鏡を見た時に生え際が後退しているような感覚を覚えて「おでこハゲになってしまったかも」と不安を抱えている女性も少なくありません。
結論から言うと、おでこハゲは女性ホルモンの減少や生活習慣の乱れといった原因が考えられますが、適切に対処することで改善する可能性があります!
この記事では、女性の生え際が後退するおでこハゲの原因と、具体的な対策や改善方法を解説していくので、お困りの方はぜひ最後までご覧ください。
女性の生え際が後退する「おでこハゲ」とはどんな状態?
生え際が薄くなるのは男性だけでなく女性にも見られる現象で、額の面積が広くなるので「おでこハゲ」とも呼ばれます。
おでこが広くなっているのを見てショックで落ち込む女性も多いですが、男性よりも比較的治りやすい症状なので安心してください。
まずは、女性の生え際が後退するおでこハゲの具体的な特徴や、自覚症状のチェックポイントといった基本情報から確認していきましょう。
女性の「おでこハゲ」はおでこの左右の髪の毛が薄くなるのが特徴
女性のおでこハゲは生え際の左右部分である、いわゆる「剃り込み」の部分から少しずつ薄くなっていく傾向にあります。
生え際が後退する原因としては、ヘアサイクルの乱れで髪が細い状態で抜けやすくなったり、女性ホルモンの減少で髪が弱々しい状態になっていることが考えられるでしょう。
左右から薄くなっていくことでアルファベットの「M」のような生え際になり、M字ハゲの状態になって悩む女性も多いです。
おでこハゲの可能性がある自覚症状
生え際が後退して実際におでこハゲになっている場合、いくつかの自覚症状が見られます。
前髪のボリュームが低下してまとめにくくなったり、こめかみ部分の髪の毛が薄くなるといった症状が見られる場合、おでこハゲの可能性が高いでしょう。
下記におでこハゲの可能性がある自覚症状をまとめているので、ご自身の状況にいくつ当てはまるのかをチェックしてみてください。
- おでこが広くなった
- 前髪の量が減った
- 前髪をまとめられない
- こめかみの髪の毛が薄い
- おでこを出すヘアスタイルに抵抗がある
女性のおでこハゲは男性よりも治る可能性が高い
おでこハゲは女性にとってかなりショックな症状ですが、男性の脱毛症と比べて治る可能性が高いので安心してください。
男性の抜け毛は男性ホルモンの影響が大きい一方で、女性は男性ホルモンが少なく、生活習慣や日々のヘアケアなどが抜け毛に影響しているケースが多いためです。
髪の毛や頭皮にとってマイナスになっている原因を見定めて、適切に対処することで少しずつ改善できる可能性があります。
女性の生え際が後退する「おでこハゲ」に考えられる7つの原因
女性がおでこハゲになってしまう際の具体的な症状が分かったところで、生え際が後退する原因について確認していきましょう。
冒頭でもお伝えしているように、女性のおでこハゲは女性ホルモンの分泌量や日々の生活習慣などが大きく影響しています。
ここからは、女性の生え際が後退するおでこハゲの7つの原因を解説していくので、ご自身の環境や生活スタイルと照らし合わせながらチェックしてみてください。
- 生活習慣の乱れ
- ストレスが溜まっている
- 女性ホルモンの減少
- 頭皮の汚れが落ちていない
- 髪の毛を引っ張る髪型・アレンジ
- 頭皮に負担がかかっている
- 脱毛症を発症している
原因①:生活習慣の乱れ
女性の生え際が後退するおでこハゲに考えられる原因1つ目は、生活習慣の乱れです。
食事をインスタント食品で済ませたり、日頃からあまり体を動かしていないと、健康的な髪の毛が生えにくくなってしまいます。
眠りの浅さや短さも抜け毛の原因になってしまうので、日々の過ごし方に関する全体的な対策が必要になるでしょう。
原因②:ストレスが溜まっている
女性の生え際が後退するおでこハゲに考えられる原因2つ目は、ストレスが溜まっていることです。
長期的なストレスは交感神経を刺激し、毛細血管を収縮させてしまうため、血流が低下して毛根に栄養が行き渡りにくくなります。
ストレスは女性ホルモンの乱れを引き起こす原因でもあるため、メンタルケアにも意識を向ける必要があるでしょう。
ストレスが現れる箇所 | 具体的な症状 |
---|---|
肉体面 | ・頭痛、肩こり、腰痛、胃など体の痛み ・下痢や便秘など消化器系の症状 ・動悸や息切れ |
精神面 | ・気分の落ち込み ・不安感やイライラ ・関心や意欲の低下 |
原因③:女性ホルモンの減少
女性の生え際が後退するおでこハゲに考えられる原因3つ目は、女性ホルモンの減少です。
女性ホルモンのエストロゲンは髪の毛のハリやコシに影響を与えるため、女性ホルモンが減少すると細くて短い抜け毛が増えやすくなります。
出産後や更年期に女性ホルモンが減少しやすくなるので、食事内容や生活習慣の見直しで整えていくことが大切です。
原因④:頭皮の汚れが落ちていない
女性の生え際が後退するおでこハゲに考えられる原因4つ目は、頭皮の汚れが落ちていないことです。
髪の毛の生え際部分は、シャンプーやファンデーションの洗い残しが多く、汚れが毛穴に詰まると頭皮環境の悪化を招きます。
頭皮環境が悪くなると太くて健康的な髪の毛が生えにくくなるため、汚れを残さない丁寧なケアが改善のポイントです。
- 夜にシャンプーをする
- シャンプー前にブラッシングをする
- シャンプーは髪のに合った量を使う
- 頭皮を洗うイメージでシャンプーする
- シャンプーよりもすすぎに時間を掛ける
- トリートメントは目の粗いコームで梳かしてから放置する
- 髪にトリートメントが残らないように洗い流す
原因⑤:髪の毛を引っ張る髪型・アレンジ
女性の生え際が後退するおでこハゲに考えられる原因5つ目は、髪の毛を引っぱる髪型やアレンジです。
髪の毛を後ろで結ぶキツめのポニーテールは、生え際が常に引っ張られて負担になるため、牽引性脱毛症を引き起こす原因になります。
コテやヘアアイロンで髪の毛をアレンジする際にも生え際に負担が掛かるので、代わりの髪型を模索するといった対策を行いましょう。
原因⑥:頭皮に負担がかかっている
女性の生え際が後退するおでこハゲに考えられる原因6つ目は、頭皮に負担が掛かっていることです。
外出する際に紫外線対策を行っていない場合、直射日光が頭皮を照りつけるので、日焼けなどのダメージが育毛に悪影響を与えます。
また、抜け毛が増えていると自覚している際は、ヘアカラーやパーマも一時的に避けたほうが良いでしょう。
原因⑦:脱毛症を発症している
女性の生え際が後退するおでこハゲに考えられる原因7つ目は、脱毛症を発症しているケースです。
ホルモンバランスの乱れで起こるFAGA(女性男性型脱毛症)や、先ほど解説した牽引性脱毛症などが、何らかの原因で進行している可能性もあります。
脱毛症を自力で完治させるのは困難なので、対策しても一向に改善しない場合は、専門のクリニックを受診した方が良いでしょう。
- FAGA(女性男性型脱毛症)
- 牽引性脱毛症
脱毛症によるおでこハゲは早めの治療が必要!
女性のおでこハゲが起こる原因を解説してきましたが、脱毛症を発症している場合は、手遅れになる前に早期治療を行なうことが大切です。
また、おでこハゲの原因がひとつとは限らず、複数の要因が絡んでいる場合もあるため、自分で行なう対策が原因に合っていないケースも少なくありません。
当店は女性のおでこハゲに関する専門的な治療と改善に向けたアドバイスを行っているので、確実に治していきたい方はぜひお気軽にご相談ください。
女性の生え際が後退する「おでこハゲ」への4つの対策方法
女性のおでこハゲが脱毛症以外の原因で発生している場合は、普段の生活や過ごし方を見直すことでゆっくりと改善していく可能性があります。
続いては、女性の生え際が後退するおでこハゲへの4つの対策方法を解説していくので、ぜひできそうな方法から実践してみてください。
- 生活習慣を改善する
- 頭皮へのダメージを減らす
- ヘアケアのやり方を見直す
- 日によって髪型を変える
対策方法①:生活習慣を改善する
女性の生え際が後退するおでこハゲの対策方法1つ目は、生活習慣を改善することです。
普段の食事から、髪の毛に必要なタンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂り、ヨガやウォーキングといった運動も定期的に行いましょう。
寝る前はスマホを見ずにマッサージやストレッチをした上で、最低でも6時間~7時間ほど睡眠時間を確保することをおすすめします。
対策方法②:頭皮へのダメージを減らす
女性の生え際が後退するおでこハゲの対策方法2つ目は、頭皮へのダメージを最小限に抑えることです。
外へ出る際は帽子を被るか日傘を差し、日光が直接頭皮に当たらない工夫をすることで、日焼けや炎症のリスクを抑えることができます。
一時的にパーマやヘアカラーを中止したり、ヘアアイロンの頻度を減らすことも大切なので、普段通っている美容院で新しい髪型について相談するのもおすすめです。
対策方法③:ヘアケアのやり方を見直す
女性の生え際が後退するおでこハゲの対策方法3つ目は、ヘアケアのやり方を見直すことです。
皮脂の詰まりは頭皮に悪影響を与えるので、シャンプーする際にぬるま湯で予洗いしたり、汚れを落とし切るためにしっかりとすすぐといったヘアケアの流れを見直しましょう。
また、入浴後は頭皮全体を指の腹や手のひらで優しくマッサージしてあげると頭皮の血行が改善するので、数分程度でも良いので毎日ほぐしてみてください。
- 頭皮全体を手の平でほぐす
- おでこの生え際~頭頂部までを指の腹でほぐす
- 耳の上~後頭部を手の根本で円を描くようにほぐす
- 首のつけ根を両手で軽く挟む
- 組み合わせた手の根本で頭皮を挟み、軽く持ち上げる
- こめかみを指の腹で回すように押す
対策方法④:日によって髪型を変える
女性の生え際が後退するおでこハゲの対策方法4つ目は、日によって髪型を変えることです。
毎日同じ髪型にしていると頭皮に負担が掛かるので、たまには髪を下ろしてみるなど、ヘアアレンジを日によって変えてみるのもおすすめです。
分け目の場所を変えたり、髪を結ぶ位置を変えたりするのも有効なので、新鮮なヘアスタイルを楽しむ気持ちで取り組んでみると良いでしょう。
女性の生え際が後退する「おでこハゲ」を根本的に改善する2つの方法
女性のおでこハゲは日常の取り組みで改善できる場合もありますが、根本から薄毛を改善したい方がほとんどでしょう。
最後に、女性の生え際が後退するおでこハゲを根本的に改善する2つの方法をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
- 自毛植毛を受ける
- 薄毛専門サロンで治療する
改善する方法①:自毛植毛を受ける
自毛植毛は自分の後頭部などから毛根を採取して薄い部分に移植する方法で、定着すると自然な仕上がりになるのがメリットです。
ただし、植毛から自然に髪が伸びるまでに8ヶ月~10ヶ月ほど必要になるほか、コストが100万円を超えるケースも珍しくありません。
また、植毛によって薄毛部分の根本原因が解決するわけではないので、植毛と同時に薄毛治療を行なう必要があります。
改善する方法②:薄毛専門サロンで治療する
薄毛専門サロンは、患者さんによって異なる悩みの原因を特定しながら、症状に合わせた治療を進めていくことが可能です。
サロンによっては一連の施術を安い値段で体験できるお試しコースを用意しているので、施術を受けてから検討できる点も魅力です。
ただし、サロンの場所によっては通うのが難しく、定期的に通う時間が必要になる点は事前にしっかりと検討しておきましょう。
女性の生え際が後退する「おでこハゲ」の原因や対策・改善方法まとめ
この記事では、女性の生え際が後退する「おでこハゲ」の症状と、具体的な原因や対策・改善方法についてまとめて解説しました。
おでこハゲの原因として生活習慣の乱れや女性ホルモンの減少といった理由が考えられますが、何らかの脱毛症が進行している場合もあります。
原因を正しく特定して確実な治療を進めていきたい方は、おひとりで抱え込まず、薄毛の専門家が在籍している当店へお気軽にご相談ください!