女性の薄毛「ヘアロス」が若い年代でも増加しているのをご存知ですか?
共働きの割合が増えるとともに、育児に家事に、そして仕事にと女性は大忙しです。そのため、ストレスや生活習慣の乱れが起きやすく、髪の毛が薄くなってしまったなんてことも多くあります。
「30~40代なのに、抜け毛が増えてきた。」
「前より生え際のボリュームが少なくなった。」
「もしかして私も薄毛かも…?」
と不安を抱える女性の薄毛【ヘアロス人口】が増えています。また、女性の髪の毛は、女性ホルモンと密接に関係していることが明らかとなっており、更に今では20代で薄毛の悩みがある人も増加しています。
女性にとって、髪の毛は美の象徴であり、抜け毛や薄毛は死活問題と言えるでしょう。とはいえ、自分が薄毛なの?ヘアロスと言われる症状なの?と判断をすることは難しいでしょう。
そこで今回は、60秒でできる自宅でヘアロス確認を行うとともに「女性の薄毛原因と対策」についてお伝えします。
女性の薄毛の悩み「ヘアロス」って?
ヘアロスとは、最近出来た造語でもありますが、[hair-loss]髪の毛を失うということもあり、女性の薄毛・抜け毛全般の脱毛症を総称した名前です。
というのも以前までは、【薄毛=男性の悩み】と印象がありましたが、今では、女性の薄毛も当然起こりうる悩みである背景もあり生まれた言葉です。
さらに近年では、ヘアロス人口の増加率と悩みをもつ女性の年齢が20代~30代と若くなっているのが特徴の一つです。
ヘアロスチェック【目安:1分】
ヘアロスについて、簡単に紹介を行ってきましたが、原因や対策をお伝えする前に、行ってほしいことがあります。
今一度自分が薄毛(ヘアロス)なのか簡単なチェックを行ってみませんか?
ヘアロスかを確認するには、頭皮の状態・生活習慣から予測していく必要があります。
今回行うのは、簡易的な確認法です。この条件には当てはまらないが、つむじや分け目が気になる人も当然います。
その場合は、より詳しく調べる必要があるため、一度薄毛治療の専門家などへ相談してみることをおススメします。
【ヘアロス】バイタルチェック
では、これからあなたがヘアロスかどうか確認しておきましょう。
行う項目は、具体的な症状と生活環境を確認することで薄毛かどうか確認していきます。
<頭皮チェックシート>
- 抜け毛がふえた
- 分け目が目立つようになってきた
- 髪の毛が細い
- 髪の毛にコシがない
- 髪の毛を上げると薄いところがある
- 細い短い髪の毛の抜け毛が多い
- 髪の毛全体的にボリュームがなくなってきた
<生活環境チェックシート>
- 最近ストレスを感じることが多い
- 睡眠時間が6~8時間以下である
- 偏った食事をしている
- 喫煙者である
- 脂っこいものが好き
- カラー・パーマをよくする
- 生理不順である
- ダイエットをしている
いかがでしょうか?
女性の薄毛は、髪質を見るだけでなく、生活習慣と非常に密接しているため、生活環境もしっかり確認していくことが重要です。
自分に当てはまる項目があった場合は、何個該当したのか覚えておいてくださいね。
【ヘアロス】バイタルチェック結果
<頭皮チェックシートの結果>
★1~2個該当した人
また、今の段階では気にならない・大丈夫と感じるぐらいでしたら、生活環境を変えて髪の毛によいバランスの良いご飯やストレスをため過ぎない生活を意識してあげて下さいね。
育毛の為に良い食べ物や悪い食べ物は「育毛に【良い・悪い】食べ物の見分け方とは?【薄毛に効く食事完全マニュアル】」を参考にして下さいね。
もし、不安でしたら、一度専門家に相談するのがよいでしょう。
★2個以上該当した人
ヘアロス予備軍もしくは、ヘアロスの可能性が高いです。2つ以上当てはまる人はまずは、生活環境のチェックシートで当てはまる項目がある場合、改善してあげることから始めてあげましょう。
<生活習慣チェックシート>
★2個~3個該当した人
女性の薄毛を進行させる生活習慣を行っている可能性があります。ヘアロスは生活習慣の積み重ねにより、自律神経やホルモンバランスが乱れることによって進行します。
そのため、思い当たる節がある方は、少しでも改善できるように努めてあげましょうね。
女性の【進行型ヘアロス】3つの要因とは?
女性の薄毛が近年進行する要因として3つの要因が考えられています。
進行してしまうヘアロスを阻止するには?
女性のヘアロスの進行を阻止するには、前述したの3つの要因に対処する必要があります。人によって原因が1つだけの場合もあれば、他の2つと組み合わさって薄毛が進行してしまうこともあります。
しかしながら、自分自身で本当の原因がどれであるかを突き止めることはほとんど不可能です。そのため、セルフケアで何とかしたい人は、3つの要因を解決する必要があります。
もし、早急に何とかしたい場合は、専門家に相談をして自分の進行型ヘアロスの原因を確認するのも一つの手ですよ。
女性の薄毛【ヘアロス】を改善するには?
もし、ヘアロスになってしまった場合は、自分自身の私生活を見つめなおす必要があります。
- 過度な負担がかかっていないか(精神的・肉体的の両方ともです)
- 睡眠時間は適切か
- 食生活は偏っていないか
- リラックスしているか
など、多岐にわたります。今回は、円形脱毛症や抜毛症のようなケースを除いた場合にヘアロスを改善するためにおススメの行動をお伝えします。
円形脱毛症かも…という方は、下記を参照下さい。
- その①:女性ホルモンを高める
- その②:バランスの取れた食事
- その③:ストレスの軽減
その①:女性ホルモンを高める
女性の薄毛の原因の多くは、女性ホルモンの低下があげれます。女性ホルモン(エストロゲンホルモン)は、髪を伸長させ成長期を長くする働きがあります。
エストロゲンホルモンは、脳の視床下部から卵巣へ信号が送られることで体内へ放出されます。しかし、過度なダイエットや慢性的なストレスがかかると、命令が上手く伝達することが出来なくなります。
その結果、ホルモンバランスの乱れに繋がります。
また、それだけでなく、女性ホルモンは、20代半ば~30代前半でピークを迎え、40代から急速に低下します。そのため、30代後半から髪のボリュームが減ったなど感じてしまう人も少なくありません。
女性ホルモンを増やすためには、自律神経のバランスを整えたり、食事により補給する必要があります。特に大豆に含まれる大豆イソフラボンは腸内で「エクオール」へと変換されることで女性ホルモンと同じ働きをしてくれますのでおススメですよ。
その②:バランスを意識した食事
セルフチェックの項目にもありますが、偏った食事や過度なダイエットは髪へ送ることが出来る栄養を減らします。その結果、髪がやせ細り抜け毛の増加につながることもあるのです。
そのため、日頃から、「タンパク質・ビタミン・亜鉛」などバランスの取れた食事を取ることを意識しましょう。とはいえこれらを考えて献立を考えるのは一苦労です。
そこでおススメなのが、「まごわやさしい」の食材を食事に入れ込むことです。
まごわやさしいを意識するだけで自然とバランスの取れた食事を食べることが出来ますよ。
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その③:ストレスの軽減
慢性的なストレスは、交感神経を刺激して末端の血流の流れを悪くしてしまいます。髪の毛は末端の血流(毛細血管)から酸素と栄養を受け取ることで成長します。
進行型ヘアロスの症状を軽減するには、精神的なストレスを軽くすることも重要となります。
ストレス解消法は人によってさまざまですが、有酸素運動、ヒーリングミュージックを聞く、睡眠時間の確保は立証されたストレス解消法なためおススメですよ。
女性の薄毛【ヘアロス】と分かったら早期対策を
いかがでしたか?
女性の薄毛の悩みは人に話すことが出来ず、一人で抱え込みがちの悩みの一つです。多くのヘアロスになってしまった人は自分を追い詰めてネガティブになってしまう方が多い傾向があります。
中にはうつ病も発症してしまう場合もあります。
その時は、一人で抱え込まず専門家に相談することも手段の一つとして覚えておいてくださいね。