髪を整える時に行うブラッシング。
朝のセット前には欠かせないものですよね。
髪のブラッシングを、行えば行うだけ髪をセットしやすい考えて、「ドライヤーする時」や「髪が濡れた状態」でもヘアーブラシを活用していませんか?
実は、今紹介した時に髪を梳かしてしまうと、キューティクルや頭皮を傷つけてしまうことがあります。
今回は、ブラッシングの効果・気を付けるべきことをお伝えするとと共に、正しいブラッシングのやり方を紹介します。
毎日行うことだからこそ、ヘアケアを意識してあげましょうね。
髪のブラッシングでNGな行動とは?
ブラッシングは、髪のツヤや整える上で効果的な働きがあります。
しかし、正しく使用することが出来ていない時は、頭皮やキューティクルを傷つけてしまう恐れがあります。
そんな、髪のブラッシングでついついやってしまいがちなNGな行動を2つ紹介します。
ブラシで頭皮を刺激する
「ブラシで頭皮をトントンッと叩くことで血流を促進できる」なんて聞いたことありませんか?
確かに、頭皮に刺激が当たり、血行が促されそうなイメージがありますよね。
しかし、このブラシの使い方はNGな行動です。
以前までは、ブラシで頭皮叩くと、血行が良くなると言われてきました。
確かに頭皮に刺激を与えるといった点だけを見れば有効的でしょう。
とはいえ、「刺激が強すぎ」です。
頭皮は顔と一枚の皮でつながった場所です。
神経が少ない分、傷みなどには強いですが決して強い肌ではありません。
この弱い肌を外部から守るために髪の毛は存在します。
故意に自分で頭皮を傷つけるブラシで頭皮を刺激することは控えましょう。
ポイント:マッサージが育毛効果がある理由とは?
頭皮への刺激は悪いものばかりではありません。
髪の毛を成長させる成長因子「IGF-1」は知覚神経を刺激することで増やすことができます。
そのため、マッサージによって頭皮に適度な刺激を与えることで、毛根部分での成長因子を促し育毛させることが可能です。
濡れた状態の髪にブラシを使用する
お風呂上がりに、ドライヤーする前にブラシで髪を梳かしてから乾かしていませんか?
この行動「NG」です。
キューティクルをはがして髪のツヤやハリを損なう原因になります。
というのも、濡れた髪は、水分を中に吸収して膨張した状態。
乾いた髪は何層ものキューティクルがびっしり閉じていますが、濡れた髪はキューティクルが開いた状態に。
キューティクルは髪を外の刺激から守る働きがあります。
濡れた状態の髪は、キューティクルが開きっぱなしのため、ブラシやくしによる刺激で切れ毛の原因につながります。
そのため、濡れた状態で毎日ブラッシングを行うと、抜け毛を増やす原因につながります。
ブラシを使ったNGな行動まとめ
- ブラシで頭皮を刺激する(強くこする・叩く)
- 濡れた状態の髪にブラシを使用する
ブラシを使うタイミングはいつ?
ブラシを使って髪を梳かすタイミングは大きく3つの正しいタイミングが存在します。
まずは自分が今、正しい使い方を出来ているかどうか確認してみましょう。
お風呂に入る前
お風呂に入る前にブラッシングをすることは、頭皮を清潔に保つ上で有効です。
私たちの髪や頭皮は、目には見えませんが、1日過ごした後は、汚れやホコリがたくさん付着しています。
この状態でシャンプー剤を付けたとしても、泡立ちが悪くきれいに洗う事が出来ません。
お風呂に入る前のブラッシングは、大きな汚れを落とす上で効果的で、髪についた汚れを落とすことが出来ます。
「汚れを落とす用のブラシ+セット用のブラシ」などといった具合に、お風呂に入る前のブラシは、別の用途と分けて使うようにしましょう。
また、こまめに洗って清潔に保つことも大切です。
スタイリングをする前
ヘアアイロンや髪を結んだり、スタイリングをする前に、髪が絡まった状態だと、ヘアスタイルが決まらないだけでなく、切れ毛の原因につながります。
特に、セットする時は朝の時間がないときがほとんど。
そんな時こそ、丁寧にブラッシングすることをおススメします。
結果として時短にも繋がりますし、髪へのダメージを最小限に抑えることが出来ます。
寝起きは、寝ぐせなど1日の中で最も髪が絡まりやすい時です。
面倒くさがらず、ブラッシングをした後に、スタイリングをしてあげましょうね。
髪を乾かした後
お風呂上がりに、髪の毛を整えたい・寝ぐせが付きづらくしたい人におススメです。
ドライヤーでしっかりと髪を乾かして、キューティクルが閉まった後にブラッシングをしてあげましょう。
ドライヤー後のブラッシングは、髪に溜まったドライヤー熱の分散することができ、熱ダメージを少なくします。
髪のブラッシングの正しいやり方とは?
ブラッシングのやり方をおさらいして、自分の梳かし方をセルフチェックしてみましょう。
「髪がパサつきやすい・傷んでいる人」
⇒ブラッシング前にヘアオイル・ヘアクリームを使用して髪を保護してから行いましょう。
ブラッシングの摩擦により静電気が起き、切れ毛や枝毛の原因につながってしまいます。
髪の毛は毛先から梳かす
髪の毛は毛先から梳かすようにしましょう。
髪は性質上、毛先にいけばいくほど「絡まりやすく・傷んでいます。
そのため、根本からブラッシングを行うと、途中で「ガッ」っと引っ掛かってしまうことも…。
髪への負担を最小限に抑えるためにも、まずは、毛先を丁寧にブラッシングしてから、根本へ移動して梳かしていきましょう。
髪に良いおススメのブラシとは?
「髪を梳かす」といった用途だけでも数多のヘアブラシが存在します。
髪の毛のことを考えたら、ブラシの使用するタイミングだけでなく、「ヘアブラシの質」までこだわってみてはいかがでしょうか?
頭皮に優しいブラシ
最近では、ブラシにオイルが配合されたエッセンスブラシや、クッション材が内側に入っているヘアブラシがあります。
オイルが配合されたブラシは、摩擦による静電気の発生が軽減され、切れ毛や抜け毛を防止する効果があります。
一方クッションブラシは、ブラシを髪に当てた時の衝撃を緩和させ、頭皮を強く刺激してしまうことを防止できます。
そのため、自分の毛質を確認してみましょう。
- 髪が乾燥気味なら「エッセンスブラシ」
- ついつい強く頭皮に当ててしまう人は「クッションブラシ」
ブラシの毛質が動物性
ヘアブラシには、プラスチックではない動物の毛を使用したブラシも存在します。
これらのブラシの特徴は次の通りです。
- 動物由来のため、毛質に含まれる油分により静電気が起きにくい
- 頭皮への刺激が少ない。
- 若干高い
- 洗うのが大変(乾かす時間がかかる)
取り扱いが少々大変であるものの、頭皮や髪へのダメージが少なく、汚れをよく取ってくれる特徴があります。
【まとめ】ヘアブラシの正しい使い方で切れ毛や頭皮ダメージを無くそう
いかがでしょうか?
ご自身の使い方は問題なかったでしょうか?
切れ毛や抜け毛が多い人は、日頃のケアとしてヘアブラシを正しく使うことも大切です。
正しく使うことで、スタイリングによる切れ毛や、シャンプーの洗い残しなどを防ぐことが出来ます。
毎日使うものだからこそ正しくブラッシングをしてあげましょうね。