薄毛や抜け毛の悩みは、男性のみの悩みではありません。女性の多くも髪の毛の悩みを抱えております。特に30代に入り、「抜け毛」や「地肌の透け感が気になりだした」という方は少なくありません。
少しでも自宅で予防や薄毛を改善出来れば、女性に特化した育毛剤を使用してみるも、中々髪の毛が生える実感が湧かないことがほとんどです。また、塗るだけでなく、育毛サプリなどを服用しても効果を感じることが出来ず長続きしない人は多いのではいでしょうか?
実は、30代というのは、女性の体内で様々なバランスが変化する年代です。女性ホルモンの低下や環境の変化、育児、仕事など…。この急な変化によって抜け毛や薄毛が進行してしまうケースがあります。
更に、夫婦共働きが当たり前の時代となり、女性の負担が大きくなり若い年代で薄毛や抜け毛に悩む女性が増加していることも事実です。
そこで今回は、30代の女性に抜け毛・薄毛で悩む人多い理由を【原因と対策】に分けてしっかりとご説明させていただきます。
30代の女性に共通する抜け毛や薄毛の3つの種類とは?
女性の抜け毛や薄毛の進行具合は、共通する部分があり大きく3つの種類に分けられます。
- タイプ①:びまん性脱毛症(FAGAを含む)
- タイプ②:分娩後脱毛症
- タイプ③:円形脱毛症
特に、30代は生活環境が変化しやすく、それに伴い、抜け毛が増えてしまうケースが多いのです。また、女性の薄毛は、男性のように、てっぺんハゲ、前髪のM字ハゲのような局所的に薄くなりません。
「髪の毛全体的にぼやっと薄くなる場合」や、「分け目が目立つようになる」、「髪の毛をかき上げると薄くなっている」などの傾向があります。
実際の写真をお見せいたします。こちらは来店されたお客様の提供の元掲載しております。薄毛改善を行い、発毛された方3名に橋梁を頂いております。
このように頭頂部が全体的に広がる、生え際が薄くなるなどの特徴があります。私もそうかも知れないと感じた方は、ぜひこのまま継続して読んで頂けたら幸いです。
30代女性の抜け毛タイプ1:びまん性脱毛症(FAGAも含む)
びまん性脱毛症は女性の薄毛で最も多い脱毛症です。特徴として、頭皮全体の髪が均等に抜けて髪の毛が全体に薄くなります。特に頭頂部の分け目や生え際の1cm上程度が透けてくる方が多いです。
このびまん性脱毛症の大きな原因として考えられているのが2つあり、「血流不足」と「女性ホルモンの低下」です。女性ホルモンは20代をピークに30代になるにつれ、減少していきます。その結果、髪の毛が細くなり抜け毛が増加します。
また、冷え性など血行不良を起こしている場合、髪の毛を成長させるための毛根まで栄養が届かなくなり抜け毛が増えてしまうこともあります。
びまん性脱毛症は、急激に脱毛するわけでなく、徐々に進行するため、気づいた時はかなり悪化してしまうケースも少なくありません。
早期対策が悪化させない対策となりますが、まだ自分が薄毛かどうかわからない方へ確認することが出来る方法を下記に記載しております。良ければご覧ください。
30代女性の抜け毛タイプタイプ2:分娩後脱毛症
30代に子供を授かる女性が最も多いといわれています。妊娠は、喜ばしいことですが、体内のホルモンバランスの変動が大きいため、産後に急に抜け毛が増えることがあります。
分娩後脱毛症が起きる理由は、次のような理由があります。
子供が生まれるまでは、女性ホルモンであるエストロゲンホルモンが体内で多く生成されます。しかし、出産後は急激にエストロゲンホルモンが低下してしまうのです。
髪の毛の成長を促す働きがあるエストロゲンホルモンが急激に減少してしまうことで、一気に抜け毛が増えてしまうのです。普段は、お風呂の時に10本程度しか抜けていなかった人が、数十本~数百本抜けてしまったケースもあります。
分娩後脱毛症は自然と回復するケースが多い
分娩後脱毛症は、出産後に抜け毛が増加してしまうものの、ホルモンバランスが整えば自然と戻っていくケースが多いです。しかし、中には数か月~数年経っても中々戻らない方もいらっしゃいます。
この場合は、分娩によるホルモンの乱れ以外の薄毛になる原因(ストレス・食事・睡眠不足)が重なり、髪の毛が増えないことがあります。その時は、専門家へご相談下さい。
より詳しく産後の抜け毛について詳しく知りたい人は下記の記事をご参照ください。
30代女性の抜け毛タイプ3:円形脱毛症
30代の女性に多いのは、急な環境の変化や強いストレスによる円形脱毛症です。十円ハゲのような目立たない部分に小さいのが一つでしたら良いですが、中には広範囲で抜けてしまう多発性円形脱毛症などに悩む人は少なくありません。
このような女性の円形脱毛症が起きる原因は主に2つです。
- ストレス
- 自己免疫疾患
円形脱毛症の主な原因は、ストレスや体調不良(熱や病気)によって自己免疫が異常を起こし、自分の毛根を敵だと誤認識して攻撃してしまうことで生じます。
小さな円形脱毛症の場合は、自然と戻る場合がほとんどですが、円形脱毛症の治療が、ステロイド剤を頭皮に塗るなどの対症療法しかなく、広範囲の抜け毛の時は長期的な治療が必要となります。
円形脱毛症について詳しく知りたい人は下記の記事をご参照ください。
30代女性に多い薄毛や抜け毛について【5つの原因と対策】
30代の女性で抜け毛や薄毛が進行する原因は5つあります。それぞれの原因と対策を把握することで、ぜひ自宅ケアに役立てて下さい。
- ダイエット
- 老化
- ストレス
- 女性ホルモンの低下
- 血行不良
その①:ダイエット
ダイエットなどの食事制限は、女性の抜け毛や薄毛の原因になりうることがあります。特に、有酸素運動などの健康的に痩せるダイエットではないダイエット法を長期間行うと、生じることが多いです。
- その①:偏った食事
- その②:過度な食事食事制限
- その③:極度の糖質制限
無理な食事制限をしたダイエットは髪の毛へ非常に影響を与えてしまい、髪の毛がやせ細ってしまいます。食べない・カロリーが足りないと体重は落ちますがその分、髪への負担は大きいです。
身体が栄養不足になれば、当然髪に必要な栄養も不足してしまい、それが髪の発育不全に繋がり、抜けやすくなってしまうのです。
バランスを考えたダイエット法なら問題ない
過度なダイエットを行うのではなく。量は多くなくても良いのでバランスを意識した食事を摂取することです。既に危険なダイエットを続けて、抜け毛が増えた・薄毛が進行してきた場合は、髪の毛がちゃんと戻るまでに数年かかる場合もあります。
その場合は、専門家に相談して食事療法を実践して体の健康から取り戻して下さいね。
その②:老化
年齢を重ねるたびに起きてしまう現象「老化」によっても毛包が失われてしまいます。加齢によって、成長して伸びている髪の毛よりも、休憩している髪の毛「休止期毛」が増えて抜けやすくなってしまうことが原因となります。
体の老化の速さは、人によって異なります。それは、老化はある程度防ぐことが出来るからです。
体内の活性酸素量
老化は、活性酸素はいわゆる「体のサビ」が関係しているともと言われいます。活性酸素は、抗酸化酵素が減少する40代から急速に増えてきますが、生活習慣のバランスが悪いと30代でもどんどん生成されます。
老化による抜け毛への対策とは?
この体のサビを取ることが出来るのが、抗酸化作用のある食事を取ることです。具体的には、抗酸化ビタミン(ビタミンA,C,E)を多く含む食事です。
- 緑黄色野菜や果物(ビタミンA)
- 果物、野菜、いも類、お茶(ビタミンC)
- 植物油、ナッツ類、魚(ビタミンE)
その③:ストレス
ストレスを感じると、交感神経が働き血管が細くなり、血液の流れが悪くなります。血液は、体の隅々まで栄養を届ける働きがあり、もちろん髪の毛も血液によって栄養を供給されています。
ストレスがかかり、血液の流れが悪くなれば、髪に届く栄養も少なくなってしまい、髪の毛が「抜けやすくなる・育たない」可能性があります。
30代は家事や育児などこれまでなかったライフイベントが多くあり、特にストレスが多くなりがちです。そのストレスがうまく発散できずに蓄積してしまうことで髪の毛が薄くなってしまいます。女性に多いのが、「頑張らなきゃッ」と自分にストイックになってしまいます。
女性のストレスによる抜け毛対策とは?
単純ですが、休憩してください。たまには自分にも優しくしてあげてください。このバランスが大事なのです。また、ストレスを改善する効果がある行動を紹介します。
- ヒーリングミュージックを聞く
- 有酸素運動をする
- 森林緑を行う
- 「やらなければならない」を極力減らす
- 好きなことをとことんする
抜け毛や薄毛で既に悩んでいる人は、今の不安を専門家にぶつけて気持ちを軽くしてみるのも一つの手ですよ。
その④:女性ホルモンの低下
女性ホルモンに含まれるエストロゲンは、髪の成長を促す働きがあります。つまり、女性ホルモンが減ってしまうと髪の毛周期が乱れ、髪の毛が成熟しきる前に抜け毛となってしまうのです。
- 出産
- ピルの服用
- 加齢
- ストレス
このような女性ホルモンの変化が多いのが30代の女性なのです。30代になり、急に体内のエストロゲンホルモンのバランスが乱れて抜け毛が増えて薄毛となるケースが多いです。
女性ホルモンによる抜け毛の対策とは?
体内の女性ホルモンを減らさずに維持することが大切となります。女性ホルモンを維持する対策としては2つです。
- その①:血液循環量を上げて、髪の毛まで女性ホルモンを届ける
- その②:女性ホルモンを食事から高める
血液循環量を上げるには、亜鉛・鉄分・葉酸をしっかり摂取することをおススメします。亜鉛や鉄分には、体内の血液量の増加・ホルモンの生成量を増やしてあげることが出来ます。
女性ホルモンを高めたい人は、簡単に取り入れることが出来るのが、大豆製品です。大豆製品に含まれる、大豆イソフラボンは、腸内にて【エクオール】といった物質に変化することで女性ホルモンの代わりとなって働いてくれます。
しかし、中々生活習慣を改善しただけでは、治らないことが多いのが現状です。その場合は、薄毛の専門サロンをご利用下さい。当店にも、女性のホルモンバランスの乱れによって髪の毛が薄くなってしまった方が最近では多く来店しております。
⇒30代女性の薄毛でお悩みの方は吉祥寺のメディカル発毛サロンへ
その⑤:血行不良
頭皮が血行不良になると、毛根は毛細血管から酸素や栄養を受け取れなくなります。その状態が続くと、髪の成長に必要な栄養が無くなり、成長過程にあった毛が途中で抜けてしまうのです。
女性の場合、男性よりも冷え性など末端の血流不足で悩む人が多くいます。そのような方は、一度「頭皮の色」を確認することで血流状態を確認しましょう。血行が悪い頭皮は、赤色~茶色をしています。
このように血流が悪い頭皮は、赤く血管が見えたり、全体的に茶色くなってしまうのです。
血行不良が原因の抜け毛対策は?
血行を良くすることは、日常の中にたくさん隠れています。
- 湯舟につかる
- 運動をする
- バランスの良い食事
- 睡眠時間の確保
- しょうがを食べる
- ストレッチをする
【日ごろのケア】薄毛が気になる女性が使うべきシャンプーとは?
髪の毛は日ごろのケアからと言われるほどシャンプーも髪の毛の健康を維持する上では大事な要素です。
シャンプーの種類はたくさんあるため、何を選んで良いか分からないは少なくありません。市販のシャンプーの中で、最もおススメできる種類が、「アミノ酸系シャンプー」となります。
こちらは、低刺激で他のシャンプーを比べ頭皮への刺激が少ないシャンプーとなります。
アミノ酸系シャンプーの中でも、ココイル○○、コカミド○○、など記載が上に書いてあるシャンプーがおススメですよ。
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女性の抜け毛や薄毛におすすめの病院・クリニックは?
早期に治したい方や自分ではどうしようもない方は一度専門家に相談することをおすすめします。特にこれまであまり効果がないといわれてきた発毛サロンも現在では非常に高確率で髪の毛を生やすこと出来ます。
当店の発毛療法は、内服薬を使わずに髪の毛が増やせるため、お子様がいる女性におすすめです。また、プライベートを確保した誰にも会わないクリニックやメディカル発毛サロンが増えてきておりますので、一度相談してみるのもいいでしょう。
専門家の診療を受けることで、自分では気づかなかった薄毛の原因を知ることもできるかもしれませんよ。
女性の薄毛は自分に合った対策を
いかがでしたか?
30代の女性は、出産やお仕事・家事のストレスなど多忙を極めています。その中で、自分に無理をし過ぎてしまうと結果として髪の毛が細く薄くなってしまう場合もあります。
日ごろから無理をし過ぎず、適度な運動とストレスの軽減してあげることを意識してくださいね。
けど一体どんなシャンプーが良いの?