ばせるんじゃないか?と考えてしまいますが、やはり還元する力も強いため髪へのダメージは大きくなり、切れ毛や断毛の危険が高まります。
髪の毛のシスチン結合を切断する1剤の主な成分であるチオグリコール酸は、濃度にもよりますがパーマ液の中でも一番強い薬剤と言われているため、もともと髪の毛の傷みや薄毛が気になる方はトリートメント効果の高い薬剤や弱めの薬剤を使用してもらえるよう美容師に相談してみましょう。
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント:部分的にかける
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント5つ目は、縮毛矯正をする場所を部分的にすることです。
全体的にくせ毛というわけではなく、前髪やサイドなど一部にだけくせがある場合は部分的に縮毛矯正をかけることが可能で、部分的にかけることでその分ダメージも最小限に抑えることができるため、まずは美容師に相談してみましょう。
ただし、前髪や顔まわりは他の髪の毛に比べると髪は細いのにくせが強く出てしまうことが多く、部位によってダメージのレベルも変わってくるので注意が必要です。
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント:セルフで縮毛矯正をしない
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント、続いては市販されている縮毛矯正剤を使ってセルフで行わないことです。
市販されている縮毛矯正剤は、誰が使用しても髪の毛を真っすぐに出来るようかなり強い薬剤が使われている事が多く、髪質や過去のダメージ等によって放置時間や薬剤を決めることが出来なくなるためダメージが強くなってしまいます。
また頭頂部や後頭部など目に見えない部分まで薬液を塗布する際に、誤って頭皮に付けてしまったりする可能性も高くなるので、特に薄毛が気になっている方は美容師の方に縮毛矯正を行って貰うようにしてください。
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント:アフターケアを行う
頭皮への負担を減らす縮毛矯正のポイント、最後にお伝えするのは必ずアフターケアを行うことです。
少しでも髪の毛や頭皮に薬剤が残ってしまっていると作用が続いてしまったり、ダメージが大きくなってしまい髪の毛がボロボロになる可能性があるので、確実に薬剤を流しきってもらい頭皮を抗酸化して保湿する為のヘッドスパを行うようにしましょう。
訪れた美容院にヘッドスパメニューが無い場合は、トリートメントを行い頭皮の保湿は帰宅後にしても良いですし、翌日以降のシャンプー・ドライヤー時には必ずトリートメントを使用する事をおすすめします。
縮毛矯正後に行う自宅でのケア方法
せっかく髪や頭皮に負担をかけないように縮毛矯正をしたのであれば、持ちを良くして頭皮に受けたダメージを回復させていくことが大切です。
縮毛矯正をした後から行う自宅でのケア方法をご紹介していきますので、ダメージを負った頭皮や髪の毛を回復させる為にも是非行ってみてください。
頭皮のダメージを回復させる自宅でのケア方法:シャンプーやトリートメントに気をつける
縮毛矯正をした頭皮や髪の毛は乾燥しやすくなっているので、頭皮に刺激の少ないアミノ酸系のシャンプーを使い優しく頭皮を洗うようにしましょう。
また髪の毛につけるトリートメントも保湿成分が入ったものを使用し、毛先にたっぷりと付けた残りを中間から毛先に優しく揉みこんで馴染ませ、時間を置いてからしっかりと洗い流してください。
トリートメントは髪の毛の内部まで浸透しダメージを補修する役割がありますし、頭皮を回復させる為にもシャンプー自体に保湿成分が入っているものを選ぶことがおすすめです。
頭皮のダメージを回復させる自宅でのケア方法:必ずドライヤーを使って乾かす
縮毛矯正をしてダメージを負った髪の毛は、これまで以上に乾燥しやすくなっているのでお風呂上りは素早く十分にタオルドライをして、頭皮周辺からしっかりとドライヤーを使って髪の毛を乾かすようにしましょう。
ドライヤーをする際は頭皮に専用化粧水をつけてから、乾きにくい内側を先に頭皮に近い場所から乾かしていくと毛先が乾きやすくなるので、後頭部や耳裏・うなじを中心にドライヤーの吹き出し口を動かしつつ根元から毛先の方へ風が当たるように乾かしてください。
80~90%ほど乾いたら、最後に冷風を全体にあててキューティクルをキュッと締める気持ちで残った水分を飛ばし、髪の毛を冷やしてあげましょう。
頭皮のダメージを回復させる自宅でのケア方法:過度なブラッシングはNG
頭皮のダメージを回復させるためには、ダメージを負った頭皮や髪の毛に対して優しくケアすることが大切になるため、毛先の尖ったブラシなどは使わず過度にブラッシングすることも避けてください。
ただでさえ傷んでいる頭皮や髪の毛に刺激や摩擦を与えると、余計にダメージが増えてしまいますので、出来るだけ手ぐしやクッションの効いた毛先の丸いブラシを使うようにしましょう。
おすすめなのは静電気が起こりにくい木の素材でできたクッションブラシで、こちらや頭皮へのあたりも優しくマッサージにもなり、血流改善効果も期待できます。
頭皮のダメージを回復させる自宅でのケア方法:ヘアマスクを定期的に使用する
縮毛矯正後の髪には、定期的なヘアマスクの使用が効果的です。
聞き馴染みのない方も多いかもしれませんが、ヘアマスクとは、コンディショナーやトリートメントのような液体です。特徴としては、髪の毛を内部から潤い、修復していく効果があります。
週に1回程度ヘアマスクを行うことで、髪の毛に栄養を与え、縮毛矯正のダメージや乾燥が軽減され、長持ちする美しい髪を維持できます。
薄毛が気になるなら縮毛矯正はしない方が良い?
基本的にパーマやヘアカラーは頭皮や髪に負担がかかる場合が多く、当店と致しましては新たな髪の毛を生やし育てることを重視しているため、薄毛改善を目的に通っていただいている方には縮毛矯正をおすすめしておりません。
なぜ薄毛を気にしている方に縮毛矯正をおすすめしないのか、その理由は以下の通りです。
なぜ薄毛の人に縮毛矯正をすすめられないのか
縮毛矯正はくせを伸ばして髪を扱いやすくしてくれますが、もともと髪にダメージが出やすい方や毛量が少ない方、年齢とともに髪の悩みが出てきた方や薄毛改善をしたい方にはダメージが大きいため、クセやうねりが気になるからといって安易に縮毛矯正をしない方が良いと考えています。
どうしても縮毛矯正をしたいという方にまで強制的に止める事は出来ませんが、出来るだけ頭皮や髪の毛に負担を与えず成長を促進していくことこそ薄毛改善に繋がると考えているので、まずはしっかりとご自身の髪の毛を太く強いものにしましょう。
また、細く軟毛化している髪の毛に縮毛矯正をするとダメージがより大きくなり、抜け毛・細毛の原因にもなってしまうので、当店では薄毛が気になる方には縮毛矯正をおすすめしていないのです。
縮毛矯正をする前に生活習慣を改善してみよう
くせ毛はその人それぞれの髪質によるものではありますが、生活習慣やホルモンバランスが乱れていたり日頃正しいヘアケアができていないと、クセの状態がより強く出てしまう場合があります。
例えば、縮毛矯正をしたとしても、洗浄力の強いシャンプーで毎日洗髪していればキューティクルが剥がれ落ちてダメージが進行してしまいますし、反対に頭皮の状態が健康で食生活も気をつけていれば太くて健康な髪の毛が育ちやすくなり、いつの間にか髪のうねりやくせが気にならなくなったという方もいらっしゃるほどです。
薄毛や髪のダメージが気になるという方は、特に日頃の生活習慣やヘアケアについても見直すこと、またトリートメント効果が高く髪が元気になるダメージレスなヘナパックを取り入れてみることもおすすめです。
薄毛になる食事習慣と育毛の効果がある食事とは?髪に良い栄養素について【総編集】
【食べ物編】女性の薄毛・抜け毛に効果的な女性ホルモンを増やす方法
縮毛矯正をすると薄毛が目立つのは本当?薄毛の人が縮毛矯正をするメリット・デメリットまとめ
本記事では、縮毛矯正をすると薄毛が目立つのか、また薄毛になるという噂の真相や薄毛の人が縮毛矯正をするメリット・デメリットについて解説させていただきました。
縮毛矯正をはじめパーマやヘアカラーは、頭皮や髪に負担がかかりやすいため薄毛改善を目指している方にはおすすめ出来ず、また縮毛矯正は美容院で行われている施術の中で最も難易度が高く、美容師の技術力や経験値によって仕上がりに差がでやすく薄毛が目立つ場合があります。
後悔をしないためにも、どうしても縮毛矯正をかけたいという方は縮毛矯正の施術が得意な美容師を探したり、担当してくれる美容師とカウンセリングで納得がいくまでお話してみてください。
また、髪の毛のクセやうねりは食生活や生活習慣・日頃の正しいヘアケアで少なからず改善されることもありますので、普段のご自身の行動を振り返ってみましょう。実際に薄毛や抜け毛の悩みを改善された実例を下記のリンクにて紹介しておりますので、よければご参照ください。
既に髪の傷みや抜け毛・薄毛でお悩みの方は、適切な薄毛へのアドバイスをさせていただきますので、是非気軽に薄毛の専門家に相談してください。