こんにちは。スーパースカルプ発毛センター吉祥寺駅前店の店長(ばとり)です。
薄毛改善を目指すうえで、皆さまにお伝えしたい重要なポイントがあります。
それは、生え始めた産毛をいかに太く育てていくかということです。
改善前の状態によって個人差はあるものの、当店に通い始めて3ヶ月程経つお客様の多くは、頭皮に産毛が生え始めます。
生え始めの産毛は柔らかくて細いため、パッと見ただけでは髪の毛が増えているようには見えないかもしれません。
そのため「しっかり太い髪の毛に成長するの?」「産毛で大丈夫なの?」と、不安になる方もいらっしゃいます。
そこで今回、発毛技能士である私が、産毛が生え始めたら健康な髪の毛に育てるためにやるべきことについて解説します。
そもそも産毛とは?
産毛とは、髪の毛が生え始める時に出てくる最初の髪の毛です。髪の毛は、休止期⇒早期成長期⇒成長期⇒退行期⇒休止期とヘアサイクルを回しております。
産毛は、休止期から早期成長期へと移行する段階の髪の毛であり、その後4~6か月ほどかけて成熟した髪の毛へと成長していきます。ですので、今までなかった産毛が生えてきた=健康で太い髪の毛が成長してくるサインでもあるのです。
そのため、産毛しか生えてこないと落胆せず、まずは髪の毛が生えてきた!と喜んでくださいね。髪の毛は急には成長していかず段階を踏んでゆっくり成長します。
産毛が未熟な状態のまま抜けてしまわないように、しっかり育毛活動に取り組みましょう。
産毛が生えてきたら発毛のチャンス
産毛が生えてきたということは、何を意味するのでしょうか?
実は産毛は、薄毛改善のための嬉しい変化が現れはじめた証となります。そのため、産毛が生え始めたら薄毛を克服するチャンスとも言えます。
- 毛根がまだ生きている
- 薄毛を克服できる可能性が高い
1.毛根が生きている
髪の毛は毛根部分が完全に死滅してしまっていると、絶対に髪の毛は生えてきません。しかし、産毛でも髪の毛が生えてくるとなると、まだ毛根部分には毛母細胞が存在し活動している証明となります。
薄毛で髪の毛が生えてこなかった人は、ヘアサイクルが乱れ、髪の毛が成長するための活動を休憩してしまっている状態です。成長できずに休憩中の毛の割合が多くなることで、薄毛になっていることが多いのです。
当店で診察する際も、マイクロスコープを使用して薄毛部分の頭皮の毛穴をしっかりと確認し、まだ成長の見込みがあるかを判断しております。また、この髪の毛の休憩中の期間が長ければ長いほど、髪の毛は生えてくるのが難しくなります。
そのため、産毛が生え始めるまで半年~1年程かかってしまうという方もいらっしゃいます。
2.薄毛を克服できる可能性が高い
産毛が生えてきたら、その柔らかい毛をしっかりとハリ・コシのある太い髪の毛へ成長させることができれば薄毛を克服できる可能性が高くなります。
また、産毛が生えてきたということは、髪の毛の周期が成長期へと移行し始めたという証明にもなります。
通常、薄毛はヘアサイクルが乱れて、成長期が短くなり、生え際や頭頂部が十分に成長しきらずに脱毛してしまう現象によって引き起こされます。異常ヘアサイクルは、適切な改善処置をとれば十分に正常なヘアサイクルに戻すことができます。
そのため、ヘアサイクルをもとに戻せば、産毛は2~6年と成長し続け、しっかりとした太い髪の毛に変化していきます。
産毛が生えてきてたら次にやるべきこと・意識することは?
当店では、産毛が生えてきた後も継続してご指導をさせていただいております。なぜなら、このせっかく生えてきた髪の毛が異常サイクルのせいで脱毛してほしくないからです。
産毛が生えてきたら、子供を育てるかのごとく大事に育てて成長させ、薄毛改善に取り組んでいきましょう。ここからは、産毛が生えてきたら意識してやるべきことをご紹介しますね。
- 食生活の改善
- 睡眠
- 血行の促進
この3つを意識的に取り組み継続していくことで、産毛が太くしっかりした髪の毛へ成長することが期待できます。
1.食生活の改善
食生活は髪の毛と密接に関係しています。食べたもので体が作られるので、食生活が乱れていると薄毛改善の妨げとなります。特に産毛が生え始めたときは、頭皮環境が変わるチャンスでもあるので、食べるものを意識しましょう。
食事はバランスが重要で、炭水化物60%、タンパク質15%、脂質25%の割合で摂取するのが最もよいとされています。そのため、1食につきご飯、お魚・又は脂身の少ないお肉、納豆、小鉢一品にするなど、食事の内容を意識することで、生えてきた産毛を元気な髪の毛へと成長させることにつながります。
頭皮のことを考えるのであれば、血流を悪くする塩分濃度が高い食べ物や、脂っこい食事は控えるようにしましょうね。
こちらの「まごわやさしい」と呼ばれる食材を意識して取ることもお勧めしております。この食品を意識して食べることで、最もバランスの取れた食事になります。
食事は人によって好みがあり、好きなものに偏りがちです。せっかく生えてきた産毛をしっかり成長させるためにも、これらの食品を意識して食事に取り入れてみましょう。
2.睡眠
睡眠も産毛を成長させるうえでとても大切です。人が寝ている時間は一番成長ホルモンが分泌されるため、最も髪の毛が成長する時間帯となります。
そのため、十分に睡眠がとれている人と、寝不足の人とでは髪の毛のハリ・コシが変わってきます。また、寝ているときは人間の自律神経のうち、副交感神経が交感神経よりも優位な状態となります。
この副交感神経は体をリラックスさせる効果だけでなく、血管を弛緩し血流を高める作用があります。質の良い睡眠を十分にとることで、より副交感神経が優位な状態となり、成長ホルモンが分泌されやすくなります。
睡眠と髪の毛の関係は切っても切れない関係であり、薄毛改善をする上でとても重要ですので、睡眠のリズムを整え、質の良い睡眠を心がけましょう。
3.血行の促進
産毛をしっかりとした髪の毛に成長させるためには、血行を促進することも重要です。まず、血行を良くする習慣を意識して生活しましょう。血行を良くするためにやるべきことは次の3つです。
①適度な運動(有酸素運動)
適度な運動は血行を促進する上でおすすめです。特に酸素を必要とする有酸素運動は産毛を成長させるにも効果的です。まず、ウォーキングやランニング、水泳などに取り組んでみてはいかがでしょうか?
②禁煙
タバコに含まれるニコチンやタールは毛細血管を収縮させたり、髪の毛に必要な栄養素を過剰に消費させてしまいます。産毛をしっかりとした太い毛に成長させるために、禁煙することをおすすめします。
とはいえ、なかなかタバコが辞められないという方は、数本吸うを減らしたり、電子タバコに切り替えるなどして、できるだけ控えましょう。
③頭皮マッサージ
頭皮の血行を促進させるためには、頭皮マッサージもおすすめです。
ただし、強引に力強く頭皮をマッサージしてしまうと、毛細血管を傷つけてしまったり、せっかく生えてきた産毛が摩擦によって抜けてしまうことがあるので注意しましょう。
指の腹で、頭皮をしっかり押さえて、やさしくゆっくり回すようにマッサージしてあげましょう。
最後に
産毛が生えてくる時は、薄毛改善のターニングポイントだと私は皆さまにお伝えしております。産毛が生えてきた=しっかりとした太い髪の毛に育てるチャンスです。
そして、今の薄毛対策の効果がでてきている証明にもなります。まだ産毛しか生えてこない…と不安がらずに、まずはフサフサへの第一歩だと思って喜びましょう!
もし、自分なりに努力して産毛が少し生えてきたけど、そこからなかなか変化しないという方や、今後どうしていけばいいかわからないという方は、一度薄毛の専門家に相談することをおすすめします。


スーパースカルプ発毛センターでは、薄毛改善を目指してこれだけ発毛した方もいらっしゃいます。薄毛のお悩みは一人で抱え込まず、まずはご相談くださいね。