薄毛(AGA)治療薬であるフィナステリドの効果・副作用とは?

男性型脱毛症(AGA)の進行による抜け毛を予防する成分であるフィナステリド。クリニックや皮膚科などで診察を受けた男性は高確率でまず処方されるのがこちらの薬です。

 

もちろん。病院などで処方されるときに効果や副作用を先生から伝えられますが、その場だけではイマイチ分からずとりあえず飲むしかないと始めてしまう人も少なくありません。

 

AGAの治療として使用されるフィナステリドは風邪薬などのように3~7日程度服用して終わりの薬ではなく、発毛の効果を維持するためには毎日ずっと1錠飲み続ける必要がある医薬品です。

 

そのため、数年~数十年服用する人もいるお薬であるため、フィナステリドを服用する前に事前に知識を付けておく必要があります。そこで今回は、AGAの治療薬の一つ「フィナステリド」の効果と副作用について解説します。

目次

薄毛治療薬であるフィナステリドとは?

フィナステリドとは、AGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑制する有効成分です。しかし、元々は、前立腺肥大症の薬として開発されてました。その後の臨床研究の末、AGAによる脱毛症にも効果認められ、多くの人に愛用されています。

 

フィナステリドはあくまで薬に含まれる有効成分であり、販売名は「プロペシア」として流通しています。最近では、プロペシアのジェネリック医薬品である「フィンペシア」や「エフペシア」など個人輸入などで販売されています。

フィナステリドの配合量は?

フィナステリドを薄毛治療の用途して使用する場合、配合量は、次の3つとなります。

  1. フィナステリド0.2mg
  2. フィナステリド1mg
  3. フィナステリド5mg(日本では未認可)

MSD社から販売されているプロペシアは、0.2mgと1mgとなりますが、個人輸入サイトではフィナステリド5mgまで販売されていることもあります。AGAの進行度合いやクリニックによって処方される濃度は異なりますが、1mgを処方する病院が多いです。プロペシアの添付文書情報まとめ

フィナステリドの料金相場は?

AGA治療は、保険適用外のため、フィナステリドの購入できる金額は、薬やクリニックによってことなります。

1か月あたりの価格 クリニック・皮膚科 インターネット
プロペシア 4,000~7000円
診察料込:8,000~10,000円
4,000~6,000円
フィナロイド 2,000~3,000円
フィンペシア 2,000~3,000円

表をみて分かる通り、クリニックや皮膚科など医療機関で購入するより、インターネットで個人輸入で購入した方が安く購入することが出来ます。また、ジェネリックであるフィナロイドやフィンペシアは、プロペシアの半額以下で購入することが出来るのです。

 

個人輸入の場合医師の診察なしで購入となるため、自己責任となります。

フィナステリドの効果について

フィナステリドは、AGAの原因物質ジヒドロテストステロン(DHT)の生成を抑える働きがあります。男性型脱毛症は、下記の画像のように、男性ホルモンと還元酵素が反応することによって、ジヒドロテストステロンが生成されることによって進行します。

AGAが進行するメカニズム

ジヒドロテストステロンは、毛根部分に存在する毛乳頭細胞に結合することで、成長抑制因子を分泌することでヘアサイクルを乱し、抜け毛を増加させるのです。

AGAヘアサイクル

このように、AGAの方は、2~6年伸び続けるはずだった髪の毛が数か月~1年で脱毛してしまいます。

フィナステリドを服用すると…

フィナステリドをには、5α-リダクターゼを抑制する働きがあり、テストステロンをジヒドロテストステロンへ変換させるのを阻害させます。フィナステリドの効果

その結果、DHTによって抜けてしまっていた髪の毛が毛根に維持されて、抜け毛の本数が少なくなる効果を発揮します。そのため、フィナステリドは「髪を守る」守備の働きとしてイメージして頂くと良いでしょう。

AGAのメカニズムや原因について詳しく知りたい人向け

AGA(男性型脱毛症)のメカニズムとは?【原因と治療法について】

フィナステリドの効果が出るまでの期間は…?

フィナステリドの効果が出るまでの期間は、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版に記載されています。

【フィナステリド(1mg、0.2mg)を1日1錠(414名の日本人被験者)】

  • 48週間目にて、1mgでは58%、0.2mgでは54%
  • 2年間服用にて68%
  • 3年間服用にて78%

写真判定の結果、上記の割合で軽度改善以上の効果が確認されています。

当店でも元々フィナステリドを服用されているお客様が何名かいらっしゃいますが、産毛や効果を実感し始めたのは早い方で3か月、平均6ヵ月程度で発毛を実感した人が多かったです。

 

とはいえ、半年程度の服用で約半数が写真で変化を感じないといったデータも出ているため、フィナステリドでは効果がない人も一定数いることも確かです。

フィナステリドの副作用について

フィナステリドは第一種医薬品であり、男性ホルモンの働きを調整するお薬です。そのため、確率としては低いものの精神障害や男性性器機能に関わる副作用が報告されています。

副作用一覧 発症確率 具体的な症状
男性機能障害 0.7%~1.1% 勃起不全、性欲減退、
肝機能障害 0.2% 肝機能障害
抑うつ症状 頻度不明 うつ、精神的不安

上記の情報は、MSD社が報告しているプロペシアの添付文書にも記載されています。

男性機能障害が100人服用したら1人当たり発症、肝機能障害が100人中2人程度発症する可能性があるお薬です。比較的副作用の発症確率は低いですが、長期的に服用するお薬ですので、副作用まで把握した上で飲み始めましょう。

フィナステリドの服用をやめると…

フィナステリドやミノキシジルなどのAGA治療薬は、服用している間のみ効果を発揮します。そのため、服用を辞めて数週間~3,4ヵ月後には、フィナステリドの効果によって生えてきた髪の毛が抜けてしまいます。

 

このような現状をよく「リバウンド脱毛作用」と言われています。そのため。フィナステリドの効果を最大限維持するためには、常に飲み続けて、5α-リダクターゼを抑制し続ける必要があるのです。

フィナステリドに対して耐性が出来ることはある?

フィナステリドは長期的に使用することで効果を発揮します。そこで気になるのが、フィナステリドを服用し続けることで効かなくなる耐性が出来るかどうかですよね。

 

結論からお伝えすると、耐性が出来ることはありません。プロペシアの臨床研究において10年間は耐性出来る事はないことが明らかとなっています。

 

しかし、服用し始めよりAGAの進行スピードが生活習慣の乱れや加齢と共に進行すると、フィナステリドの効果のみでは抑制できなくなってしまうケースもあるそうです。臨床データに基づく薬剤耐性について詳しくまとめております。ご参照下さい。

フィナステリドは女性には禁忌な薬

フィナステリドの取り扱いには1点ほど注意が必要です。

フィナステリドは、ホルモンバランスを意図的に調整する働きがあるため、女性には、飲む・触ることが禁忌となっております。特に妊活中や妊娠中は、気をつけましょう。

 

妊婦の体内や血中にフィナステリドが混ざると、へその緒を通じて胎児へ供給されます。その結果、胎児の男性ホルモンまで抑制してしまうため、生殖器の生成に異常を起こしてしまう場合があるのです。

 

もし、妊活中の夫婦がいましたら、夫は一度フィナステリドの服用を控えた方が安心・安全となります。また服用しながら妊活をしたい要望は自己判断せず、専門家や医師に相談の上進めていきましょう。

 

同様に、AGA治療薬のザガーロも女性によって禁忌なお薬です。詳しくは「ザガーロ(デュタステリド)は女性は【飲む・触る】絶対NG!」をご覧ください。

フィナステリドは、医師・専門家の判断で使用しよう

フィナステリドの効果と副作用についてお伝えしてきましたが、これらは自己判断で始めるのではなく、医師や専門家に相談のもと始めることをおススメします。

 

また、20代からフィナステリドを服用する人もいらっしゃいますが、あまり早くから服用すると数十年単位で飲み続ける必要があるため、おススメできません。

 

金銭的な面でも、ずっと薬を飲み続ける精神状態も心配です。また、薬の力によって強制的に発毛させているわけであり、辞めてしまうとまた抜けてしまうのでお金をかけた分ショックも大きくなります。

 

まずは、薬を使わずにできるAGA・薄毛治療もありますので、そちらからチャレンジしてみるのも良いのではないでしょうか?薄毛は様々な要素が重なって引き起されるものです。その原因一つ一つを改善することで結果は現れます。

 

当サロンでは、AGA治薬で将来的に後悔してほしくない一心で薬を使わず治療することに専念しています。ほとんどの方が、当店に通われて原因を一つ一つ改善することで早い人では3か月平均6か月~1年で発毛を実感して頂いています。

 

ここまで読み勧めた方は、まず自分の生活習慣を見つめなおしてみましょう。それが薄毛改善への一歩なのです。

 

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