頭皮がベタつくと、オイリーな髪ツヤやボリューム感の低下といった悪影響が出る場合もありますが、原因や治し方が知りたい方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、女性のベタベタと油っぽい頭皮の原因は皮脂の過剰分泌であり、ドライシャンプーなどのアイテムを使ったり、生活習慣を見直すことで改善できます!
この記事では、頭皮がベタつく原因や具体的な対処法・治し方をまとめてご紹介していくので、皮脂の量でお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。
女性の頭皮がベタつくのは「皮脂の多さ」が原因!
冒頭でもお伝えしているように、女性の頭皮が油っぽい場合の原因は「皮脂の多さ」です。
皮脂でベタベタした頭皮をそのままにしておくと、不快な臭いやフケが発生するだけでなく、結果として薄毛や抜け毛に繋がるため適切にケアすることが大切です。
まずは皮脂の過剰分泌に関する基本情報や、放置した場合の具体的なデメリットを解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
頭皮がベタつくのは皮脂の過剰分泌によるもの
女性の頭皮がベタつくのは、肌を守るための皮脂が過剰に分泌されてしまうのが原因です。
皮脂は頭皮や髪に適度な潤いを与えて、外部の刺激からバリアする役割を持ちますが、特に夏場は皮脂が過剰に分泌されて髪の毛がベタベタすることも多くなります。
しかし、ベタつくのが気になるからといってシャンプーをし過ぎるのも、逆に皮脂の過剰分泌を促すので適切なケアを意識する必要があるでしょう。
油っぽい頭皮を放置していると臭いやフケが発生しやすくなる
頭皮には顔のTゾーンの2倍以上の皮脂腺があるため、油っぽい状態を放置していると不快な臭いの原因となってしまいます。
皮脂の分泌量が増えるとシャンプーしてもフケが落ちにくくなるため、痒みや炎症によって頭皮環境が悪化し、結果的に薄毛に繋がる可能性もあるので注意してください。
女性の頭皮がベタベタになる理由とは?皮脂の分泌量が増える7つの原因
女性の頭皮が油っぽい・ベタベタするのは皮脂の分泌量が多いのが原因ですが、そもそもなぜ皮脂が増えたのかが分からない方も居るはずです。
ここからは、女性の頭皮がベタつく7つの原因を解説していくので、普段の生活習慣に当てはまる項目があればぜひ参考にしてみてください。
- シャンプーの洗浄力が強い
- 誤ったシャンプーのやり方
- 油っぽい食生活
- 睡眠不足
- ホルモンバランスの乱れ
- 量が少ない・髪の毛が細い
- 皮脂を分泌しやすい体質
原因①:シャンプーの洗浄力が強い
油っぽい頭皮のベタベタ感を落とすために洗浄力が強いシャンプーを選ぶ方も居ますが、逆効果となるケースもあるので注意してください。
洗浄力が高すぎると皮脂が落ちすぎて皮膚のバリア機能が失われ、乾燥やかゆみから肌を守るために皮脂量を増やしてしまうため、肌質に合ったシャンプーを選ぶことが大切です。
原因②:誤ったシャンプーのやり方
頭皮のベタつきが気になるからといって1日に何度もシャンプーする方も居ますが、洗いすぎにも注意が必要です。
シャンプーの回数が多いと必要以上に皮脂が洗い流され、乾燥・かゆみ・炎症から肌を守ろうとして皮脂分泌量が増えてしまいます。
ベタつく皮脂が気になって何度もシャンプーしていた方は、シャンプーの回数を1日1回に抑えるようにしてみてください。
原因③:油っぽい食生活
ファストフード・揚げ物の多いメニュー・スナック菓子の食べ過ぎなど、油っぽい食事に偏ると皮脂の過剰分泌を促してしまいます。
食事の栄養バランスの偏りは、皮脂の過剰分泌だけでなく、栄養不足で抜け毛が増える原因にもなるため要注意です。
また、砂糖などの糖分も身体の中で脂質に変わってしまうため、頭皮のベタベタ感を抑えたい時はスイーツなどの甘味も控えた方が良いでしょう。
原因④:睡眠不足
睡眠時間が短い・眠りの質が低いなどの睡眠不足は、成長ホルモンの分泌量を減らしてしまいます。
成長ホルモンが減ると頭皮の新陳代謝が低下して、荒れて乾燥した頭皮を守るために皮脂の分泌量が増えるので、しっかり寝ることも大切です。
また、成長ホルモンは髪の成長にも関係しており、睡眠不足は抜け毛や薄毛を進行させる原因にもなるので注意してください。
原因⑤:ホルモンバランスの乱れ
出産前後や更年期などによってホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量をセーブする女性ホルモンが減り、男性ホルモンが増えることで頭皮がベタつきやすくなります。
また、生理前に女性ホルモンのプロゲステロンの分泌量が増えると皮脂量も増加するので、体調や時期に影響される点にも留意しておくと良いでしょう。
- ストレス
- 栄養バランスの悪い食事
- 睡眠の質が低い
- 運動不足
- 過度な飲酒
- 喫煙習慣がある
- 出産後や更年期
原因⑥:毛量が少ない・髪の毛が細い
頭皮で分泌された皮脂は、頭皮全体へ行き渡った後に髪の表面に付着するため、髪全体がベタベタとオイリーな状態になる方も居ます。
毛量が少ない・髪の毛が細い方は皮脂が付着する量が減り、頭皮にベタベタ感が残りやすくなるため、髪のボリュームや肌質に合わせた適切なケアが必要です。
増えすぎた皮脂そのものが毛量が少ない・髪の毛が細い原因の可能性もあるため、髪の健康のためにも早めに頭皮のケアに取り組みましょう。
原因⑦:皮脂を分泌しやすい体質
人によって汗をかきやすい・かきにくい方が居るように、生まれつき皮脂を分泌しやすい体質の方も居ます。
体質的に皮脂が出やすい方の場合は、シャンプーの選び方や使い方のほか、生活習慣に問題がなくてもベタつきやすいので注意が必要です。
特に、頭皮は皮脂を分泌する他の箇所と比べて毛穴の数が多いため、体質的にベタつきやすい方は専門的な治療を視野に入れてみてはいかがでしょうか。
頭皮のベタつきは脱毛症に発展する可能性もある
皮脂の過剰分泌によるベタつきは、毛穴を詰まらせて育毛を阻害したり、抜け毛が増える原因にもなってしまいます。
生まれつき皮脂を分泌しやすい体質の方は、生活習慣を見直してもなかなか改善せず、薄毛が進行してしまう可能性もあるでしょう。
当店では、頭皮のチェックや専門的な治療・アドバイスを行っているので、ベタつく皮脂でお悩みの女性はぜひお気軽にご相談ください。
女性のベタつく頭皮をサラサラに保つための3つの対処法
女性の頭皮がベタつく原因が分かったところで、ベタベタする皮脂をサラサラに保つための対処法を確認していきましょう。
頭皮のベタベタ感は、あぶらとり紙・ドライシャンプー・オイルといったアイテムを上手く活用することで軽減することが可能です!
ここからは、頭皮のベタつく皮脂を抑えてサラサラに保つ方法を解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
- あぶらとり紙で拭き取る
- ドライシャンプーを使う
- オイルで頭皮マッサージをする
対処法①:あぶらとり紙で拭き取る
頭皮のベタつきをサラサラにするためにも、あぶらとり紙をカバンなどに常備しておくことをおすすめします。
皮脂が分泌されやすく目立ちやすい生え際・おでこにあぶらとり紙をあてると、サラサラ感を維持できるのでぜひ試してみてください。
あぶらとり紙はコンビニ・100円ショップ・ドラッグストアなど様々な場所で販売されているので、気になる方はお近くの販売店をチェックしてみましょう。
対処法②:ドライシャンプーを使う
ドライシャンプーは水を使わずに頭皮や髪を洗えるアイテムで、パウダー・スプレー・ジェル・ミストなど様々なタイプが存在します。
皮脂そのものを洗い流すことはできませんが、一時的に皮脂の分泌を抑えたりベタつきを軽減できるので、外出先で使うアイテムとして常備しておくと良いでしょう。
主にドラッグストア・スーパー・ホームセンターなどで販売されているので、頭皮をこまめにケアしたい方はぜひ購入してみてください。
対処法③:オイルで頭皮マッサージをする
オイルを使った頭皮マッサージは、古くなった皮脂を除去しながら、適度な潤いを与えて皮脂の過剰分泌を抑えられるのでおすすめです。
オリーブオイル・クレンジングオイル・ホホバオイルなどを使い、シャンプーする前に頭皮全体を指で優しく揉みほぐしましょう。
また、頭皮マッサージは血行改善による育毛効果も期待できるので、髪の毛のボリューム感にもお悩みの方は、日々の習慣として取り組んでみてください。
女性のベタベタ・油っぽい頭皮をサラサラにする3つの治し方
女性の油っぽい頭皮に効果的なアイテムと使い方をご紹介してきましたが、皮脂の分泌量を根本から改善したいという方も多いはずです。
最後に、女性のベタベタ・油っぽい頭皮をサラサラにする3つの治し方をご紹介していくので、ぜひできる範囲で日々の生活に取り入れてみてください。
- シャンプーの種類・やり方を見直す
- 食事内容に気を配る
- 生活習慣を改善する
治し方①:シャンプーの種類・やり方を見直す
シャンプーの種類とやり方を見直すことで、適切に皮脂汚れを落としながら、過剰な皮脂分泌を抑えることができます。
洗浄力が高すぎると逆効果ですが、洗浄力が弱すぎてもケアできないので、選び方が分からない場合は普段通っている美容院や薄毛の専門家に相談するのもおすすめです。
特に、皮脂が溜まりやすい頭頂部・耳の後ろ・襟足はしっかりと汚れを落とす必要があるので、丁寧なシャンプーを心掛けましょう。
治し方②:食事内容に気を配る
油っぽい食事を控えて食事の栄養バランスを整えることが、皮脂の過剰分泌を抑えることに繋がります。
前提としてファストフードやスナック菓子などはなるべく控えて、中性脂肪を減らす青魚・野菜・きのこ類・豆類をバランスよく摂取してください。
また、烏龍茶・緑茶・紅茶・ぶどうジュースなどの飲み物も効果的なので、水筒などに入れてこまめに飲むのがおすすめです。
食品の種類 | 中性脂肪を減らす効果が期待できる食品 |
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お魚 | イワシやサバなどの青魚 |
海藻 | 海苔・わかめ・もずく |
野菜 | ごぼうや大根などの根菜類 |
きのこ類 | しめじ・しいたけ |
豆類 | えんどう豆・大豆 |
その他食品 | 豆腐・納豆・もち麦 |
飲み物 | 緑茶・烏龍茶・コーヒー・紅茶・ワイン・ぶどうジュース |
治し方③:生活習慣を改善する
睡眠時間を7時間~8時間ほど確保しつつ、寝る前にパソコンやスマホを見ないようにするなど、睡眠の質を高めて成長ホルモンの分泌を促しましょう。
また、ウォーキングや軽度な筋トレなどで体を動かしたり、趣味の時間を作ることでストレスを発散することも大切です。
暴飲暴食などのストレス解消方法は逆効果なので、健康的な趣味や生活習慣を無理のない範囲で続けることを意識してみてください。
頭皮がベタつく女性の原因とは?ベタベタで油っぽい頭皮をサラサラにする対処法・治し方まとめ
この記事では、女性の頭皮が油っぽい原因や、ベタつく頭皮をサラサラにする具体的な対処法や治し方をまとめてお伝えしました。
頭皮がベタつくのは、生活習慣や体質による皮脂の過剰分泌が原因ですが、あぶらとり紙などで対処したり、生活習慣を見直すことで改善できる可能性があります。
ベタつく原因を自分で特定することは難しいので、専門家によるアドバイスや治療を受けてみたいという方は、ぜひ当店へお気軽にご相談ください!